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二次創作小説(紙ほか)
- ペトリフィカス・トタルス ( No.6 )
- 日時: 2018/03/30 09:05
- 名前: 未碧 (ID: eD.ykjg8)
「断固拒否するわ。」
クレアレネッサは腕を組んだ。
マコグナガルは厳しい顔で言う。
「塔に行かなければなりません。今すぐにです。」
あの初対面の人を幽閉しようとする訳?
「変人に用は無いのだけれど。」
スタングレネードを使ったら逃げられるかしら。やってみましょうか。
マクゴナガルから見えないように耳栓を取り出すと、クレアレネッサはそっと服のブローチを外した。
そのままブローチの裏にあるピンを引き抜き、マクゴナガルに投げつける。
素早く耳栓を着け、目を閉じてスタングレネードの脳を揺らすような効果が終わるのを待つ。目を閉じ、耳栓をしても近距離だと影響を受けてしまうのだ。
ダンブルドアが魔力酔いと言っていた現象であまり素早く行動出来ないけれど、スタングレネードならある程度は効いている筈。
「ミス・ブランドン、失礼ですよ。」
マクゴナガルは変わらない姿で立っていた。老人もクレアレネッサをじっと見ている。
クレアレネッサはまた舌打ちをした。
クレアレネッサは考え込んでいた。銃は効くかもしれない。あまり影響せずに相手に自分の装備を見せるだけになるのは困るけれど。
マクゴナガルは素早く棒切れを振った。
「ペトリフィカス・トタルス、石になれ。」
クレアレネッサは考え込んでいた数秒の間で手足がぴったりと胴体に付いた。身体が全く動かなくなる。脳以外の部位は眼球も含めて全く動かせなかった。
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