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二次創作小説(紙ほか)
- 忘れられない光景 ( No.5 )
- 日時: 2018/04/11 22:37
- 名前: マスカット (ID: eD.ykjg8)
今日は誰が食事当番だったっけ。
やっと孤児院のシルエットが見えて来た。だけれど何故か赤く光っている。焦げ付いた嫌な臭いやうっすらとした煙、けたましいベルの音がして消火活動に当たっている屈強な男性たちが現れた。
エスティルは走り出した。
「どうして!どうして孤児院が燃えてるの?」
近くのお爺さんが気の毒そうに見て来て言った。
「それが、いきなり数時間前に建物から火が噴き出してきたんだな。近くの奴は魔女の仕業だって言ってるんだがな。きっとそうだ、なんせまるで魔法みたいに火の回りが早いもんだから。」
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