二次創作小説(紙ほか)
- 3.魔理沙の社交ダンス ( No.3 )
- 日時: 2018/04/06 13:35
- 名前: アプフェルシュトゥルーデル (ID: eD.ykjg8)
今日は私、霧雨魔理沙が準備の様子を話そうと思う。
宴会で紫が話してから、もう数か月経った。
偉そうでも意外と分かりやすいレミリアの説明や、物凄くスパルタな慧音の語学特訓のおかげで今では全員英語が得意なんだぜ?
アリスの制服ももうすぐ完成するらしい。なんでも、怪しまれないように外の世界の化学繊維とやらを入手してもらうのが大変だとか言ってたな。
この前パチュリーの所に行ったらいつもは追い返されるのに三大魔法学校対抗試合についての本を探してくれたんだが、珍しい事もあるもんだ。
さて、最近は競技について勉強したり、かなり本番に向けての練習やら準備が進んでるんだが。今日の練習内容がさっぱり分からないな。
何だよ、社交ダンス?
紫によると、
「四大魔法学校対抗試合は四校の生徒間での交流を目的としたイベントですもの。」
だそうだが、ダンスパーティーがあるのか?
私が聞くと、
「クリスマスダンスパーティーがありますわ。クリスマスはヨーロッパで信じられている聖人の誕生祭ということを御存じかしら。そのクリスマスに、四校の生徒が参加してダンスパーティーをしますの。」
いかにもレミリアとか慣れてそうだな。私はダンスはあんまり好きじゃないんだが。
「勿論、他校でも自校の生徒でもパートナーさえいれば参加はできますわ。でも貴方たちにはイギリス魔法界の調査の為にできるだけホグワーツの生徒とダンスパーティーでも関わっていただきたいの。」
これは鈴仙は完全に怒ってるな。霊夢もだ。
「各校代表選手は必ず初めに踊る習わしがあるそうですけれど、だれが選手に選ばれるか分からないですもの。皆さんには社交ダンスを練習していただく訳ですわ。」
「「「私は踊りたくないのだけれど。」」」
鈴仙、霊夢、レミリアがじっと紫を睨み付ける。ん?レミリア?さっきまであんなに鬱陶しい顔をしてたのに、嫌なのか?
「私は元軍属ですから。」
「面倒くさいわ。」
「この高貴な吸血鬼の私が魔法族みたいな人間と踊りたくないのだけれど。」
フランが物凄くうんざりしてるな。こいしなんか完全に無視だ。
それで、色々あったんだが結局3人の内最後まで粘ってたレミリアが折れて結局練習することになった。レミリアはそんなに踊りたくないのか?それとも単に我儘なだけか。
「手を腰に当てて頂戴。鈴仙、力を入れすぎね。ワルツです。」
紫の指導で鈴仙が切れそうなのが分かるな。
「1、2、3、だよ、こいし。」
フランはダンスが上手なんだな。
「えー。1、2、2、3、んー。3、4、あれ?」
こいしはダンスが苦手みたいだ。そりゃあ、私もあんまりできないけどな。
あーあ。よく分からん。