二次創作小説(紙ほか)

第26訓さよならじゃない、また明日 ( No.26 )
日時: 2018/06/24 14:49
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

「いやぁ少し寂しくなるな〜山南くんが来なくなると」
「チンピラ警察の中でも愛嬌もあったし、優しかったものね」
「松原兄ちゃんも来なくなっちゃったよ…」

老若男女問わず全員が真選組(特に山南や松原)が来なくなったことを
悲しそうに話していた。

今、近藤たちが営んでいた道場は伊庭が代わりに営んでいるらしい。

 ◆

「えぇ〜〜〜〜!!?」

アイドル寺門通はある道場で声を上げた。

「真選組の人たち居ないんですか!?」
「う、うん」

伊庭は頷いた。通はガックリと項垂れた。
「そんな〜一日局長やらせてもらったとき山南さんに世話になったから
 お礼に来たのに〜…」

実のところ彼女は山南に惚れていたのだ。
「ごめんね来てくれたのに。彼らは江戸を守るために江戸を
 去ったんだよ。大丈夫、きっといつか帰ってくるよ」
「そうします。伊庭さん、ありがとうございました!
 また来ますね」

そう言って彼女は背を向けた。

「(そういえば『また』って言ってたような?)」


第27訓帰って来たアホ共 ( No.27 )
日時: 2018/06/24 16:23
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

今から数十分前アルタナ解放軍戦艦内。

そこには喜喜、桂、坂本そして相手方の提督がいた。

「(ヤバい!トイレに!トイレに…)」

そう思い喜喜は立ち上がろうとするも桂と坂本に
止められる。

「安心しろ」
「替えはちゃんと持ってきてあるから」

「Σ(゜д゜lll)ガーン」
二人の持っているブリーフを見るなり座る。

「まさかこれを発射させる気なのか。後三分」

ブゥッ!
天人が近づいた瞬間、将軍は少しやってしまった。

「ま、まさか!侍の腹にはある力があるという。それを
 腹ギリという」

「「(いえ…ウ○コです)」」

「食物繊維というものを食べさせることでその威力を
 抑えることができる」

「(詳しいけど…ウ○コです)」


 ◆

その辺りを聞いた新八は深いため息とともに

同じことを言った。

今現在、この辺りにはアルタナ解放軍が暴れ回っていた。
「よぉ眼鏡くん」

新八が顔を上げるとそこには一人の男がいた。
神楽が話していた男だ。

恐ろしいほどの白い肌の男…。そして日光に慣れた男。
「夜兎…霊竜!?神楽ちゃんが言ってた骨折りの霊竜って!!」

「別にお前の新八の骨を折るつもりはない。俺は夜兎…
 戦場で暴れる動物だ」


 ◆

城内。

「え…え!?」

さよは思わず二度見した。

「久しぶりですね、姫様」
「松原様!」

「俺だけじゃない。俺たち真選組、ただいま帰還しました」
さよは思わず松原に抱き着いた。


一方、銀時たちは帰って来た真選組と共に走っていた。

「変わったなんてもんじゃない…もうメタモルフォーゼして
 プリキュアになるレベルだから!山南さんが変わってたらって
 予想したらヤバい」

「あはは、そんな簡単に俺は変わらないよ千尋ちゃん。
 まぁ色々みんな変わったけど特に問題はない!…と思う」
「最後のがなければ!」」




第28訓いつも大人しい奴でも危ないことをする時がある ( No.28 )
日時: 2018/06/24 17:06
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

爆発に千尋たちも気付いた。

「千尋、来いよ」

最近よく地球に来るようになった神霧は千尋を呼んだ。
大きくした鉄扇を肩に担いだ。

「行くんだろ?何が何でも」
「勿論」

 ◆

真選組は物陰に集まっていた。

「サンナン先生、俺たちにはボーナスはあるんすか?」
「う〜んそうだな…事にもよるけど300人倒したら一つ
 何かしてあげるよ」

全員がざわつく中、永倉と島田はその様子を眺めていた。

「山南、割と楽しそうだな」
「まぁそれが山南だろ」

大きな爆発と同時に全員が動き出した。

物陰から出て集団でそのまま止めにかかった。

「来たな戦闘狂」

「戦闘狂じゃあ不安か?警察」

神霧は山南と目を合わせた。

「何っ!?なぜこんなところに秋兎族が…!?」
「ぐああああ!?」

近くの天人が悲鳴を上げ白目をむいて倒れた。

「霊竜さん!」
「クックック…もっとやってやるよォォォォ!!」

いつもクールな霊竜が狂気的な笑みを浮かべ次々と
敵を倒していく。

「あんなに性格変わるもんなんだな…」
「同感…だけどいけるよ」