遠野side私が彼女と会ったのは、突然だった。デスクワークに集中していたところ、後ろから申し訳なさそうに肩を優しく叩かれた。誰だろう、と振り替えるとそこには黒髪にリボンを結った女の子がいた。遠野「えーっと、君、名前は?」突然で頭が働かないが言葉をひねり出し、目の前の少女に話しかけた。そりゃあ、話しかけにくいでしょうね。誰でも殺気を少々漂わせながらパソコンいじってる人になんて....