二次創作小説(紙ほか)

Re: ポケモン探検譚【擬人化】 ( No.7 )
日時: 2018/11/24 16:00
名前: 虹原虹 (ID: s00TEuml)

古い屋敷、その中に一人の男がいた。黒い目の赤い瞳孔が
不気味に光を放っている。
???「ギーラ様この人間などどうでしょう」
顔に二本の傷痕がある青年が提案する。彼の服は縫い目だらけで
鼻と目以外はほとんど肌が見えない暗い色の服を着ている。
彼の名前をヨギリ。
ヨギリ「イノリという人間の子です」
ギーラ「そうか…では彼女に怖がってもらおうか」
???「お、じゃあ攫ってきていいのか?ギーラ様」

暗い紫の髪をした青年が寄ってくる。赤い目に黒い瞳がある。
目の下には黒い涙のメイクがされている。彼の名前は
ゲンジュ。
ギーラ「あぁ、だが一旦人が少ないところに引き込んでからに
することだ。後の方法はゲンジュに任せる」
ゲンジュ「おっしゃ!じゃあ行ってくる」
ゲンジュが影に消えた。その後、数人が影から現れた。

黒いメイド服を着た少女が指を鳴らすと蝋燭に小さな火が灯る。
黒髪の青年と青髪の青年が笑みを浮かべながらヨギリから
写真を奪った。その二人は目元に仮面をつけているのに…。
二人の名はそれぞれダンギとギルという。メイドをドウルという。

ギーラ「さぁお客を迎える準備をしよう。ドウル、カップを
用意しておいてくれ」
ドウル「かしこまりましたギーラ様」

【ヨギリ…ジュペッタ擬人化】
【ゲンジュ…ゲンガー擬人化】
【ダンギ&ギル…ニダンギル擬人化】
【ドウル…ランプラー擬人化】
【ギーラ…ギラティナ擬人化】

Re: ポケモン探検譚【擬人化】 ( No.8 )
日時: 2018/11/24 16:32
名前: 虹原虹 (ID: s00TEuml)

今は夜、イノリは家へ向かっていた。あちこち歩き回っていたのだ。
ゲンジュ「見〜付けた♪」
不気味な声にイノリは振り返った。赤い目と黒い瞳孔が怪しい光を
放っていた。
イノリ「誰…貴方…何処から?」
ゲンジュ「お前の影さ。ずっと潜んでたんだぜ?クカカッ」
ゲンジュはイノリの腕を掴みニヤリと笑った。
ゲンジュ「ごあんな〜い♪」
イノリは夜の影に吸い込まれていった。

イノリが体を起こすと近くに紫の火が灯ったランプが転がっていた。
それを握り彼女は館を歩く。少し進み角を曲がるとイノリの真横を
二本の剣が飛んできた。尻もちをついた。

イノリ「何…ここ…早く出なきゃ!」
走り出したイノリの足を何者かが掴む。そして影の中に強制的に
引き摺り込んだ。

背中を強く打ったイノリの顔をダンギとギルが覗き込む。
ギル&ダンギ「驚いた?」
イノリ「うわぁぁ!!?」
ギーラ「二人とも、そのぐらいにしておけ。心肺停止で倒れて
もらっては困る。驚かせてすまなかった」

****
イノリ「は〜なんだ話したいだけか。悪い人じゃなくてよかった」
ギーラ「人間を驚かすのは彼らにとって楽しみの一つなんだ。
特にゲンジュは人の恐怖心が大好きだから。でも悪い子じゃない、
そこにいるヨギリも傷痕だらけだが悪い子ではないさ」
イノリ「そうなんですか…あ!私、帰らないと」

そういってイノリは屋敷を出た。