二次創作小説(紙ほか)

Re: 凡人はマフィアになる ( No.3 )
日時: 2018/11/26 19:04
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

黒曜ランド、ここが今も残っている理由は10代目がずっと大切に
しているからだ。前の霧の守護者、六道骸がいた場所だという。
勿論、現15代目霧の守護者も幻術士だ。霧里輪廻という少年が
その幻術士だ。彼の隣には霧江ミロクという少女がいる。控えめな
少女だが幻術の腕前は中々のモノだ。彼女は守護者代理だ。
そして15代目守護者らを集めたのはキャバッローネ15代目ボス
ディールだった。

紡「えっとディールさん何で私たちをここに?」
ディール「先代14代目ボンゴレボスには大空の守護者の他に
彼女に忠実な幹部がいた」
ミロク「14代目は確か…沢田佳代様?」
シャオ「紡先輩の亡き祖母ですね」
ディール「その幹部は15代目になるのが紡であることを嫌がっていた。
まぁ結局は紡がなるんだが…少し話が入ってな。動き出したようだ」

全員が息を呑む。話の流れで行けば勿論。

ディール「スプレンドール、全員が14代目の従者を名乗る集団だ。
だが腕は本物だ、気を付けろ」
???「流石ボンゴレ同盟マフィア、キャバッローネボス、ディール様
ですね。耳が御早い」

扉の前に立つ藍色の髪の青年は靴の音を鳴らしながらこちらに
歩み寄りスッと頭を下げる。

???「スプレンドール、ラピス・ラズリと申します。以後お見知りおきを
で、佳代様のお孫様は…」
紡「えっと私、ですね」

紡が手を挙げる。ラピスは視線を紡に移した。
彼は紡の前で一礼する。

ラピス「お会いできて光栄です。紡様、ですが今回は敵同士です」
悠斗「ってことは…」
ラピス「ここでやり合う気はございません。ちゃんとした形で
お手合わせさせていただきます。それを伝えに参っただけですので、
またお会いしましょう」

ラピスの体がスッと辺りに解けた。

輪廻「ふぅん…あの人が私と同じ幻術士ですか」

Re: 凡人はマフィアになる ( No.4 )
日時: 2018/11/26 21:00
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

ディール「全員、試して欲しいんだが…」
ディールのリングに橙の炎が灯る。
ディール「どんな奴でもそれぞれの属性の波動を持つ。俺と紡は大空の
炎、輪廻とミロクは霧の炎、夜霧は雲の炎…それぞれの属性を持つ。
その死ぬ気の炎を操れるようになれば十分戦力アップができる。
リングに炎を灯してみろ。自分の炎をリングに集中させるんだ」

全員が苦戦しつつリングに集中する。一番初めにクリアしたのは
夜霧と悠斗、輪廻だ。悠斗が色々コツを教えてくれる。
数十分で全員がリングに炎を灯せるようになったことに
ディールは驚く。

ディール「(最低でも3時間はかかると思っていたけど…)後は
慣れるだけだ」

 ****
夜の並盛中学校の校庭。かつて沢田綱吉らがボンゴレリング争奪戦を
行った場所。

???「そうですか。貴方が沢田紡様ですか。私、ロキ・ディアマンテ
と申します。私から色々ご説明させていただきます。同じ属性を
持つ者同士一対一で戦っていただきます。本来なら反則の技も
許可します。ただし戦っている守護者以外が外から邪魔することは
反則となります、では…第一回戦は…」

ロキアが一歩下がり、黄緑の髪を一つに結んだ半開きの目をした
男が前に出た。
???「エメラルド・ステッラ、雷の守護者。で?そっちは誰?」
奏斗「松風奏斗だ」

ロキがスッと微笑み指を鳴らす。

そして屋上にいつの間にか立っていた。
ロキ「雷のステージです。どちらかが降参するか倒れたら勝負は
終わりです。では…スタート」