二次創作小説(紙ほか)

Re: 凡人はマフィアになる ( No.15 )
日時: 2018/12/01 18:28
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

アメジストの過去。
数年前、彼はミルフィオーレの残りたちに捕らわれていた。
元より彼は身体が頑丈なため様々な実験を試されていた。
体は成長しているが寿命以外で死ぬことがない。それを気味悪がられ
世間に馴染むことはできていなかった。

アメジスト、なんて名前も無かった。

「ぼ、ボンゴレだ!」「逃げろ!」
???「皆、ここに捕らわれてる子は避難させて!」

ヒールを鳴らし一人の女性が彼の前に屈む。ミディアムの黒髪の
女性はアメジストをギュッと抱きしめる。
???「怖い思いをしたでしょう。もう大丈夫。私は沢田伊織、
ボンゴレ14代目よ。貴方、住む場所はないでしょう?私のところに
来ない?」

****
アメジスト、伊織は彼にそう名付けた。
アメジスト「14代目…」
伊織「ホントに貴方は打たれ強いのね」

アメジストの体は痣や傷だらけ、常人なら立っているのがやっと
だろう。だが彼はどんなに殴られても辛い顔をしなかった。
伊織「私の孫はきっと私の…今までのボンゴレの意思を継いでくれる。
私の直感がそう伝えてくるわ。私は年を取っていつかは死んでしまう」

伊織「その頑丈さ、頼りにしてるわよアメジスト」
アメジスト「ッ!えぇ、14代目に叩かれるなら本望ですよ」

伊織は少し困ったように苦笑した。