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二次創作小説(紙ほか)
- Re: ボンゴレとコスタ ( No.10 )
- 日時: 2018/12/22 13:35
- 名前: azuno* (ID: s00TEuml)
青い逆立った髪をした男の額には橙の死ぬ気の炎が灯っている。
彼こそコスタファミリーの初代ボスだ。
彼は椅子から立ち上がり永華の前に立ち微笑んだ。
初代「お前は何のために戦い、何のために上に立つ?」
永華「私は…皆のために戦います、それだけしかできないから。
それにボンゴレ10代目候補のツナ君もきっと同じ思いでいるはず」
男は笑い指を鳴らす。視界が真っ暗になる。
****
楓真が永華のリングに灯っている死ぬ気の炎を見て驚く。
透けた橙色の炎が燃えている。
楓真「(高純度の炎…)」
楓真は最後の最後に任されたことを思い出す。この時代の彼女が
倒れた時、彼女のモノを全て託された。
楓真は永華から離れ片脚を少し後ろに下げた。
楓真「ここからは実戦あるのみ。俺が練習相手になる、遠慮は
いらない」
永華は静かに頷いた。彼女の額に死ぬ気の炎が灯った。
楓真「俺、永華ちゃんから全部託された。これ」
楓真は永華に二つの指ぬき手袋を渡す。手の甲にはXの文字が
刻まれている。その手袋を永華は嵌めた。
永華「(何だろう、なんとなく使い方が分かる)」
楓真はもう一つ、彼女に匣を渡した。
楓真「匣兵器、属性によってあるけど大空の波動がある永華ちゃんなら
どれも開けられる永華ちゃんは多分霧以外の属性も扱えるはず」
永華「分かった。頑張ってみるよ」
楓真が再び片脚を下げた。永華も炎の推進力を使い宙に浮き
真っ直ぐ直進する。
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