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二次創作小説(紙ほか)
- Re: ボンゴレとコスタ ( No.11 )
- 日時: 2018/12/22 14:30
- 名前: azuno* (ID: s00TEuml)
ヴァリアー雲の守護者グランが蓮夜を、スクアーロが龍真を
特訓していた。
スクアーロの剣と龍真の小太刀が激しくぶつかり合う。
スクアーロ「太刀筋は良いがまだ足りねえぞ!!」
龍真「分かってるって」
龍真はその場に素早く屈み足を掛けるもスクアーロは躱した。
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蓮夜は鉄扇を振るっていた。だがグランには掠りもしない。
グラン「(そろそろかな)」
蓮夜「喰らえ!!」
蓮夜が鉄扇を横に振るった。だがグランはそれを防いだ。
グランの服の袖の隙間からは鉤爪がある。
蓮夜「お前の武器、鉤爪か」
グラン「そうだよ。じゃあ続きをしようか、時間も無いし」
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楓真は永華の構えを見て微笑む。前に出した右掌から純度の高い
炎を放ち後ろに向けた左掌からは普通の炎を出し態勢をキープする。
同じ技をこの世界に来ているツナも覚えた頃だ。だが少し違う。
永華「X BURNER雲式!」
炎が枝分かれし、躱した楓真を追尾する。
楓真は晴れの炎を右脚に纏わせ回し蹴りを放つ。X BURNERと
彼の蹴りがぶつかる。煙が立ち込め永華は片目を閉じ衝撃に
耐える。煙の中を突っ切り楓真はあっという間に永華との距離を
詰め彼女の片腕を掴んだ。
永華「あ、ち、ちょっと待った!!」
楓真「耐えろよ」
楓真は永華を投げた。壁との距離がどんどん縮む。永華は剛の炎を
両足に集中させ距離を留める。永華が息を吐いた。
永華「(詰められたら楓真さんの土俵、ならなるべく距離を広げる)」
楓真「(あの構え…)」
永華との距離を詰めようとした楓真は急いで後ろに下がった。
永華「タスカータ・エノルメ!」
逃げるのが遅かった楓真は橙色と水色の炎の渦に呑み込まれた。
タスカータ・エノルメ、炎で渦を作り出し特定の範囲にいる者を
呑み込むという技だ。
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