二次創作小説(紙ほか)
- Re: 銀魂オリジナルver. ( No.8 )
- 日時: 2019/03/03 00:03
- 名前: azuno* (ID: s00TEuml)
響が住む家に一人の男が来ていた。橙色の癖がついた短髪、ほんのり浅黒い肌をした
アオザイ姿の男だ。
響「昼兎族…明嵐だったか?何のためにここまで来たんだ?ここの事を知ってる辺り相当
調べたんじゃねえの」
明嵐「まぁな。アンタ夜兎族だろ?それもかなり強いみたいだし…夜兎の団長さんに聞いたよ
ボコボコにされたってね、それでうちの団長も興味を持っちゃってね」
響は溜息を吐いて天井を見上げた。
響「あの野郎…次会ったら肉塊にしてやる…」
悪役のような口調だ。それを聞き心の中で明嵐は笑った。
明嵐「それで提案、アンタ中澤琴音って奴を知ってるだろう?知ってること全部教えてくれない?
これも団長命令でね、背いたら殺されそうだから教えてくれると有難いんだがな…」
響「…それも神威がベラベラ喋ったのか」
明嵐「さぁ?俺的にも興味はあるさ、夜兎と互角で戦った少女剣士ってな」
響「…それならそっちも取って置きの情報を持ってるんだろうな?若しくは俺が喜びそうなモノを」
明嵐「アンタの事なんて分かってるさ。あの夜王鳳仙を唯一負かした男、地球で初めて
出会ったのが中澤琴音の一家だったんだろ。だからアンタにはその中澤琴音のステータスも
含めて全て教えてもらう、代わりに俺たちのことを教えてやるからさ」
響は暫く目を閉じた。そして何かを決心し目を開いた。
響「…分かった。俺が知ってる限りのことは教える」
明嵐「お、じゃあ俺たちのことを教えてやるよ」
****
別の日、明嵐は八郎に声を掛けた。
八郎「明嵐さん、ですか。僕は桜庭「あーいい良いよ自己紹介なんてさ」?そうですか」
明嵐「いやアンタに会えて光栄だよ。あの隻腕の美剣士と呼ばれる桜庭八郎に会えるなんてさ」
笑顔で話しかけてくる明嵐に八郎も笑顔で答えた。
八郎「そんな…僕よりも強い人は山ほどいますから」
明嵐「もっとゆっくり話したいな、少し見せに行かないかい?」
八郎は苦笑して首を横に振った。
八郎「僕、少し待たせている子がいるので」