二次創作小説(紙ほか)

Re: 家庭教師ヒットマンREBORN!新 ( No.1 )
日時: 2019/03/16 14:50
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

咲丘家、そこには咲耶とその母である彩芽と咲耶の元にやってきたダンという男。
執事と名乗っているが本当は凄腕のヒットマンだ。
彩芽「ホントに助かるわダンさん」
ダンは家事の手伝いをしている。その笑顔は爽やかでアイドルのようだ。
ダン「居候させてもらっていますから当然です。一段落したので出かけてきますね」
最近、並盛中学校で事件が多発している。風紀委員や生徒が何者かに襲われているという。
それの首謀者であろう六道骸を倒しに行くというのだ。
ダン「とりあえずお前にはこれを渡しておく」
ダンは咲耶にリングを渡した。橙色の四角形のリング、それはリベルタリングという。
咲耶「これ…私がもらっていいの?」
ダン「先代がお前に渡せと言った。守護者は俺が選抜する」
リボーン「到着したみたいだなダン」
沢田「咲耶たちも来たの?」
山本「これで全員だな!」
ビアンキ「貴方ダンって名前だったのね。異名しか聞いたことなかったから驚いたわ」
ダン、マフィア界では血塗れ執事などと呼ばれている。主に金持ちや貴族を標的にし
執事だと名乗りその主人を殺すことから由来しているらしい。
ダン「あぁ」
ビアンキ「次は咲耶のお母さんがターゲット?」
ダン「殺す気はねえよ。俺が狙うのは金持ちや貴族ぐらいだ」
リボーン「じゃあ黒曜ランドに乗り込むぞ」
咲耶「(黒曜…そこに六道骸って人がいるんだ)」

一方、黒曜ランド。六道骸は助っ人としてある男を雇った。マフィア界の便利屋だ。
???「今にも崩壊寸前って感じだな」
黄色の瞳をした男だ。黒曜中の制服の上を腰に巻き付けている。
骸「待っていましたよ八雲澪」
澪「あれだけの金を渡されたからな。んで、仕事内容は?」
骸「簡単です。ここに来るであろう人物を殺すボンゴレとリベルタを潰すこと」

Re: 家庭教師ヒットマンREBORN!新 ( No.2 )
日時: 2019/03/16 15:06
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

咲耶「ここってもう封鎖されてるはずだよね」
ダン「だが中に入れないワケではなさそうだ。拠点にするなら打ってつけの場所だな」
リボーン「ダンたちは別の場所から行ってくれ」
二手に別れようということだ。咲耶とダンのみリボーンたちとは別方向へ進んだ。
獄寺「リボーンさん、あのダンって奴は信頼できるんですか?」
リボーン「アイツはリベルタファミリー九代目が直々に彼女の元へ向かわせた。それだけ
信用できる存在ってことだぞ」
ビアンキ「それに実力は本物よ。ツナたちを倒すことなんて彼にとっては赤子の手をひねるよりも
簡単なことでしょう」

別方向に向かっていたダンたちは足を止めた。ダンが咲耶を引き留めた。彼は辺りを見回す。
咲耶「あの…どうしたの?」
ダン「可笑しい…さっきから同じ場所を何度も通っている」
咲耶「まぁ確かに…私たちを閉じ込めてるみたいな…その骸って人が何かしてるのかな」
ダン「多分違うな…」
ダンは辺りを何度も見回す。
咲耶「ダンさん後ろ!」
振り返った直後、右頬を何者かに殴られた。吹き飛ぶほどではなかったがかなり痛い。
澪「やったと思ったけど厄介な人物がいたね」
ダン「便利屋…確か八雲澪だったか」
澪「俺もアンタの事なら知ってるよ。血塗れ執事、そっちの子がリベルタファミリー十代目
ボス咲丘咲耶って子かな」
澪の視線はダンから咲耶に移った。驚く。澪の眼は獲物を狙う獣の目だ。だがすぐに
優しそうな笑みを浮かべる。
澪「ビビらすつもりはないさ。このまま帰って大人しくしてくれた方が俺としては
嬉しいんだがそうはいかないだろ?だから」
ダン「六道骸にここに来る俺たちを殺せと依頼されたんだろ」
澪「正解。じゃあ褒美としてここで永遠にさよならだ」

Re: 家庭教師ヒットマンREBORN!新 ( No.3 )
日時: 2019/03/16 15:44
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

ダン「厄介だな。幻術使いってのは肉体的苦痛に弱い奴が多いと思ったが…」
術を使っている澪は姿を消す。ダンの目前に姿を現しがら空きの腹に膝蹴りを喰らわす。
咲耶「ダンさん!」
澪「悪いね。俺の仕事は殺害だ」
ダン「咲耶…横に避けろ!!」
幻覚だと分かっている。だがそれでも中々破ることが出来ない。掠ったりはしているが
咲耶は自身の直感を頼りに躱している。
咲耶「うっ…!!」
咲耶が蹲る。澪の肘打ちだ。澪は立ち上がり殴り掛かって来たダンの喉仏に肘打ちする。
急所である喉だ。流石のダンも崩れる。
澪「仕事だけど女の子に手を上げるのは慣れないね」
澪が懐に隠し持っていたナイフを取り出し振り下ろした。咲耶の体が宙を舞い地面を転がる。
咲耶「ち、ちょっと…なんで!」
ナイフを手で掴んでいるダンがいた。
ダン「お前のことを任されている身だ」
澪「だけど立つのもやっとだろう?」
ダンの足元に亀裂が走る。火柱が上がろうとしているのだ。命を捨てて守られるのは
嫌だ。出来ることはなんだ!!橙色の死ぬ気の炎が額に現れる。
ダンが察しナイフから手を放し横に飛び退いた。澪は突然のことで驚き放たれた死ぬ気の炎を
受けてしまう。
咲耶「命は捨てるモノじゃない…でしょ?ダンさん」
咲耶は微笑んだ。ダンも笑い返す。
ダン「…後は任せる」
服の袖は焼け焦げ澪自身も結構なダメージを受けている。
澪「一本、取られたよ…」
咲耶「悪い人じゃない。もうやめてほしいんですけど…ダメですか?」
澪は微かに笑って首を横に振る。
澪「仕事だからね出来ないよ。だけど…俺の負けだ」
辺りの幻術が解け澪が膝をガクリと落とした。
澪「…六道骸は負けた。そして依頼内容も変わった…今度は世話役だ」
ダンは立ち上がり澪に霧のリベルタリングを渡した。
ダン「霧の守護者になれ。それでこの一件のことは見逃してやるよ」