二次創作小説(紙ほか)
- Re: 家庭教師ヒットマンREBORN!新 ( No.10 )
- 日時: 2019/03/16 23:54
- 名前: azuno* (ID: s00TEuml)
ダン「これでようやく6人目、後は雷か…」
ダンは溜息を吐いた。何かを心配している様子も感じられる。
咲耶「あの…どうしたの」
ダン「物騒な話をリボーンから聞いた。ボンゴレ・リベルタファミリー狩りをしている人物が
いるらしい。それも日本にいるって話だ」
咲耶はガックリと項垂れた。この前の戦いで身体の節々が痛い…。
リボーン「厄介なのはソイツの戦闘スタイルだぞ。話によると雷の死ぬ気の炎を体に
纏って戦っていたらしい」
ダン「雷の炎の性質は…硬化。なるほどな全身を硬化してるってことか」
ダンは納得するように頷く。
澪「じゃあ狙いは咲耶と綱吉君かな?」
澪は話す。
リボーン「依頼中に聞いたことはないのか」
澪「どうだろう。俺、細かいことは気にしてなかったし…ただ数年前にボンゴレに潰された
マフィアが実験を行ってたことは知ってる。何でも死ぬ気の炎の有効活用で人間兵器を
作ろうとか」
その日の夜、真夜中に一人の少年は二人の門外顧問を相手にしていた。そのうち一人は
バジルだ。
???「…いるのは間違いないみたいだな」
腕に纏っていた雷の死ぬ気の炎が消えた。バジルは傷だらけの体に鞭打ち立ち上がった。
バジル「何処に、行く気だ!」
???「別に。目的の人間は見つかったってだけだ。死にたくないなら大人しく見ているんだな」
少年は嘲笑う。その少年が狙うのは咲丘咲耶だ。
- Re: 家庭教師ヒットマンREBORN!新 ( No.11 )
- 日時: 2019/03/17 09:04
- 名前: azuno* (ID: s00TEuml)
ダン「大丈夫か咲耶」
買い物の手伝いで咲耶は荷物を持っていた。思いのほか、荷物は重い。
咲耶「だ、大丈夫!すぐに家に帰れるし」
家に買い物袋を置いて一旦外に出た。ダンは左右、上を見た。
咲耶「ね、ねぇ今日で雷の守護者も決まるって言ってたけどさ…」
ダン「あぁお前がここにいればな。俺は中に戻ってる」
咲耶が止めようとしても彼は家の中に戻った。やがて日は沈み、月が昇る。嫌な予感がする。
???「お前が咲丘咲耶か」
咲耶「ッ!!」
少年の右腕に雷の死ぬ気の炎が現れる。咲耶の額に炎が現れる。咲耶の目に見える少年は
復讐に駆られているように見える。
???「…消えろ」
咲耶の額の炎が消えた。
咲耶「何で私たちを狙うの?」
???「うるさい。お前らが…リベルタファミリーが俺の居場所を奪ったんだ」
少年の表情が微かに動く。咲耶の額に炎が現れ彼女は覚悟した。一撃で殺さず動きを止める。
手で三角形を作る。バチバチとノックするような炎が現れる。そして…。
少年の体が凍る。
???「何をした!」
ダン「死ぬ気の零地点突破、ボンゴレの使える技はリベルタも使える」
咲耶「だ、ダンさん」
ダン「さて本来なら俺はお前を処分しなければならない。下手したら復讐者に
引き渡さなければならない」
少年は顔色一つ変えない。ダンは咲耶に雷のリベルタリングを渡した。彼に渡せと言うことだ。
咲耶「ねぇ貴方は何て言う名前なの?」
氷が消え少年が片膝を着いた。
???「名前は無い…」
咲耶「なら名前を考えた方がいいよね…日本名のほうが楽だし…」
少年はリングを受け取った。
咲耶「苗字は思い付かないけど…優しいって書いて優ってどう?」
優「ボスが考えたならそれでいい。でも何で俺を殺さない?」
咲耶「悪い人には見えなかったから…これからよろしくね優君」