二次創作小説(紙ほか)
- Re: 怪盗キッドの妹が転生者な件について ( No.14 )
- 日時: 2019/05/12 14:08
- 名前: ぽん酢時計 (ID: 3nlxUYGs)
(さっきから話が原作からグインと外れていますがここららは全くのオリジナルです。)
「あぁ、そーや。俺は服部平次いうねん。西の高校生探偵って言われてんねん。
東の高校生探偵の工藤新一やっけ。宜しくな。」
ニッと平次が笑って手を差し出す。
「ここじゃ、江戸川コナンだよ。」
コナンはそう言いながらも、平次の手を取って握手した。
「ほんで、黒羽のねーちゃん。あんたほんまに何者………。」
「こら、へーいーじー!。」
平次がそう言い掛けたところで、女性の声で遮られた。
「和葉!?。なしてここに!。」
平次は激しく動揺して、階段の下にいる、女性に問い掛けた。
しかし、女性は頬を膨らませて下から平次を睨め付けるだけで、答えようとはしない。
「平次。あんた、また女の子引っ掛けようとしてはるな!。」
女性は、平次の想い人である遠山和葉のようだ。
「工藤工藤って。その子だけじゃ飽きたらず、その女の子にも手ぇ出すやなんてええ度胸やなぁ。」
和葉ちゃんはごきごきと指を鳴らす。
「ちょ……。和葉。誤解や。」
平次の顔がサァっと青ざめて、和葉ちゃんの言葉を否定する。
「っ。コナン君!!。」
そこに丁度、蘭ちゃんも現れる。
「もしかして、あんたが工藤か?。」
と和葉の言っていることが、どんどん斜め上になっていく。
「はぁ、全く。平次。彼女に何も言わなかったのかよ。」
と、私が呆れ顔で言うと、
「か、彼女じゃ………。」
と平次は真っ赤な顔で此方を見た。
「一発殴られた方が良いぞ?。」
コナンがそう囁いた。はぁ!?、とでも言いそうな顔で平次はコナンを見た。
そして、助けてくれと言わんばかりに此方を見た。
「そーだね。名探偵に賛同。」
私は、ハハハと笑って見せた。
ここで庇って女性陣を敵に回す訳にはいかないのだ。
平次は、乾いた笑みを浮かべて、和葉の方を振り返った。