二次創作小説(紙ほか)

Re: 怪盗キッドの妹が転生者な件について ( No.23 )
日時: 2019/05/20 20:49
名前: ぽん酢時計 (ID: 3nlxUYGs)


 「で。なんで呼んだのさ。私、そろそろ忙しすぎて死んじゃうよ。事件とか持ってこないでね。」

 私はYシャツのボタンを締める。

 「オメーキチンと着替えながら出てこいよ。一応男だぞ、俺ら。」

 新一がため息を吐く。

 「何をいってんだ。私はそんな尻軽女じゃねーよ。」

 そう言って私はスカートのチャックを締めた。

 「そういう所が尻軽だっての。いいか?。いくら兄と兄貴分だからって男は男だぞ。

 新一だって蘭ちゃんがいなかったらオメーに手を出してたかも………。」

 快斗がそう言い掛けた所でスッコーンと新一のペンたてが飛んできた。

 「いってーな。例えばだぜ?。怒んなよ。」

 快斗はできてしまったたんこぶを擦る。

 「そうゆう問題じゃねー。シスコンも大概にしろ。」

 拒否反応でつい、と言っている新一だが、私にはなんの話かよく分からなかった。

 「なんの話してんのかわかんねーけど。今日、どうよ。どうせあいてんでしょ。」

 ぐいっとお酒を飲むような動作をする。

 「「オメーの話だよ。」」

 息ぴったりの二人をみて、つい吹き出してしまった。


 「今日は僕も空いてるし混ぜて貰おうかな。」

 悠長な声が聞こえた。

 この、甘ったるいがほんのり漂う冷たさのボイスは…あの男一人しかいない。

 そう。我等が上司である降谷零さんだ。