二次創作小説(紙ほか)

Re: 怪盗キッドの妹が転生者な件について ( No.24 )
日時: 2019/06/22 13:23
名前: ぽん酢時計 (ID: bb2N.JWt)

 おもに新蘭。超年の差(と言っても6歳差)。

 盗子と快斗が新一の弟(妹)。

 盗子が男で盗二になっている。でも蘭の善き理解者。

 快青表現あるけれど青子出てこん。

 って思ったけどでてきたわ。はははっ。


 年齢設定的に

   新一(23) 社会人。会社の有力な人物。

   蘭(17) 高校生。家出少女。

   快斗(21) 大学生。大学のトップ。

   盗二(17) 高校生。蘭と同い年。

   青子(21) 大学生。快斗の彼女。

                   てな感じ。

___________________________________


 帰る途中、一人の少女が公園で座って泣いていた。

 長い黒髪に紫がかった大きな目。真っ白な肌に反した脚や腕の筋肉。

 タイプだった。弟の彼女にどことなく似ていたが、オーラや気品がまた違って、そこがまた美しかった。

 しかし、足元に置かれた大きなバックや彼女の府陰気から、嗚呼家出だ、と悟った。

 「何をやっているのですか、お嬢さん。」

 弟達のように、上手くマジックで笑顔にさせることはできなかったが、彼女涙は止まった。

 「だ、誰!?。」

 彼女は驚いていた。それと共に大人の男に対する警戒心が滲み出ている。

 「家出、で合っているよね。」

 俺がそう言うと、彼女はビクッと肩を震わした。どうやら図星のようだ。

 「大丈夫。警察に突き出すつもりはないから。」

 そう言って、また泣き出した彼女の背中を撫でる。

 「それで?。どうするの?。ビジネスホテルでも借りようか?。」

 そう言い終わったあと、彼女の気持ちを考えて失敗した、と思った。

 彼女から見ればただの大人の男。いきなりホテルなどと言ってしまえば疑われるにちがいない。

 彼女は、口を開いた。

 何かをいい掛けた様だが、彼女はドサリと倒れてしまった。

___________________________________


 彼女と彼女の大荷物を担いで家へと連れて帰る。

 不幸中の幸いか、公園は家のすぐ近くだったし、ここらは高い塀の家が多かったり、

 真夜中だったこともあって誰にも見つからずに帰れた。と、言っても悪いことはしていないが。

 「たでーま。」

 鍛えているとはいえ女一人を疲れきった仕事後に運ぶのは堪えたようだ。足が重い。

 「新兄。おかえ……。」

 弟の盗二がポカンと数秒突っ立っていた。

 説明しようと口を開き掛けるが、その声は

 「快兄!!。110番!!。」

 という盗二の声に遮られた。

 「盗!?。どうかしたのか!?。」

 ブラコン(弟に限る)な次男、快斗が一瞬で現れた。そしてこいつもまた、数秒固まる。

 「快兄……。」

 「盗…。」

 二人は頷いた。

 「ゴメン新兄。俺、警察に………。」

 「落ち着け。」

 「新一。オメー………。何か悩みがあれば言ってくれれば……。」

 「落ち着けっつってんだろ。」

 俺は、深いため息を吐いた。


___________________________________


 「……なんだよ。そうゆうことか。それなら早く言えよ。」

 快斗がはぁ、とほっとしたため息を吐く。

 「新兄が犯罪者じゃなくて心から安心してる。」

 「ちなみに言っておくが、勝手に勘違いして警察呼ぼうとしたのお前らな。」

 そう言って軽く突っ込むと、快斗に睨まれた。

 「あ。そういえばあの人、うちのクラスのマドンナの蘭ちゃんだよ!。

 髪で顔が隠れてたけど、間違いない。うん。」

 盗二がそう言って再確認するように頷いた。

 「見たところ、家出だろ?。どうすんだよ。」

 快斗がめんどくさそうにソファーで寝たその蘭ちゃん?を横目で見た。

 「どうするも何も、ここに居ちゃダメだろ。」

 俺はそう言った。

 「蘭ちゃんの母さんに電話するよ。ほら、新兄も分かるでしょ?。

 母さんと仲良しの敏腕弁護士。蘭ちゃんその人の娘だからさ。」

 そう言って電話の方へ向かう弟。

 母さんと仲良しの敏腕弁護士……といえば一人しか思い浮かばない。

 「あの妃弁護士の……?。」

 まさか、と思った。オーラからして全くの別人だからだ。

 てゆーか、それよりも俺の身が心配なんだが。


___________________________________


 「あー…………。ゴメン新兄。数日預かる事になった。」

 父と母が居ない今家の最高責任者といえば長男である俺だ。

 男三人の中、女………しかも女子高生となれば俺も引け目を感じたが、

 倒れて寝込んでいる少女を外に放り出せる筈もなく、少女を家に置くことにした。

 「ちょーど青子も来るしいんじゃね?。」

 快斗がそう言った。


 「は?。初耳なんだけど。」

 「だって言う気無いもん。」

 うわ、うっぜ。




 と言うことで、家の人間が5人になった。




___________________________________


 どうも。明日に続きをできれば書くので、一旦ここで投稿します。