二次創作小説(紙ほか)

Re: 怪盗キッドの妹が転生者な件について ( No.28 )
日時: 2019/05/24 15:37
名前: ぽん酢時計 (ID: 3nlxUYGs)


 「んじゃ、頑張れよ。盗子。」

 新一に背中を押され、やるせない気持ちで障子を開けた。

 あけた瞬間。相手を見る。

 そこには見知った顔の男が座っていた。


 明るいクリーム色で快斗よりもツンツンした髪に尖ったあかい瞳。

 いつも怒ってそうな顔つき、耳にした黒のイヤリング。



 うん。間違いない。

 「うわ。」

 思わず呟いてしまった。相手も怪訝そうな顔をしている。

 「んで、テメーがいんだよ盗子。」

 「奇遇だな。魁星。」

 北野魁星(きたの かいせい)。




 元彼だ。





 新一サイド


 「奇遇だな、じゃねーよ。クソビッチ。」

 「誰がビッチだ元ヤン。殺すぞ。」

 「おう。やれるもんならやって見せろよ。」

 「んー?。いいの?本当に殺るよ?。」

 ドゴォ

 「修理代、そっちな。」

 「こんのクソ元ヤン!。」

 バキッ

 ドカッ

 ドゴォーン

 ザシュッ



 ん?。待て。この部屋で何がおきてんだ?



 「うっし。捕まえた。」

 「あっ。ちょ、まっ。んっ。やぁ。仕返しだっ。このっ!。」

 「んっ。んあっ。やめっ。盗子っ。それヤメロっ。」

 「あっ。だってぇ。」

 「ん、くっ。」



 まじで何がおきてんだ?。


 「おいっ。盗子?。」

 思いきって部屋に入るも………

 二人はゲームをしていた。二人ともスマホに目を落としている。

 「どうしたんだよ。新一。」

 俺は深いため息を吐いた。