二次創作小説(紙ほか)

Re: 怪盗キッドの妹が転生者な件について ( No.8 )
日時: 2019/05/11 20:16
名前: ぽん酢時計 (ID: 3nlxUYGs)

 新一君の家から帰る途中、風林高校というのを見つけた。

 「え。高橋留美子様作品も出るのですか?。」

 私は、そう呟いていた。

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 捕捉
    風林高校は、らんま1/2で、主人公達の通う高校です。

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 「お帰りー。」

 寺井さんの出したキッドの犯行時刻は20時だった気がするから、

 もう帰ってきているのだろう。


 「快斗〜?。」

 私は快斗の部屋をノックした。しかし返事はない。

 少しの間、部屋の前で立っていた。

 でもずっと立っている訳にもいかないので、

 「お風呂、先入るよ。青子ん所でちゃんとメシ食った?。」

 と、問いかける。これに対しても返事はなかった。

 「じゃ。」

 そう言って、快斗の部屋の前から退こうとする。

 すると、快斗の声が響いた。

 「盗子。お前知ってたんだよな。父さんのこと。」

 快斗からしてみれば、私は一番近くにいる大事な家族だ。

 裏切られたショックがあるのだろう。

 「うん、知ってた。」

 短くそう答えた。

 「何で。言わなかったんだよ。」

 快斗の希望を失ったような声を聞いて、私は話さなかったことを少しだけ後悔した。

 でも私は、

 「バーカ。なにふてくされてんだよ。」

 と、いつものノリで、快斗に言った。

 ガチャン、ドアが開いた。快斗が出てくる。

 「俺。親父の為に"怪盗キッド"に成ることにした。」

 知っている。だからそっか、の一言以外なにも言わなかった。

 「どうせ、オメーの事だし分かってるんだろ。」

 快斗はそう言って私の頭を撫でた。

 「まあ。やんないんだったら、やろうと思ってたし。」

 そう言うと、急に快斗のお兄ちゃんっプリが出てきて、

 「ぜっっっっっっっっっったい、やんな。オメーは青子より予測不能な行動をするかんな。」

 と言った。予測不能ってなんだよ。

 「あー快斗。一階二千円で、後々敵対する毛利家と工藤家の間取り在るんだけど、買わねえかい。」

 と二人の家の間取りと家具の位置を書いた紙をペラペラと見せつける。

 「そーいうとこが予測不能なんだよ………。」

 快斗は溜め息を吐いてそう言った。