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二次創作小説(紙ほか)
- Re: 妖怪ウォッチ新! ( No.3 )
- 日時: 2019/08/03 22:35
- 名前: にゃあこ (ID: xs5T8t9X)
ケータの家からすぐ帰って来た桜花たちの前を何かが通り過ぎた。
「これは確かヤモリか。人間の中ではヤモリは家を守ると
書くんだろう?」
「うん、ヤモリは家の害虫を食べて家を守ってくれるから家を守る、
家守って書くようになったって話があるんだよ」
茨木童子はジッとそのヤモリを見つめた。
「ボタンみたいなのがあるだろ?押して辺りを見回してみろ」
「え?わ、分かった」
光が辺りを照らす。黒いシルエットが見えた。赤髪の妖怪だ。
その妖怪も桜花も驚いている。
「なるほど桜花、ラッキーだな。ヤモリは良い虫なのだろう?」
「そうだけど…話が、ね?誰なの?この妖怪は」
「大ヤモリです…あの早速なんですけど暫く家にいますね」
「え」
大やもりはそそくさと階段を上り桜花の自室に入っていた。
追うように桜花たちも部屋に入るが誰もいない。
「あれ?さっきここに入ったよね?」
「多分ここだな」
茨木童子は桜花の服などが入っているクローゼットを開けた。そこには
蹲る大やもりがいた。
「もしかしてここに住みたいの?なら良いよ。漫画も読んで
いいからね」
「え?いいの?…ありがとう。じゃあお礼にこれ」
大やもりは自身の妖怪アークを桜花に渡した。スッとクローゼットを
閉じて茨木童子から貰ったアークホルダーにつけた。
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