二次創作小説(紙ほか)

Re: 妖怪ウォッチ新! ( No.4 )
日時: 2019/08/03 23:24
名前: にゃあこ (ID: xs5T8t9X)

両親はこの時間、どちらも仕事でいない。つまり今は桜花と
茨木童子達が自由に家の中を行動できるということ。
「ねぇ妖怪って人間に化けたりとか出来るの?」
「出来ないことは無い。その妖怪にもよるがな。今では人に
見えない妖怪だが昔は普通の人間にも見えていた。あるんだろ?
色々怪談話が」
「確かに…鬼の話とかもあったなぁ。お祖父ちゃんも言ってたっけ。
案外近くにいるのに見えないものが沢山あるって。もしかすると
それが妖怪、だったのかも」
と、話しているときに上が騒がしいことに気が付いた。微かに
聞こえる声は大やもりの声だ。自室に何か、誰かいるのだろうか?
扉の前に来ると「だーかーらぁ!!」という声が聞こえた。そっと
扉を開き中に入る。
「この引きこもりが!たまには外に出ようぜ?」
「い、いいんだ!俺は家の中の方が好きなんだ」
二人は言い合いをしている。
「あ、あのどうしたの?凄い下の階に聞こえてたけど」
「おぉ、この部屋の主か?丁度いい。お前からも行ってくれよ。
たまには外に出ろってな。あ、俺は大ガマ、コイツとはまぁ
親戚関係だ」
容姿は瓜二つ、唯一全く違うのは性格。インドア派の大やもりと
アウトドア派の大ガマ、そして親戚同士。性格の違いで馬が合わない。
「そりゃたまには外に出るのも大事なんだろうけど…あ!」
「ん?どうしたんだ?」
「とりあえず少しでも外に出て欲しいということならば」
一つのアークを取り出し桜花は外に出た。そして妖怪ウォッチエルダに
そのアークを差す。
「出てきて!大やもり!!」
橙色の螺旋に囲まれ大やもりが外に出てきた。
「考えたな桜花。お前が外で召喚すれば大やもりも外に出てこれる」
茨木童子が感心する。
「なんか頼み聞いてくれてありがとな!ほら、これやるよ」
大ガマからもアークを貰った。