二次創作小説(紙ほか)

Re: 妖怪ウォッチ新! ( No.5 )
日時: 2019/08/04 12:38
名前: にゃあこ (ID: xs5T8t9X)

「もんげー。都会はやっぱりすごいズラね〜」
コマさんは風呂敷を持って町を歩く。あまり見慣れない都会の
景色に驚きながら歩いていた。コマさんは誰かとぶつかる。
尻もちをついたコマさんが顔を上げる。
「わぁ!だ、大丈夫?」
桜花だ。
「同じ妖怪だな」
「も、も、もんげぇぇぇ!!!?お、鬼さんズラ!」
「茨木童子だ。お前はその口調…コマさんだな?」
「なんか可愛い」
桜花はコマさんを見つめる。可愛い。
「あ、そうだ。コマさん、友達にならない?色々教えるよ?」
「い、良いズラか?なら…これがオラの妖怪アークズラ!」
コマさんからアークを受け取る。すると遠くから「兄ちゃ〜ん」という声が聞こえてきた。
コマさんそっくりの妖怪コマじろうだ。
「初めましてズラ。オラ、弟のコマじろうズラ」
コマじろうは桜花にアークを手渡す。そんな簡単に受け取っていいのだろうか。
「って言い忘れてたズラ!茨木童子さんはエンマ様から話は聞いてるズラか?」
コマじろうは茨木童子を見上げる。彼は頷いた。
「あぁ後で話そうと思ってたんだが…急用らしいな。桜花、おおもり山に行くぞ。
ちゃんと説明もする。お前らも行くんだろう?一緒に行こう」
一体、何が起こっているのだろう。案外知らないだけでもう動き始めているのかも
しれない。桜花、茨木童子、コマさん、コマじろうはおおもり山を目指す。