二次創作小説(紙ほか)

Re: 妖怪ウォッチ新! ( No.12 )
日時: 2019/08/12 15:01
名前: にゃあこ (ID: xs5T8t9X)

「ハロー!大やもり、来たわよ〜!!」
窓から入って来た妖怪は女郎蜘蛛という妖怪だ。
「やだ貴方、またそんなところにいたのね。変わらないわねぇ」
「何しに来たんだ、お前」
クローゼットから出てきた大やもりが聞くと女郎蜘蛛は「そうねぇ」と
ためてから「暇だったから遊びに来ただけよ」と答えた。
「あ、二人とも知り合いだったんだね」
「まぁ!可愛い女の子じゃない!それに貴方、茨木童子さんでしょう?
あたし貴方のファンなのよ!」
女郎蜘蛛はそう言って茨木童子の手を握る。彼の困り顔は
珍しい。
「コラ!おぬし、茨木童子様を困らせるな!悪いな、邪魔するぞ」
女郎蜘蛛に似た容姿の妖怪だ。
「えっと…こっちの人は?」
「妖怪、土蜘蛛。前に大ガマと友だちになっただろう。彼は
本家軍の大将、土蜘蛛は元祖軍の大将だ」
「なるほど」
桜花は相槌を打つ。何やら楽しそうにしてるし…暫く放置
しておけばいいかな。で、数十分後、二人が立ち上がった。
「邪魔したわね桜香ちゃん。これ、あたしの妖怪アークよ。
何時でも呼んで頂戴ね?」
「吾輩も勝手に上がってすまなかった。これはほんの気持ちだ、
受け取ってくれ」
「え?あ、ありがとう二人とも。気を付けてね」
クローゼットから微かに音がした。大やもりがクローゼットの中に
戻っていったらしい。