二次創作小説(紙ほか)

Re: 妖怪ウォッチ新! ( No.13 )
日時: 2019/08/12 16:14
名前: にゃあこ (ID: xs5T8t9X)

ニュー妖魔シティ、エンマ離宮。
「エンマ大王様、緊急事態です!」
「珍しいな、ぬらり。お前が慌ててるなんて…どうしたんだ?」
何やら言い難そうだ。だが聞かないわけにもいかない。
「実は‥‥」
エンマ大王は目を丸くさせる。
「ぬらり、あの二人をこっちに連れてこい」
「まさか!彼らに協力させるおつもりですか!?」
「大丈夫だ。あいつらなら…それに茨木童子もついてるんだろ?なら」
「いいえ、それが…」

桜ニュータウン。
「ごめんねケータ君、突然来ちゃって」
桜花は謝る。
「気にしないでください。あの茨木童子は…」
「それが…この手紙。一週間前に書かれたらしいんだけどこっちに
来てないかなぁって」
一週間前の朝。桜花の自室の机に一枚の手紙が置かれていた。
その字は茨木童子の字だった。紙には一言、出かけてくるとだけ
書かれていた。だが一週間が過ぎても帰って来ることは無い。
そんなことはあり得ない…。
「茨木童子様もビップな方ですからねぇ、お仕事とかじゃない
でしょうか?」
「いや…それは多分無い。理由も書かれてなかったんだから…」
「そうニャニャン。俺っち、茨木童子が理由も言わずに出ていくことは
無いと思うニャン」
「とりあえず誰か知ってる人がいるかもしれないし他の妖怪たちに
聞いてみよう」
全員が頷いた。