二次創作小説(紙ほか)

Re: 妖怪ウォッチ新! ( No.15 )
日時: 2019/08/13 08:20
名前: にゃあこ (ID: xs5T8t9X)

「わぁ!う、うんちく魔?」
「びっくりしたクマ!」
ケータとうんちく魔は互いに驚いていた。
「あ、ケータ君ケータ君。もしかしたらうんちく魔なら何か
知ってるかもしれませんよ?」
「確かに…ねぇ、うんちく魔。茨木童子を見かけたりしてない?
一週間ぐらい前に出掛けたまま帰ってこないらしいんだ」
「知らないクマ」
「そっか…ありがとう」

ケータの家の前で全員が落ち合う。
「どうだった?私の方はダメだったけど…」
「俺の方も…」
二人は困り果ててしまった。
「彼が理由も無く桜花ちゃんから離れることは無いと思いますよ」
後ろから声を掛けられ驚いて振り向くとそこには海神がいた。
彼は微笑む。
「僕は彼を良く知っています。桜花ちゃんは少し過去を見たでしょう。
ですがあれは彼のほんの一部、彼は約束は必ず守り嘘をつきません。
彼の性格と交わした約束から察するに桜花ちゃんたちを守るために
姿を消したのでしょう」
桜花は黙り込む。一方、茨木童子はというと蝋燭の光を辿り
奥の部屋へやって来た。
「珍しい。これで証明されたな、俺の術から逃れることなど
出来やしない。この鬼でさえ」
茨木童子の前には一人の男がいた。半妖だ。顔は良く見えない。
「まずは遊んでやろうじゃないか。これで死ねばそれだけの人間、
死ななければ…」