PR
二次創作小説(紙ほか)
- Re: 妖怪ウォッチ新! ( No.21 )
- 日時: 2019/08/14 20:34
- 名前: にゃあこ (ID: xs5T8t9X)
「剣武魔神…まさかエンマが呼び出したのかい?」
攻撃をひらひら躱しながら輪廻は尋ねる。
「確かに俺が呼んだ。だが気付いてるか?桜花のアークホルダー、
剣武魔神のアークもあるんだ、ぜ!!」
茨木童子達は半妖の相手をしている。大きな大剣を彼は
振り回していた。
「手強いでうぃすね…あの茨木童子様を相手にしていても」
「それだけじゃないよ。オロチたちも攻撃してるのに…」
黒い触手が桜花に迫る。
「桜花!ッ、クソ!」
茨木童子が叫ぶ。桜花の目前に迫る触手は寸前に止まった。
「桜花の父よ。父として娘への愛が足りていないようだな。あの時の
必死さはどうした?娘が死にかけた時のあの気持ちを忘れては
ならないぞ!」
微かに半妖の動きが止まった。海神の言葉に反応したのだ。
「喰らえ!ひゃくれつ肉球ゥゥゥゥゥゥ!!!!!」
「やまたの…おろちィィィ!!」
「紅蓮地獄!!」
「土蜘蛛・土遁の術!」
「桃色ドトンドトーン♪」
「大ガマ変化の術!」
「秘術・化けやもり!」
全員の一斉攻撃には流石に怯む。全員が同じ言葉を叫ぶ。
『止めだぁ!!!』
茨木童子の大きな大剣での一振りが迫る。その剣の炎は
黒から紫、紫から青に変わる。
「はぁぁぁぁぁ!!!!!!」
大きな剣は半妖を切り裂く。
『桜花…大きくなったね。母さんに迷惑かけるなよ』
「ッ!!うん!」
白い人魂を見送る。
PR