二次創作小説(紙ほか)
- Re: 妖怪ウォッチ 不動雷鳴剣の中 ( No.102 )
- 日時: 2020/09/29 18:28
- 名前: 鈴乃リン ◆U9PZuyjpOk (ID: rCT1hmto)
参拾肆,体育祭だぜっ
「もう10月だな~暇だぜ……」
誰かさんの3DSで遊んでいたマカがそう呟いた。
するとボーイがある提案をした。
「そーいえばよ、人間界にさ、“体育祭”ってのがあるらしーぜ!俺様達も妖魔界でやってみたいな~」
「体育祭、ですか……いいですね。」
ミズチが怖い顔を少し緩めて答えた。彼は楽しそうにしている。
「ニャンッ!今のエンマ大王“煌炎”に企画して貰うニャン!」
「賛成っ!」
こうして、妖魔界大体育祭が計画された。
- Re: 妖怪ウォッチ 不動雷鳴剣の中 ( No.103 )
- 日時: 2021/01/14 19:06
- 名前: 鈴乃リン ◆U9PZuyjpOk (ID: rCT1hmto)
うっわ、滅茶苦茶更新してなかった……あけましておめでとうございます。
この時期ですが体育祭は行います
参拾伍,エンマ大王の宣言
「大王様、また不動雷鳴剣の中に遊びに行かれてたのですか。」
「……ぬらり。」
遊びから帰ってきたエンマの声が、やけに真剣だった。そんな声にぬらりは動揺した。
「えと、なんでしょう……」
「…………妖魔界で体育祭を行うぞ!」
「はい?」
「返事は!!」
「…………御意……」
ぬらりの意見は完全無視で妖魔界大体育祭が企画された。
- Re: 妖怪ウォッチ 不動雷鳴剣の中 ( No.104 )
- 日時: 2021/01/23 22:45
- 名前: 鈴乃リン ◆U9PZuyjpOk (ID: rCT1hmto)
参拾陸,召喚
「……ということなんだが!」
現エンマ大王、煌炎が不動雷鳴剣の中にやって来て、歴代エンマ達に事情を説明した。
「オーケーオーケー。俺らでプログラムを考えればいいんだな!」
「でも……私達体育祭ってどんなものがあるのか、具体的に知らないですよね」
マカはやる気に満ちていたが、ミズチの一言で一同は黙りこくってしまった。
沈黙を破ったのは煌炎だった。
「そうだ!経験者に聞くのはどうだ?」
「経験者……?煌炎に体育祭の経験者がいるのか?」
「ああ!内密には“運動会”だけどな!」
にーっと煌炎は笑った。
そう、煌炎には頼れる“友達”がいる。
ケータとイナホだ。
二人は小学5年生の人間。人間界の学校では体育祭と同様の行事『運動会』があることを煌炎は知っていた。
彼らに運動会のことを教えて貰い、話を元にプログラムを考えるそうだ。
だが、一つ問題がある。
「…………その人間をどうやってここに連れて来るのだ?」
不動雷鳴剣の中、というのは不思議な世界。
妖魔界と平衡している世界で、妖魔界や人間界と繋がる入り口は不動雷鳴剣や他の妖聖剣だけだ。
煌炎が自由に出入りできるのは、触れないでおこう。
「それなら任せろ!俺にいい案があるんだ。」
煌炎はにやり、と笑った。
- Re: 妖怪ウォッチ 不動雷鳴剣の中 ( No.105 )
- 日時: 2021/02/10 18:54
- 名前: 鈴乃リン ◆U9PZuyjpOk (ID: rCT1hmto)
参拾漆,俺の友達!
「じゃあ行くぜ!」
そう煌炎が言うと、謎の異空間に飛ばされた。
宇宙みたいな……何か変な感じ。歴代エンマ達目が点になっていた。
「なんだこれ……」
「何か始まるのかニャ?」
「私には理解できません……」
「うむ、現代の妖魔界ではこれが主流なのか?」
ぼそぼそと呟き合う歴代エンマ達。彼らを横目に、煌炎は掛け声をかけた。
「俺の友達、出てこい『ケータ』『イナホ』!
エンマブレード!セットオンっ!」
- Re: 妖怪ウォッチ 不動雷鳴剣の中 ( No.106 )
- 日時: 2021/04/07 22:16
- 名前: 荒らしマーン (ID: vyKJVQf5)
jwmsんsんsjsっjsじぇっk
- Re: 妖怪ウォッチ 不動雷鳴剣の中 ( No.107 )
- 日時: 2021/07/18 18:25
- 名前: 鈴乃リン ◆U9PZuyjpOk (ID: 0j2IFgnm)
参拾捌,召喚成功?
「あれ?」
「およよ?」
元の不動雷鳴剣の空間に戻ってきた、と思えば、目の前に人間が二人いる。
彼等が煌炎の言った「ケータ」と「イナホ」なのだろうか。
すると少女の方が目を輝かせ、歴代エンマ達をまじまじと見つめる。
「わぁ、誰ですかこの妖怪達は!?初めて見る妖怪です~!!!」
イナホの熱に、げんなりとする歴代エンマ達だった。
- Re: 妖怪ウォッチ 不動雷鳴剣の中 ( No.108 )
- 日時: 2021/08/25 19:20
- 名前: 鈴乃リン ◆U9PZuyjpOk (ID: 0j2IFgnm)
参拾玖,歴代達
「エンマ大王様そっくりな服を着ていらっしゃいますけど……」
「おう、コイツらは歴代エンマ達だ!」
「えぇっ!? 歴代のエンマ大王!?」
イナホは目を輝かせて歴代エンマ達を見つめている。そんな彼女をケータと煌炎は苦笑いをして眺める。
彼女の熱意(圧)に歴代エンマはドン引きしているが……
「紹介するとこの一番小さいのが閻魔冥王マカ、この猫が閻魔猫王マタタビ、この龍が閻魔竜王ミズチ、でこのデッカイ奴が閻魔羅王テッカクだ!じーちゃんは分かるよな?」
「ほぇ~」
「エンマ大王って沢山いるんだね……」