二次創作小説(紙ほか)

Re: 妖怪ウォッチ 不動雷鳴剣の中 ( No.30 )
日時: 2020/01/26 20:35
名前: NS .エンちゃん (ID: oEzrruap)

 肆.話したくない          マカ視点

 マタタビ「お風呂だニャン!」

 ミズチ「暴れないで下さい」

 テンションが150%のマタタビをミズチがたしなめる。

 オレはあの事を思い出してテンションは0%…………

 嫌じゃん、あんなこと思い出すなんて。苦しい。

 でも二人には話したくない。絶対……。

 マタタビ「二代目、それは?」

 マカ「……は?」

 普通だろ、タオルを体に巻くぐらい。そっか、猫は全裸でも大丈夫なのか。

 ミズチ「なにかありましたか?」

 マカ「……べ、別にっ!?何でもねぇ、疲れてるだーけ!」

 そう元気にふるまったつもりだった。

 マタタビ「じゃあ二代目のタオルを……」

 ミズチ「やっやめなさい!」

 ミズチが真っ赤な顔をして叫んだ。その瞬間寒くなった。

 マカ「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

 タオルを脱がされた。

 マカ「五代目ぇっ」

 右手に力が宿り始める。

 ミズチ「二代目?それは一体……?」

 マカ「えっ?」

 バレた……あの傷が……

 マカ「あっこれはっ……その…… 」

 無駄だった。ミズチが回復の術を使った。

 ミズチ「えっ……」

 術を使っても消えない。

 ミズチ「教えて下さい。二代目の過去を……。」

 ミズチの澄んだきれいな目に見つめられた。

 マカ「……うん。」

 オレはすべてを二人に話した。