二次創作小説(紙ほか)

Re: 妖怪ウォッチ 不動雷鳴剣の中 ( No.42 )
日時: 2020/02/03 16:09
名前: 鈴乃リン (ID: oEzrruap)

 伍.ありがとう               マカ視点

 ミズチ「そう、だったのですか……」

 とうとう話してしまった。二人にどんな反応をされるのか、怖い。

 マタタビ「……ごめんニャン」

 マカ「…………」

 空気が重い。

 ミズチ「二代目……いや、マカ。」

 マカ「……!」

 初めて、名前を呼ばれた。いつも、オレを呼ぶ人は(人じゃねぇだろ)『二代目』とか『大王』って呼ばれるのに……

 自分でも真っ赤になっていくのがわかった。

 ミズチ「私達も、妖魔大戦のことは知ってましたよ。」

 マカ「……え」
 
 マタタビ「だって妖魔界の大王が過去に起きた大きな戦いを知らないなんておかしなことニャン!」

 マカ「……五代目……」

 ミズチ「だから……

            ですよ!   
   気にしないでいい
            ニャン!

 マカ「二人とも……」

 嬉しい。二人といると、楽しい。過去のことなんか、忘れることができる。

 オレは、もう、気にしない。目の前のことにがむしゃらに妖怪として、生きていく。

 その前に一つ、二人に言うことが、ある。二人とも……いつも、いつも……

 マカ「ありがとう!」