二次創作小説(紙ほか)
- Re: 妖怪ウォッチ 不動雷鳴剣の中 ( No.78 )
- 日時: 2020/05/30 07:59
- 名前: スノードロップ ◆U9PZuyjpOk (ID: rCT1hmto)
拾捌.すいか計画 ミズチ視点
テッカク「みんな、今日は何月何日?」
マカ「は?6月1日だよなんかあんのか?」
テッカク「とゆーことで…………すいかわりしよ!」
マタタビ「……………にゃ?」
ミズチ「……………はい?」
テッカク以外は顔をしかめる。
テッカク「ほら、ちゃーんと丸いデカイすいかですよー!」
マカ「お前、丸すいかを片手で持てるて、すげぇな……」
マタタビ「そうじゃニャくて、なんでこの時期ニャン!?」
テッカク「じゃあ、準備しましょーー!」
マタタビ「無視すんなニャン!」
- Re: 妖怪ウォッチ 不動雷鳴剣の中 ( No.79 )
- 日時: 2020/06/02 14:40
- 名前: スノードロップ ◆U9PZuyjpOk (ID: rCT1hmto)
拾玖,準備だ準備だ! マカ視点
テッカク「まず、テレポートだ!」
マタタビ「ジャンプニャよーー!!せーのっ!」
ぴょんと不思議な石の上で一斉にジャンプする。
ボーイ「おおおーーーっ!!」
ミズチ「海………!」
テッカク「一応剣の中ですがね!」
マタタビ「早く着替えるニャーン!」
ザザーっと波の音が気持ちいい。
マカ「はぁぁ………久しぶりの海だ……!」
オレは早く着替え、潮風に当たる。
マタタビ「潮の匂いニャ………!」
五代目もオレと同じポーズをとる。
マカ「真似すんなよw」
マタタビ「二代目にそっくりニャン!」
オレははにかみ、五代目は笑う。
- Re: 妖怪ウォッチ 不動雷鳴剣の中 ( No.80 )
- 日時: 2020/06/04 13:23
- 名前: スノードロップ ◆U9PZuyjpOk (ID: rCT1hmto)
弐拾.スイカのカチ割り方 マカ視点
テッカク「よし、スイカ割りしましょ!」
十代目がダンボールを持ってくる。
マタタビ「スイカが20個くらいあるニャン…………」
マカ「おうし!最初ボーイよろしく!」
ボーイ「おーけー!!」
ボーイが布を目に巻き、棒………ではなく不動雷鳴剣を持った!!?
ミズチ「右です!」
マタタビ「いや、もうちょっと左ニャン!」
テッカク「そこそこそこそこ!」
ボーイ「ようし!『雷鳴鉄槌斬り』!!!」
空から雷鳴がスイカに刺す。ボーイが剣を振り下ろす。
ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォン
残っていたのは、粉々になったスイカ。
ボーイ「おし、割れた!」
マカ「割れたじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
- Re: 妖怪ウォッチ 不動雷鳴剣の中 ( No.81 )
- 日時: 2020/06/05 08:22
- 名前: スノードロップ ◆U9PZuyjpOk (ID: rCT1hmto)
弐壱,ちゃんと割れ! マカ視点
テッカク「あーあ!お陰でスイカ一個無駄だよぉ………」
ミズチ「一応ジュース的なものは作れるのでは?」
テッカク「だって雷貫通してるぞ。んなもん食えるか普通」
ミズチ「………………」
ボーイ「ごめんて!な!じゃあ、十代目やってよ!」
テッカク「あ、いいよー?」
2個目のスイカを置き、テッカクは離れて立つ。
布を目に当てて巻き、棒を持つ。
マタタビ「左!左!」
ミズチ「そこで!」
テッカク「よし!さあ行け!エンマブレード轟!」
棒が十代目の愛用しているエンマブレード轟に変わる____!
テッカク「『轟斬乱舞』!」
ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォン
残っていたのは、粉々になったスイカ。
テッカク「せめてこのくらいでしょう!」
マカ「たいして変わりねぇじゃねぇかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
- Re: 妖怪ウォッチ 不動雷鳴剣の中 ( No.82 )
- 日時: 2020/06/07 10:33
- 名前: スノードロップ ◆U9PZuyjpOk (ID: rCT1hmto)
弐弐,そんな馬鹿ならば マカ視点
マカ「んなことするならオレがやる!ちゃんと見てろ!」
テッカク「いよっ二代目!」
マカ「うるせぇ黙れや」
そう言って3つ目のスイカを取り出す。オレは布を目に巻いて、離れて立つ。
ミズチ「そのまま行って下さい!そこです!」
マタタビ「90度左回転ニャン!」
マカ「よし!行くぜ!」
しゅん
マカ「……………は?」
テテーーーーン 二代目、OUT!
マカ「なになになになになになに」
突然ボーイが叫んだかと思うとマスクを被り、オレの持っていた棒を横取りし、尻を棒で思いっきり叩いた
マカ「いっっっっっっっってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
ミズチ「アレですよね…………人間界で大晦日にあるテレビ番組ですよね………ww」
マタタビ「ニャン!スイカ割れなかったらOUTニャよーーww」
テッカク「ちょっとw待ってwwやばいww腹筋崩壊wwするwwwww」
マカ「………………」
オレは走ってマタタビの耳を思いっきり掴む。
マカ「………おい。お前、嘘ついたな?嘘つきの舌は引っこ抜くのが、オレだけど、どうする?」
マタタビ「うニャァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」
無人の海に猫の悲鳴が響き渡った。
- Re: 妖怪ウォッチ 不動雷鳴剣の中 ( No.83 )
- 日時: 2020/06/08 16:10
- 名前: スノードロップ ◆U9PZuyjpOk (ID: rCT1hmto)
弐参,まともな奴は……… マカ視点
マカ「あぁぁ…………尻いてぇ………」
マタタビ「二代目怖すぎニャン…………」
オレと五代目は砂浜に敷いたシートに倒れている。
マカ「もうボーイも十代目も五代目も駄目だ!九代目!棒渡すから割ってくれ!オレ達の命が懸かってるんだ!」
マタタビ「大袈裟ニャン」
そう言い九代目に向かって棒を投げる。
ミズチ「え……………」
棒をキャッチしたものの、動揺している。
ミズチ「え、他は?」
マカ「九代目しかまともに割れねぇよ。よろしく。」
九代目は元々怖い顔をしかめながら、布を目に当てる。
ボーイ「左!あっ右!」
テッカク「おーけー!そこ!」
ミズチ「…………いきます!“尻尾叩き!!”」
ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォン
マカ「…………ふぇ?」
オレの足元に、粉々になった棒が飛んできた。
九代目の方を見ると、スイカが粉々になっていた。
ミズチ「ふぅ、疲れましたね」
マカ「まともな奴が誰もいないぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」
- Re: 妖怪ウォッチ 不動雷鳴剣の中 ( No.84 )
- 日時: 2020/06/11 17:50
- 名前: スノードロップ ◆U9PZuyjpOk (ID: rCT1hmto)
弐肆,一服一服……… マカ視点
ミズチ「はぁ………疲れました………」
テッカク「ラムネどうぞ!」
マカ「あーサンキュー」
ラムネの蓋を開けて、ぐいっと飲む。
ビー玉がカラン、と音を立てる。
ボーイ「楽しかったな!またやりたいぜ!」
マタタビ「悪くないニャン!」
マカ「ま、それもいいな!」
ビー玉に、オレ達の笑顔と青空が映った。
- Re: 妖怪ウォッチ 不動雷鳴剣の中 ( No.85 )
- 日時: 2020/06/14 11:15
- 名前: スノードロップ ◆U9PZuyjpOk (ID: rCT1hmto)
弐伍,いい夢見てね。 ミズチ視点
ミズチ「うーん…………」
私達は、とりあえず家に戻ってきたのですが………。
マカ「くかー………」
マタタビ「ニャーン………」
テッカク「ぐごぉ…………」
ボーイ「チョコボー…………」
私の尻尾を枕にし、四人が寝ている。
というか十代目重すぎでしょう!?私よりでかい!!!
まあ、今回は、許そう。
海ではしゃいで、疲れましたから____。
『おやすみなさい』
- Re: 妖怪ウォッチ 不動雷鳴剣の中 ( No.86 )
- 日時: 2020/06/16 21:06
- 名前: スノードロップ ◆U9PZuyjpOk (ID: rCT1hmto)
弐陸,エンマの使命 ミズチ視点
皆が眠る中、私一人は考えていた。
閻魔大王の使命について。
私は、二代目や五代目のように、死者の魂をうまく導けただろうか。
ちゃんと、大王の使命を果たして、不動雷鳴剣を封印できたのだろうか。
以前、二代目に尋ねたことがある。
二代目は、珍しく真剣な顔で言った。
『お前ができたと感じてるなら、できただろう。オレ達と違ってお前は真面目な閻魔大王だ。お前の時代は、皆、お前のことを慕っていたと、オレは思うぜ。』
まさか二代目が、そんなことを言うなんて、思ってもいなかった。
しかも彼のことだ。彼は絶対、嘘なんて吐かない。
あれは、本心だったんだろう。
『お前は、もっと軽くても、いいだろう?』
軽く…………。