二次創作小説(紙ほか)

Re: 家庭教師ヒットマンREBORN!兄弟ファミリー来る! ( No.7 )
日時: 2019/09/15 19:16
名前: 水無月匣 (ID: xs5T8t9X)

ミルフィオーレファミリー基地。
「へぇ、こんな女の子がボスなんだ」
白蘭は写真に写る中性的な少女、真田希穂の写真を見つめる。
「わぁ!可愛い子だ」
覗き込んできたのは若い男。不気味な笑みを浮かべている。天羽リンヤ、
ディーヴァファミリー霧の守護者。そして希穂のような異性との闘いを好む
かなり変わった危険人物だ。

「それ、辞退するって選択は俺にはないのか…?」
「ないぞ。ディーヴァファミリーには体術使いが多く存在する。話ではディーヴァファミリーには
大空の守護者はいないらしいが体術使いとの戦闘に慣れておく方が良いと思ってな」
万里は不本意ながら希穂を鍛えることにした。黒いグローブを両手に嵌めた。希穂と万里では
体格差がある。そして性別、力の差も。だがディーヴァファミリーも希穂にとっては
そんなものだ。だからこそ、かもしれない。
「大丈夫かな?希穂姉」
「フゥ太…。俺も出来るなら止めたいがそうもいかない。希穂も、理解してるはずだ。
これからの戦いは体格がどうとか、色々言ってられないからな」
フゥ太に晃は話す。リボーンも希穂を見守る。
「それじゃあ、行くぞ!」
万里が地面を蹴り一気に距離を縮める。上半身を上げると同時に片脚を上から下に
振り下ろす踵落としという技だ。そこからすぐに次の蹴りへと移る。次から次へと
放たれる連続蹴りを希穂は躱している。
「俺は晴属性の炎を扱う。その意味、馬鹿じゃないお前なら分かるな?」
希穂は大きく深呼吸してから頷く。万里は息を吐き地面を軽く蹴る、あっという間に
距離を詰め希穂の細い体に万里の膝蹴りが刺さった。希穂の体が地面に二回三回と
バウンドしうつ伏せで倒れる。駆け寄ろうとする一同にリボーンは手を出すなと一言、
言い放った。