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二次創作小説(紙ほか)
- Re: 家庭教師ヒットマンREBORN!兄弟ファミリー来る! ( No.8 )
- 日時: 2019/09/15 20:59
- 名前: 水無月匣 (ID: xs5T8t9X)
目を開く。自身の体は半透明、今彼女は空に囲まれた空間に立っている。幾人もの
大人たちが左右に並ぶ。その真ん中を彼女は歩いていく。目の前に立つ男、その顔は
彼女に似ている。彼こそがボンゴレI世の弟、ミラノI世。彼は掌を彼女に向ける。
釣られて彼女も掌を向ける。そして彼の手を握る。フェスタリングが光り輝く。
「来たみたいだな」
リボーンが自信ありげな笑みを浮かべた。ツナが十代目を継承し覚醒したように希穂も
同じようなことが起こった。純度の高い大空属性の炎だ。
「完成したな…ッ!?‥‥うわっ!随分と近未来的な場所だな」
桃色の煙に包まれ十年前の万里と入れ替わった。他の全員が眠った後、一部が
集まり今後について会議していた。その中には神宮司雷漸の姿も。
「まずは日本にあるミルフィオーレ基地を潰したほうが良い。黒幕を倒す前に」
「そうですね。ラルさんの言う通り、なるべく早く日本支部は潰しておきましょう。
ここを倒せなければミルフィオーレを倒すことは出来ない。私もまだまだ救えていない
患者さんが大勢いますから」
雷漸は微笑んだ。翌日の早朝、朝食の準備をしているハルと京子とクロームの元に
やって来たのは神宮司雷漸だった。
「あ、雷漸さん。おはようございます!でもまだ休んでいても構いませんからね」
「おはよう三人とも。働き者だね、気遣ってくれてありがとう。でも私は大丈夫、
その言葉は沢田君たちに伝えてあげて。何か手伝えることはあるかな?良かったら私も
手伝おう」
「え?いいんですか?…でも雷漸さんも夜中まで起きてたんじゃ」
京子の言葉に雷漸は微笑んだ。
「大丈夫。君はこんな私の心配よりも自分や友達の心配をしてあげなさい」
京子は「はい」と明るい声で答えた。
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