二次創作小説(紙ほか)

Re: BORUTO甘露寺伝 ( No.3 )
日時: 2019/12/08 18:44
名前: 春先雪華。 (ID: xs5T8t9X)

「なぁ美弦さん、こんな森の中に誰がいるんだよ?」

ボルトは辺りを見回しながら言った。シノブは誰がいるのか知っているらしい。

「焦るなよ…オイ、何処にいるんだよ。折角だから挨拶に来てやったぞジジイ」
「相変わらずの減らず口じゃな美弦。少しは老人を敬え小僧」

長い髭を生やした年老いた男が現れた。シノブはスッと頭を下げた。彼女の元に彼が
近付く。

「ほぅ、中々美人じゃな。儂は金剛巌という…よろしく頼むぞ坊主共」
「ぼ、坊主って…ボルト君はまだしもサラダちゃんとうちは坊主じゃないけど」
「巌おじいさんってば、元気そうですね。とても100歳越えとは思えませんよ」

それに驚いた。確かに老人なのだがそこまで年老いているのにかなり元気だ。

「金剛一族は肉体が朽ちる速度が遅く長命だ。更に力を籠めれば刃も通さないと
されている。だけど忍術は扱えない…だったか」
「聞いたことも無い一族だってばさ」
「そうかもしれんな…じゃがお前たちの親よりも長生きしとる。それに…若造には
まだまだ負けんぞ」