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二次創作小説(紙ほか)
- Re: BORUTO甘露寺伝 ( No.8 )
- 日時: 2020/01/17 18:36
- 名前: 春先雪華。 (ID: xs5T8t9X)
残りの鈴は後二つ。
さて、どう来る?術の要となるミロクを止めるのを先にするべきか…。
コタローはヤヒコの攻撃を受け流しながら考える。それだけの余裕があるということだ。
数日前、娘を溺愛する美弦はミロクに術を教えていた。
「そうはいっても、特徴的な印だから悟られにくい一方、その後に対処されるということも
ある。そこのところをしっかり考えろよ」
なんだ、あの印は…?ミロクの方に目をやったコタローが目を見張るもの、それはミロクの
印だ。途中で四角形を作っている。
—風遁・花吹雪!
「ヤヒコ!」
ナガトの声にヤヒコが反応し後退する彼を追おうとするがその手を阻まれた。
もう一度手を伸ばす。その掌には幾つもの掠り傷がついていた。
—火遁・豪火滅却!
炎を取り巻き花吹雪は竜巻へと姿を変えコタローを呑み込んだ。宙を飛んだ一つの鈴を
ミロクがキャッチする。風遁・花吹雪は火や水、雷などの属性を取り込むことで
パワーアップさせることができる。
「そうだったな…甘露寺一族、かなり特殊な忍術を扱う一族だと聞いていたのに…さてと
後1つは簡単には渡さねえぞ?」
「しまっ—!!」
誤ってヤヒコはコタローの方を見てしまった。烏の…羽?動けないことに気が付いた。
魔幻・枷杭の術。
「まずは一人、そう簡単に破れると思うな」
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