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番外編『遅くに来たぞ、サンタクロース!?』


俺は、ココ最近は大した儲け話もないので、マンションで1人うたた寝をしていた。

それにしても、だいぶ寒くなったなぁ…
ヒーターやコタツでも買ったらいいんだろうが、そんな金ねぇしなぁ…


そんなことを考えながら目を閉じていると、ドンドンドンとドアが立て続けにノックされる。

言い忘れたが、俺の家にはチャイムなんてないんだ。

…借金取りかな。
面倒臭いが、行くことにした。

ドアを開けた途端、12月の冷たい風が身を凍えさせる。

『はーい、どちら様ですかー…？』

だが、玄関に出ても、誰の姿も見えなかった。
その代わり、誰かの忘れ物のようなものがぽつんと置いてあった。

『…なんだ、こりゃ？』

不思議に思い、部屋に持ち帰って開けてみると、中はクッキーやチョコレートなどのお菓子の詰め合わせ。

そして、こんな手紙が添えてあった。

『私よ。
〝鬼太郎が〟心配してるから来なさい。
猫娘より』

…あいつらなりに、考えてやがったんだな。
久しぶりに行ってやるか…！