二次創作小説(紙ほか)

Re:第2話「俺は嫌われていない かまぼこ隊Ver,」 ( No.6 )
日時: 2020/02/13 17:08
名前: むう (ID: j66stzOv)

 藤の花の家紋の家での休息後、鎹鴉の指令で那田蜘蛛山へ向かったかまぼこ隊一同

〈炭治郎Ver,しのぶvs義勇のシーンから〉

 しのぶ「これって隊律違反でしょうか?
     もしかして嫌われてると言ったこと、根に持ってます?」
 義勇「…………俺は、嫌われていない」
 しのぶ「(ピキーン!)」
 炭治郎「(えぇぇぇぇ?)」
 しのぶ「……ごめんなさい。嫌われている自覚がなかったんですね。
     余計なことを言ってしまい、申しわけないです」
 義勇「(ピキーン!)」
 炭治郎「(えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ?)」


 〜数秒間、皆沈黙〜

 炭治郎「実は俺も、自覚がないだけで周囲から嫌われているのかも……」
 義勇・しのぶ「?!」

 炭治郎「最終選別の時、手鬼に頭突きしたし。
     珠世さんに年齢を聞いて愈史郎さんに殴られたり、
     禰豆子を狭い箱の中に入れて戦ったり、
     善逸に憐みの視線を向けたり、
     伊之助に頭突きして脳しんとう状態にさせたり……」

 しのぶ「あなたも嫌われている自覚がなかったんですか。
     良かったですね冨岡さん。仲間がいて」
 義勇「……………………(しのぶを羽交い絞めにした手に更に力を籠める)」
 しのぶ「痛いでーす」
 炭治郎「でも俺は! 多分………嫌われてない! はずです!」
 義勇「(コクリ)」

 
 炭治郎の罪一覧

・最終選別の時に手鬼に頭突き
・女性に年齢聞いた
・妹を狭い箱の中に入れて戦った
・同期をちょっと馬鹿にした
・同期に脳しんとう起こさせた

 そこから導き出される結論

「俺は嫌われていない」



〈善逸Ver, 山に入るのを怖がって道端に座っているシーンから〉

 善逸「(俺、嫌われてんのかな……。
    普通置いていくか? 仲間を道端に。説得しない? 仲間なら。
    二人で説得してくれたらさ、行くからね俺だって。
    それなのに二人でさ、怖い山の中へすたこらさっさですか。
    置き去りにされた俺の気持ちよ)」

 チュン太郎「チュンチュン(そうだよ、嫌われてるんだよ君は。
       いつも泣いてばっかり! 怯えてばっかり!
       男なんだからちょっとはいいとこ見せなさいよ!)」

 善逸「いいな、お前は気楽で。人間のことなんか分からないよな」
 チュン太郎「(怒りマックス)はぁーん? 舐めるなよ!」
 善逸「喋ったァァァァァァ!」

 チュン太郎「いっつも君は鬼が居ても逃げてばっかり!
       恥ずかしくないんですか、鬼殺隊として!」
 善逸「あうっ(グサツ)」

 チュン太郎「修行を始めた理由も、女の人に騙されて借金背負わされたんだって?
       みっともない!」

 善逸「うぐっっ。すごい切れ味の言葉がよりによって雀から(グサグサ)」
 チュン太郎「お前は嫌われてるかもしれないよ! 分かんないよ!
       だから嫌われないように頑張らなきゃね! チュンチョン」

 善逸「あのさ。それは俺だって分かってるよ? 
    本人が気にしてることをさ、大声で言うあたりデリカシーないよホントに!」
 チュン太郎「チュンチュン!」

 善逸「お前本当に可愛くないよ! ホントそういうとこ!
    俺だってな! 借金背負いたくて女の子と付き合ったわけじゃないんだよ!
    雀のお前に偉そうに言われたけど、ホント君の言うこと正論だったけど、
    したくてしたわけじゃないからな!(鼻水と涙)」


 善逸の罪一覧

・女の子に騙されて借金背負わされた
・鬼が居ても逃げてばかり
・泣いてばかり怯えてばかり


 そこから導き出される結論

「したくてしているわけじゃないから俺は嫌われていない」


 ネクスト→禰豆子、伊之助の罪と、それぞれが導き出す結論は?