二次創作小説(紙ほか)

Re: 「第6話 新たな仲間」2 ( No.32 )
日時: 2020/02/18 16:24
名前: むう (ID: j66stzOv)

 サクラちゃんありがとう!小説に使えまふ!
【大正コソコソ噂話】
 私の性格はカナヲに似ているらしい(家族談)。

 ではお待ちかねの戦闘シーンだぜェ! ヒャッフー!
 精神状態が伊之助になっていますw 

〈鴉の指令で南南西にある山へ向かうかまぼこ隊一行〉

 炭治郎「南南西には、『縛身山(しばみやま)』と言う山があるらしい。
     鴉が言うには、そこに鬼が居るとのことだ」
 善逸「また山の中に入るのかよ……(前回の那田蜘蛛山で大分こりている善逸)。
    そこ、蜘蛛とか出ないよな? いや、出るか。山の中なんだし……死ぬわ俺」

 伊之助「アレ(被り物)がないと感覚が狂って仕方ねえェ!しのぶのせいだ!」
 炭治郎「最終的に壊したのは君だぞ、伊之助」
 伊之助「何だとコラァ!」

 善逸「ギャ————!!! やめて! 大声出さないで頼むから!
    常に気持ちに張りを持たなきゃいけないだろ? いつ襲撃されるか分かんないんだよぉ!」
 炭治郎「そうだな。善逸の言うとおりだ。気を引き締めて………うわっ。
     善逸、俺の羽織の裾を掴むんじゃない! 邪魔だ!」
 
 伊之助「何してんだコイツ。気持ち悪い奴だな」
 善逸「お前に言われたくないわ、このまつ毛!」
 伊之助「何だとォ! このタンポポ野郎!」
 禰豆子「(箱の中)………(タンポポ野郎……)」

 炭治郎「静かにしろ! もうすぐ着くぞ!」

 〜縛身山、到着 入山〜

 伊之助「? 何だこれ」
 善逸「ひィィィィッ何? 何なの?! 蜘蛛? 蜘蛛なの??」
 炭治郎「………いや、ただのお地蔵様だ」

 善逸「……………………驚かせんな、この色白(←悪口ではない)!!」
 伊之助「知らねえもんは知らねえんだよ! 説明しやがれスケベ野郎!!!」
 禰豆子「(箱の中)………(スケベ野郎……)」

 炭治郎「お地蔵様というのは、仏様がいない世界で人を守ってくれる菩薩(ぼさつ)だよ。
     特に…………(口をつぐむ)」
 伊之助「どうした炭太郎」
 善逸「(炭治郎だってば。誰だよ『たんたろう』って。言いにくいわ)」

 炭治郎「血の匂いがする。鬼だ!!!」
 善逸「なぁ、何か聞こえないか。鈴が鳴るような音………」

 〜シャラン シャラン シャラン シャラン〜

 かまぼこ隊一同「(刀の柄を握り、神経を集中させる)」

 炭治郎「ここからそう遠くない距離にいる。だけど風のせいで匂いが流れて行ってる!
     伊之助、頼む!!」
 伊之助「おっしゃあああ! 伊之助様の出番だぜェ!(二本の刀を地面に突き刺す)
     獣の呼吸・漆ノ牙 空間識覚!!(両手を広げて)」

 〜伊之助、優れた触覚で敵の居場所を突き止めようとし………

 伊之助「! 逃げろぉぉぉぉ!!」
 善逸「どうした!? どぉわっ(腹を何者かに押されて尻餅をつく)」
 炭治郎「善逸!!!」

 ???「危ない危ない。居場所を突き止められるのはまっぴらごめんだわ」
 炭治郎「(………女性の鬼だ。この前の毬の鬼と同じ匂いがする……)」
 伊之助「(俺の漆ノ牙に順応しやがった!)
     おい鬼! よくも俺の活躍を邪魔してくれたなァ!」
 善逸「痛っ(立ち上がって)(…………)(←鬼を見ても逃げないくらいには成長している)」
 
 ???「威勢がいいわね。私の名前は鈴幻(りんげん)。元………下弦の伍よ」
 善逸「下弦の伍?! 元十二鬼月……(背筋に悪寒が走る)」
 鈴幻「累があの方に気に入られ、私が落とされた。累を殺してくれてありがとう。
    感謝するわ。(首に巻いている、鈴がついたリボンをいじる)」

 炭治郎「仲間が殺されて嬉しいのかお前は! 卑劣、極まりない!」
     水の呼吸・弐ノ型 水車!!(鈴幻に飛び掛かる)」
 鈴幻「(攻撃をかわして)あら、感謝するって言ったのに……。聞き分けのない子ね。
    血鬼術・縛身衣(しばみごろも)!!(右手を炭治郎に向ける)」

 〜突然、炭治郎の身体が硬直する〜

 伊之助「おい寒太郎! ビビってんじゃねえ! 動けコラ!(炭治郎の肩に手をかける)」
 善逸「(ハッ)逃げろ伊之助———————!!」

 伊之助「(バッと身を引く)」
 炭治郎「(刀を二人の方へ振るう)ブンッ」
 善逸・伊之助「(飛び上がって攻撃をかわす)」

 伊之助「オイオイ。アイツ、頭がどうにかしちまったのかァ?」
 善逸「違う! 血鬼術で操られてるんだ! 蜘蛛の鬼は糸を斬れば良かったけどこいつは違う!
    奴の頸を斬らない限り、炭治郎はずっとこのままだ!」

 伊之助「チィッ。鬱陶しいぜ全く!(地を蹴って宙に舞う)俺は鬼の頸を斬る!
     お前はそこで健一郎を抑えてろ! いいなァ!」
 善逸「分かってる! 今回ばかりは寝ていられない!(←おぉ!)
   (刀を抜いて構える)行くぞ伊之助!!」
 伊之助「おうよ。腹が減るぜ!」

 善逸・伊之助・炭治郎「(同時に刀を振るう)」

 炭治郎「アァァァァァ!(ビュンッ)」
 善逸「(攻撃を刀で受け止める)そんな怖い顔してたら禰豆子ちゃんが悲しむぞ!」

 伊之助「獣の呼吸・肆ノ牙 切細裂き!」
 鈴幻「(スッと伊之助の方へ手を向ける)」
 伊之助「おっと(バク転で鈴幻の背中側へと移動)。
     この伊之助様を倒そうだなんて百年早いぜェ!」

 善逸「………雷の呼吸・壱ノ型 霹靂一閃・六連!!(ドドドドドドドドドンッ)
   (ズサッ←着地)こんなことはしたくないけどな(剣先を炭治郎の喉元へ向ける)」
 炭治郎「ウァッ」
 善逸「伊之助、今だ!!!」

 伊之助「うぉぉぉぉぉぉぉ! 獣の呼吸・陸ノ牙 乱杭咬みィ!!!」
 鈴幻「血鬼術、縛身衣・結繩」

 善逸・伊之助「…………ぐっ(突然の頭痛に悶絶する)」
 鈴幻「広範囲にわたる精神攻撃よ。この術にかかった者は全て私の思い通り。うふふ」

 善逸「くぅぅぅぅぅ………。あァァァァァ!!(伊之助へ向かって刀を振るう)」
 禰豆子「(箱の中から飛び出して)っっっ!!(伊之助をかばうように立つ)」
 伊之助「アァァァァ!(ビシャッ)」
 禰豆子「ヴッ(伊之助に斬られ、うずくまる)」

 鈴幻「うふふふふ」


 ???「ひっでえなぁ。許すわけにはいかないね」
 鈴幻「誰?(バッと顔を上げて)」
 ???「どこ見てんのさ。ここだよ」

 〜いつの間にか、木の枝に少女が座っている。
  少女は髪を左右でくくっており、鬼殺隊の隊服の上に紫色の着物を羽織っていた〜

 鈴幻「鬼狩り?!」
 ???「ご名答。隊員同士で斬り合いをさせるなんて、どういうつもりだい?」
 鈴幻「…………あなた、妙な雰囲気ね。何者なの?」
 ???「さっきあんたが言った通りさ。鬼狩りだよ」

 鈴幻「………考えるのは後ね。私の邪魔をする奴は殺して食べてやるわ。
   (少女に手を向けて)血鬼術……」
 ???「どこ狙ってんの。ちゃんと狙わなきゃダメじゃん」
 鈴幻「!? (声のした頭上に視線を向ける)いつの間にっっ」

 ???「遅いね。本当に元十二鬼月? 私の妹を食べてそれで満足したのかな?
     ………ムカつく。乙(きのと)の隊士を舐めるなよ!
    (二本の短刀を取り出して構える)」
 鈴幻「そんな短い刀が届く訳……」

 ???「…………四季の呼吸・壱ノ型 春雷」
 鈴幻「っ? (両腕が切り取られる)バカな……斬撃が届いた?!」

 炭治郎・善逸・伊之助「(術が解け、我を取り戻す)」
 ???「遅くなってすまなかったね。まあどうせならカッコいい所で出しゃばりたいじゃん?」

 炭治郎「(誰だ? 隊服を着ている……。鬼殺隊員か?)」
 善逸「(この子があの鬼の腕を斬ったのか。あんなに小さい体で……)」
 伊之助「(階級・乙だとォ?! 
     確か階級は上から柱→甲→(きのえ)乙(きのと)→丙(ひのえ)だから……。
     俺たち一番下の癸(みずのと)だぞォ? あんなちびっこいのが、乙……!)」

 ???「ヒーローは後から現れるってことを、思い知らせてやるよ!!」


 ネクスト→助っ人登場!! 術が解けた三人&少女で鈴幻を倒せ!!
      そして助っ人の正体が明らかに!!
      お楽しみに!