二次創作小説(紙ほか)
- Re: 「第6話 新たな仲間」3 ( No.34 )
- 日時: 2020/02/19 17:03
- 名前: むう (ID: j66stzOv)
ほーい続きだぜー!いやぁオリキャラ、カッコいいね(←自分で書いて自分で感心)
あ、喋ってるとまた鈴幻の術で作者が操られちゃって小説書けなくなるから。
とりあえず(取りあえずって何だ)続き行くぜー!(精神状態がまだ伊之助w)
〈助っ人の登場で何とかピンチを切り抜けたかまぼこ隊〉
鈴幻「チッ。腕が斬られたら術が使えないじゃない……。
それにあなた、本当に人間? 微かに私と同じ雰囲気がするわ」
???「へーぇ。凄い観察力だね。感心感心!
まぁ人間って言われたら『どちらでもない』って答えるのが正解に近いかな」
炭治郎「(あの女の子は、微かにだけど鬼の匂いがする……。何なんだ?
鬼舞辻と同じように、人間に化けているのか!?)」
善逸「(鬼の音がする。すごく小さな音だけど、間違いなく鬼の音が。でも人間の音もする。
…………どうなってんだ?)」
伊之助「(『どちらでもない』? 曖昧な返事すんじゃねえよ! 訳わかんなくなるだろうが)」
炭治郎「君は一体何者なんだ!」
???「詳しく説明したいけど、話は後でいいかな。先にコイツを地獄に送りたいからさ」
伊之助「そうだなァ! ごちゃごちゃ考えるのは性に合わねえ! アイツをぶった切る!」
善逸「(………まぁ、音を聞く限り悪意は感じないし。
禰豆子ちゃんがあの子に飛び掛からないから信じても大丈夫なのかな。
それにこの子………すっげえ可愛いんだよな)」
炭治郎「了解した! 俺たちも加勢する! 乙の君が来てくれて助かった!」
善逸「ありがとう! 何なりとお申し付けくださいませ!」
伊之助「俺がアイツの頸をぶった切ってやらぁ!」
???「礼には及ばないよ。じゃあ今からアイツ倒す手順を説明するね。
あの鬼とは一回会ってるから、倒し方は知ってるんだ。
(小声で)アイツは一直線の攻撃を敏感だ。
その一方で、多方面からの攻撃や不意打ちの攻撃への防御力は低い。
だからまず私が奴を引き付ける。その隙に君たちは奴の背後から切りかかって。
誰かが真っ直ぐ向かえば、アイツは必然的にその攻撃をかわそうとする。
その隙に攻撃を仕掛けるんだ。OK?」
炭治郎「把握した。よし行くぞ、善逸・伊之助」
善逸「おうよ。あの鬼には禰豆子ちゃんを傷つけた罪と、
俺に炭治郎を攻撃させた罪がかかってるからな! 絶対許さない」
伊之助「よしお前ら! この伊之助様についてこい! 行くぞォオォ!」
善逸「(小声)不意打ちだって言われただろうが! 俺らは隠れて、ここぞというときに
飛び出すんだよ!」
炭治郎「禰豆子、今回も俺たちの護衛よろしくな。(なでなで)」
禰豆子「ムームー!(撫でられて嬉しそう)」
〜かまぼこ隊一同 準備完了〜
鈴幻「何やら話し合いをしていたようだけど、共闘ではないのね。
怖気ついたのか知らないけれど、何人で来るかと思ったらあなた一人だけ。うふふ」
???「さっきアンタの腕を斬ったのは誰だったか忘れた? 」
鈴幻「忘れるわけないでしょ! 乙だろうが何だか知らないけど、一番厄介なのは間違いないわ」
???「良ーくわかってんじゃん。二年前に私の妹を殺したお前と、また出会えて嬉しいよ!」
鈴幻「妹? あぁ、確かその紫色の羽織とお揃いの着物を着た女の子がいたわね。
その女の子をかばったお姉さんは傷口に私の血が入って鬼化して……。
いや………鬼化したかしら? あの子はあの時人を襲ったりしなかったし変貌もなかった」
???「………………良くも菜乃を……。私の妹を殺してくれたなぁ!!
お前を必ず地獄に送ってやるよ! 鬼の私が! 鬼のお前をね!!」
鈴幻「あなたも鬼? じゃあ何で人をかばったの? 美味しいごちそうが目の前にあったのに」
???「あいにく、私は鬼化しない身体でね! 悪かったね!」
???「四季の呼吸・伍ノ型 乱れ紅葉!!(二本の刀で四方八方に斬りつける)」
鈴幻「(体に無数の擦傷を負う)はぁはぁ。八連撃! いい技ね美しい。
この私とやり合えるなんてあなた、かなりの実力者ね。
鬼化しない特殊な個体が存在するなんて知らなかったわ」
???「…………そうだろうね。(人差し指を下へ向けて合図)」
炭治郎「(背後から)水の呼吸・捌ノ型 滝壺!!」
鈴幻「ぐっ。不意打ちっ!?」
炭治郎「水の呼吸・肆ノ型 打ち潮!!」
???「血鬼術・暗黒の魔手!!」
〜少女が技名を唱えると、空中に黒い二本の腕が出現〜
炭治郎「聞いたよ。鬼の血が入っても鬼化せず、術のみ使える特殊体質なんだな!」
???「やるじゃん君! 私は人間と鬼の血を引く鬼殺隊、胡桃沢仁乃だ!!
挨拶が遅れてごめんね!!(黒い腕を操り、鈴幻の方へ伸ばす)」
鈴幻「剣術に血鬼術………本当に厄介だわ!ぐっ(黒い腕が体に巻き付く)」
仁乃「いよっし! 捕まえたぁ! ざまあみろ! (チラリと右に視線をよこして合図)」
伊之助「分かってるっての! 獣の呼吸・弐ノ牙 切り裂き!」
善逸「雷の呼吸・壱ノ型 霹靂一閃!」
禰豆子「血鬼術・爆血!!!」
〜ズバッ と音がして鈴幻の頸が斬れる〜
かまぼこ隊一同「よし、斬れたァ!」
鈴幻(身体)「早く、早く頸を繋げなきゃ……」
仁乃「ダメだって。私の複製腕にがっちりつかまれてんだからさぁ。どのみち、死ぬよ」
鈴幻(頭)「あァァァァァァァァ……(崩れていく)」
仁乃「さよなら。仇は取ったよ、菜乃……」
〜10分後〜
炭治郎「今回は本当に助かったよ。ありがとう。えーーっと、君、何歳?」
仁乃「今年で14だよ。入隊したのは11の時」
炭治郎「(11歳で入隊、14歳で乙……………!!! (゜_゜>))」
善逸「仁乃ちゃんって、可愛いうえに強いんだね!血鬼術と呼吸って最強じゃん!
(仁乃にすり寄って)」
仁乃「善逸………さん、だっけ」
善逸「気軽に善逸って呼んでもらっていいよ!(鼻息荒い)」
仁乃「……………(得体のしれない者を見るような目)」
善逸「あ、善逸さんでいいです」
禰豆子「ムームー!(ニコニコと仁乃の方へ駆けていく)」
仁乃「この子、鬼?」
炭治郎「俺の妹の禰豆子だ。人は襲わない。特別に俺と一緒に行動してるんだ」
仁乃「へぇー。確か同い年だったよな。鬼同士通じ合うものがあるのかもしれないね」
禰豆子「ムームー!」
善逸「ね、禰豆子ちゃんが俺を完全無視して仁乃ちゃんに近づいたァ!(Σ(゜д゜lll)ガーン)」
炭治郎「四季の呼吸って初めて聞いたけど、そんな呼吸あるんだな」
仁乃「あ、私のオリジナルの呼吸なんだ。育手が居なかったから自分で会得した」
炭治郎「へぇ……伊之助と一緒だな」
伊之助「ああん? 俺と一緒にするんじゃねーーよ!」
仁乃「いのすけ…・…? へー、君、男の子なんだな」
伊之助「ハァ————?! 今なんて言った! ぶっ殺すぞコラァ!」
仁乃「ごめん。いや、ずっと女の子だと思って……」
伊之助「(ギリギリギリ)ぶったおす! 許さねえぇ!」
仁乃「えーーっと、炭治郎さんに善逸さんに伊之助……ちゃん?」
伊之助「お前!」
仁乃「伊之助さんに禰豆子。よし、覚えた。
いやぁ間に合って良かったよ。流石、私の雀は優秀だね!(掌の上で雀がパタパタ)」
かまぼこ隊一同「雀?」
炭治郎「鎹鴉じゃなくて?」
仁乃「え? みんな鴉? 何か最終選別の時に私だけ雀もらってさぁ。
でもちゃんと人語通じるから今まで気にしなかったんだよな」
善逸「ありがとう仁乃ちゃん————————! 俺も雀なんだよ———————!
良かったよ仲間がいてぇ(涙)」
仁乃「………うっせーなぁ……」
善逸「すみませんすみません」
炭治郎「なあ仁乃ちゃん。君もかまぼこ隊に入らないか?」
仁乃「かまぼこ隊? なんじゃそりゃ」
善逸「俺たち四人のグループ名だよ。
伊之助が炭治郎のことを『かまぼこ権八郎』って言ったのが由来」
仁乃「私で良ければ入っても構わねえけど」
炭治郎「そうか。ありがとな」
禰豆子「ムームー!」
善逸「ねぇずこちゃんは俺のもんだ————————!」
仁乃「じゃあ一緒に山降りよう……か……(体がぐらりと揺れて)」
善逸「に、仁乃ちゃん?」
仁乃「あ、ごめん。血鬼術使うと貧血なるんだ。
ほら私、人間と鬼の血が混じってるから使える数にも限度が……・…」
炭治郎「もう喋らなくていい! 伊之助、仁乃ちゃんをおぶってくれ!」
伊之助「ああん? 何でだ!」
炭治郎「(背負い箱に禰豆子を入れて背負う)
俺は禰豆子を背負っているし、善逸は何か仁乃ちゃんとギクシャクしてるし……」
伊之助「何だよその理屈! チッ ほら乗れ!」
仁乃「ありがほうごじゃいまふ(伊之助の体に乗って)」
伊之助「…………やけに重いな」
善逸「おおおお女の子に体重の話とかすんじゃねえよお前!」
第6話 終わり!
これからかまぼこ隊は、炭治郎・禰豆子・善逸・伊之助・仁乃でやっていきます。
感想待ってまーす。