二次創作小説(紙ほか)

Re: 第8話 「伊黒×蜜璃のデート観察&護衛の一日」2 ( No.43 )
日時: 2020/02/22 08:33
名前: むう (ID: j66stzOv)

 ほい。続き行きますよー。
 あ、ちなみに……柱の技名が出たりするのでネタバレゾーンギリギリなんですよね……。
 技名は出てもいいから、漫画のどのシーンで使われてるのかとかそういうネタバレはやめて!
 っていう人はどうぞ。
 私も出来る限りネタバレには気をつけますんで、じゃあ第8話行ってみよ〜。

〈藤の花の家紋の家〉

 仁乃「はい、着物の着付けはこれで終わり。
    あ、帯は可愛くお腹側でちょうちょ結びにしたよ。
   (ギュッと炭治郎と伊之助と無一郎の帯を締める)」
 炭治郎「うぉえっ。つ、強く締めないでくれ、お腹周りがっ……」
 無一郎「………ちょうちょ結び……(ちょっと照れる)」
 仁乃「しっかり締めないとほどけちゃうでしょ」
 伊之助「何だよコレェェェ!!」

 伊之助「………何だよコレェ!(二回目) 」
 仁乃「何って、振袖だよ?」
 伊之助「こんなもん着てたら刀振れねえだろうがァ————!(ムキ—ッ)」
 仁乃「うるさい。血鬼術……」
 伊之助「あぁもうわかったっつーの!」

 禰豆子「ムームー!(キュッと善逸の帯を締めて)」
 善逸「ありがとう禰豆子ちゃーん。手際いいねー」
 禰豆子「ムームー!」
 善逸「禰豆子ちゃん大好きー」
 炭治郎・伊之助・無一郎「(いいな、善逸は素直に喜べて……)」

 仁乃「よし、あとは無一郎くんの髪をどうにかしないと」
 無一郎「………もういい。振袖だけでいいから(柱のみんなに何て言われるか……)」
 仁乃「取りあえずお団子にでもするかぁ」
 無一郎「………話を聞いて………」

 仁乃「じゃあまず櫛で梳かすねー。(櫛を無一郎の髪にあてて)」
 無一郎「ひゃっ」
 善逸「うおっっ!(女の子に髪触られるとか羨ましい……)」
 仁乃「あーもう。何で変な声出すわけ?」
 無一郎「何でもない(…………女子に髪触られて動揺しない男子が果たしているのだろうか)」
 仁乃「(櫛で髪を梳かす)痛くない?」
 無一郎「………痛くないです……(赤面)
    (派手な奴っていう条件だったら宇髄さんとかの方がいいんじゃ……。
     なんで僕が………なんで……)」


 〜仁乃・禰豆子 炭治郎たちの女装の準備が終わる〜
 〜炭治郎たち、宇髄たちのところへ戻る〜

 宇髄「これまた派手に変装したなぁ」
 しのぶ「………一瞬誰かと思ってしまいました」
 仁乃「私、五人姉妹の次女だったから、妹たちの着付けいつもやってたんだよ」
 禰豆子「ムームー!(私も手伝ったんだよ!)」

 実弥「時透! なんだその恰好よォ!」
 煉獄「似合っているぞ!」
 悲鳴嶼「…………無理やりさせられたとはいえ出来栄えに感心する……南無阿弥陀仏……」
 義勇「…………」

 炭治郎・伊之助・無一郎「ハァ———————ッ(大きなため息)」
 善逸「お前ら何だその溜め息は。女の子に着つけしてもらって、髪も梳かしてもらって!
    それなのに『迷惑でした』みたいな顔すんじゃねぇ————————!」

 伊之助「ハァ——————?! 何言ってんだお前っ! 
     この伊之助様が! あのチビ(仁乃)に無理やり!! こんな格好させられて!
     これで喜べるお前はいいなぁ? ああん?!」
 無一郎「………(言いたいことを全部言ってくれてありがとう……)」
 炭治郎「(ヤバい。時透くんと伊之助の怒りが沸点に達しそうだ)」

 しのぶ「はいはい。そこまで。じゃあこれから実践までの流れを決めましょうか」



 〈夕方六時 一同・ミッション開始〉

 〜伊黒・蜜璃 近辺〜
【担当者:義勇・炭治郎・宇随 仕事:二人の観察及び、鴉による情報共有】


 伊黒「甘露寺。花火が揚がる場所はどこだ?」
 蜜璃「ほらあそこ。(川にかかった橋を指さして)。あそこで見えるらしいですよ」
 伊黒「なるほどな。向こうに店があるが行くか? 甘露寺の好きな桜餅もあるらしいぞ」
 蜜璃「(伊黒さん、いつもより優しいっ嬉しいわっ!)は、はいっ」

 炭治郎「(建物の陰に隠れ中)伊黒さんたちを見つけました。
     二、三軒先の店に向かうようです」
 宇髄「よし、行くか。あいつ(仁乃)の情報によると、あそこには鬼はいないらしい」


 ※仁乃は視力がよく、数メートル先のものまで見える他、
  建物の外見を見ただけで敵の位置や内部の構造まで分かります。

 宇髄「二人の跡をつけつつ、皆の鴉と情報共有だ」
 義勇「……了解した」


 〜伊黒・蜜璃から北〜
【担当者:善逸・しのぶ 仕事:周辺の護衛及び鬼との戦闘】

 善逸「仁乃ちゃんの情報によると、ここに鬼が居るらしいです……ひィィィィッ」
 しのぶ「善逸くん落ち着いてください。まだ鬼と直面したわけではないですから……。
     あとやたら動きがぎこちないのですが、どうかしたんですか?」

 善逸「着物の背中に刀隠してんですよ! 
    だから歩く度に、柄が背中に当たってすっごく痛くて………(口をつぐむ)」
 しのぶ「………どうしました?」
 善逸「この位置から数メートル先、鬼の音がします。かなり濃い匂いです」
 しのぶ「………わかりました。行ってみましょう」

 〜善逸・しのぶ 善逸の情報をもとに走り出す〜

 ???「お、来たねぇ鬼狩り。ん? そっちの金髪の子……。
     もしや俺の姉さんを殺した隊員の一人だな」

 しのぶ「? 姉さん?」
 善逸「俺知らないっ知らないよ! 君とは口きかないっ」
 ???「鈴幻っていう鬼のこと、知ってる?」
 善逸「ど、どうしてそのことをっ」
 ???「(ニンマリ)俺の名前は鈴武(れいぶ)。鈴幻の弟さぁ」
 

 〜伊黒・蜜璃から東〜
【担当者:禰豆子・仁乃 仕事:周辺の護衛及び鬼との戦闘】

 仁乃「それにしても、この箱重いねぇ(禰豆子を箱の中に入れて背負い中)
    あ、ごめんね、体重の話じゃねーから」
 禰豆子「(…………仁乃ちゃんひどい……)」
 
 仁乃「(ハッ)ここからそう遠くない位置……。鬼の気配……」
 禰豆子「(………マジか)」
 仁乃「ごめん揺れるけど走るよっ!!」

 〜仁乃、鬼の気配を辿り走る〜

 ???「…………来たわね(お面をつけた女性の鬼だった)」
 仁乃「堪忍しな!(二本の刀を鞘から抜き取る)お前の頸を切り裂いてやるっ」
 ???「あれ? あなたの顔……見たことあるわ。あなた、仁乃でしょ?」
 仁乃「どうして私の名前を……」
 ???「(お面を外して)久しぶりね。また会えて嬉しいわ。私は元下弦の陸・麻百(あさも)。
     人間だった頃の名前は………胡桃沢麗乃(くるみざわれの)」
 仁乃「ね、姉さんっ!?」
 麻百「さあ仁乃。夜明けまで一緒に踊り狂いましょう?]

 



 〜伊黒・蜜璃から西〜
【担当者:伊之助・無一郎・実弥 仕事:周辺の護衛及び鬼との戦闘】

 伊之助「ああッ動きづらっ!! あんの野郎———————!」
 無一郎「いちいち怒らなくていいから。…………僕まで怒りたくなるから」
 実弥「女装した奴二人と俺! 宇髄め、なんでこんなチームを組んだんだよォ!」
 
 伊之助「こっちが聞きたいわァ! 猪突猛進———————!」
 実弥「おいコラァ! 怒りに任せて走り出すんじゃねぇ! そんな恰好で走ったら、
    転ぶぞコラァ!」

 伊之助「あぁん、知ったこっちゃねえよそんなこと—————!」
 ???「(伊之助に殴られる)いったぁぁぁ」
 実弥・無一郎「(人、殴ったぁぁぁぁぁ!)」

 ???「元気だねぇ君。この僕に向かって。僕は元下弦の壱……依綱(よさも)だ。
     やれるものならやってごらん?」


 〜伊黒・蜜璃から南〜
【担当者:悲鳴嶼・煉獄 仕事:鴉による情報共有】

 鎹鴉「カァ!戦闘開始!
    善逸・シノブ対鈴武! 仁乃・禰豆子対麻百! 伊之助チーム対依綱! カァ!」
 煉獄「戦いが始まったようだな!」
 悲鳴嶼「………我々も気を引き締めていこう……南無阿弥陀仏……」


 ネクスト→各チーム戦闘開始! 
      善逸、鈴幻の弟と対決! 仁乃、姉との因縁の対決!
      どうぞお楽しみに!