二次創作小説(紙ほか)

Re: 第10話「中高一貫 キメツ学園物語その2」3 ( No.59 )
日時: 2020/02/29 12:27
名前: むう (ID: j66stzOv)

 ベルさん初めまして! コメント嬉しいです、ありがとう!
私も善逸好きだよ!
 皆さんへ報告。このスレは第10話まで来ましたがまだ続きます!次話あります。
「諦めるな!」←諦めたらそこで小説完結。
 じゃあ続き行きまふ。

〈鬼チーム、始動!〉
【沼の鬼→北校舎一階】〈隠れ中:炭治郎・禰豆子・カナヲ・実弥〉

 沼の鬼「どこにいる。出てこい。早くでてこい(ギリギリ←歯ぎしり)」
 炭治郎「(この匂いは!)禰豆子、大きな音を立てるな」
 禰豆子「分かった」
 炭治郎「こちら北校舎一階! 理事長(沼の鬼)が接近中!(小声で通信器に向かって)」

 実弥「(同じく北校舎一階)マジかよ」
 カナヲ「……」

 沼の鬼「教室の中を見てみるか(隣の教室の扉を開けて)ガラリッ」

 炭治郎「(………静かに。落ち着いて……冷静に)
     不死川さん、カナヲ。俺たちが居る教室の隣に理事長はいる。
     そっちにはまだ行く素振りを見せない。他の人と連絡を頼む。
     こっちは上手くやるから」

 実弥「あまり無理すんじゃねーぞォ? いいか?」
 禰豆子「うん!」
 カナヲ「……健闘を祈ってる」
 実弥「栗花落……お前……喋れたんだな(←超失礼)」

 
【無惨→北校舎二階】〈隠れ中:善逸〉

 善逸「(グランドピアノの上にピタ———っとなって)
    (この体勢、いざやってみるとめちゃくちゃキツイんですけど!?
    特に腹が! 腹筋が!!)」
 
 〜ガー ガー〜

 無惨「(ローラー付きの椅子で移動中)人間ども、どこにいる。
    見つけて引きずり出して平伏させてやろう(ガーッ)」
 善逸「(この音! 声! 校長なんだけど!? あとこのガーって音何?
    もうやだもう!)こちら北校舎二階、校長発見……喋りづらっ」

 仁乃「把握。何か色々辛そうだけど頑張って」
 善逸「うん頑張るっ! うぉえっ(腹が……)頑張るよ俺!! 相手校長だけどね!」
 無惨「こんな移動手段があるとは実にありがたい!(ガーッ)
    さぁ私の本気を見せてやろう!(ガーッ)」

 善逸「(何なのこのガーッて音! 誰か教えて! 超怖いんだけど!!)」

 ※ローラーが廊下を滑る音です


【矢芭羽→北校舎三階】〈隠れ中:伊黒・蜜璃〉

 蜜璃「それでですね、今日は仕事帰りに桜餅を買って帰る予定なんですよ!」
    あのモチモチ触感が溜まんなくて〜」
 伊黒「そんなに美味いものなのか? 一日70個も食べるほど」
 蜜璃「ええ! 世界一と言っても過言じゃないわ!」

 矢芭羽「(何やら向こうから話声がするのう…)
     もう釣れるとは有り難い事じゃ」

 蜜璃「それでですね……」
 伊黒「黙れ甘露寺。足音がした」
 蜜璃「(嘘、もう?)(口をつぐむ)」

 〜ペタ、ペタ、ペタ〜

 伊黒「いいか。俺が時間を稼ぐから隙を見て逃げろ」
 蜜璃「は、はいッ」

 矢芭羽「これはこれは伊黒先生。その体勢は何じゃ?
     誰かが後ろに居るとでも言いたげだのう……」
 伊黒「お前に捕まる前に、一つだけ言いたいことがある」
 矢芭羽「? 何じゃ? 言ってみろ」

 蜜璃「(! このことね! 了解したわ!)」

 伊黒「どこでどういうやり取りがあったのか知らないが、よくもまあそんな恰好で歩けるな。
    泥で汚れ、おまけに綿埃までついている。実に汚い。見るのも不快だ。
    今まで気づかないのが奇跡だと思うほどにだ(ネチネチネチネチ)」
 矢芭羽「何? そんなはずは……(服や袖に視線を移す)」

 伊黒・蜜璃「(バッ←逃走成功!)」
 矢芭羽「や、やられたっ!」

 
【手鬼→南校舎一階】〈隠れ中:伊之助〉

 伊之助「ハハハ! この伊之助様、有象無象の奴らとは格が違う!
     …………だから天井に張り付きっぱなしで手がつかれた、何てことは……
     あり得ないはずなんだけどなァ! ちょっと辛いぜ!(←正直)」

 玄弥「(南校舎二階)うるさいぞお前! 敵が近くに居たらどうするんだ!」
 村田さん「(同じく二階)そうだぞ! 大体天井に隠れると決めたのはお前だからな。
      誰の責任でもない」
 仁乃「(同じく二階)きつくなったら教えて。囮役になるから」

 伊之助「はあ? 囮? 助ける? そんなことどうでもいい!
     俺は俺の力だけで逃げ切る!誰の手も借りないぜ」

 手鬼「アア——! (遠くの方から)天気が! 天気が変わっているぅぅ!
    天気予報では晴れるって言ってたのに! 雨なんて聞いてない!」

 伊之助「おいおいおいおい、来ちゃったじゃねぇか———敵が! 敵が!階に!」
 玄弥「お前の責任だぞ! 疲れてんならちゃんと口で言え! 無駄な強がりするな!」
 伊之助「ハァ—? 強がってねえよ舐めんじゃねぇ!」
 仁乃「うるさい! そうなの、辛くないのね分かりましたっ。じゃあ一人で頑張れ!」

 〜プツンと電源が切れて〜

 伊之助「(うわっ! どうすんだどうすんだ! 考えろ考えろ!!やべぇ————!
     手がもう限界……)弱気になるな畜生—!」
 手鬼「(大声に反応して)そこかァッ(伊之助が居る教室に入る)」
 伊之助「(うわ—————! マジかよ! 来んなっつーの!←自己責任です)」

 手鬼「どこだ————どこだ。アア—!」
 伊之助「(突然の奇声にビクっとしてその瞬間手が滑り、地面に落ちる)ヴッ」
 手鬼「また雨が!! 雨の量が変わっている————!」
 伊之助「(相手が喚いている隙に教室の入り口から逃げる)
     助かったぜ相手が馬鹿で!(←いや、あんたとどっこいどっこいだろ)」


【響凱→南校舎二階】〈隠れ中:仁乃、村田さん、玄弥〉

 響凱「さぁどこにいる、小生の獲物は。捕まえたらすぐに音楽の稽古をつけてやる」
 仁乃「(響凱を発見)いるっ! 私がいる多目的室の前の廊下にいるっ。
    (通信器を操作)こちら南校舎二階。響凱先生を発見」

 村田さん「マジかよっっ! どうするどうするっやべぇ!」
 玄弥「うるさいわぁっ! 鬼ごっこって言うのはなぁ、大きな声とか音はダメだぞ!
    そんな常識的なことも分からないのか? お前俺より年上だろうが!」
 村田さん「言い方酷いだろ!(Σ(゜д゜lll)ガーン)」

 仁乃「(毎回毎回うるさいなこのコンビは)
    こっちは何とかするから、そっちはそのまま動かないで」
 玄弥「オッケー。頼りになるぜ。村田さんと違って」
 村田さん「オイ!」

 響凱「小生の……獲物は……どこにいるか」
 仁乃「(隠れとけば問題ないはず。うん、通り過ぎるまで待てば大丈夫)」
 響凱「小生の獲物は…」

 伊之助「(ダダダダ—!)うおっ! 敵! やべぇ撤回するぜェ———!(ぴゅーん)」
 響凱・仁乃「(は?)」
 仁乃「(え、え? 何でここに伊之助さんが居るの?
     …………あいつ………勝手なことばっかりしやがってぇ……)」

【朱紗丸→南校舎三階】〈隠れ中:誰もおらず)

 朱紗丸「どの教室も探し回ったが誰もおらんとは……。
     仕方ない、適当にそこらをうろついて見ようかの」

【累→屋上】〈隠れ中:宇髄、煉獄、義勇〉

 宇髄「おい冨岡ぁ……。いい加減にしやがれ。隠れる場所探さずに今までボーっとして!
    お前は囮なんだぞ、扉の前に居たらすぐに捕まってお役御免になるぞ分かってるか!」
 義勇「分かってる……(ボー)」
 煉獄「それは全く分かっていない人間がする顔だな! うむ!」

 累「(バタンと扉を開けて)………え」
 義勇「あ」
 宇髄・煉獄「(あぁぁぁぁ……)」
 累「タッチ」

 宇髄「(冨岡! 許さねえぞ。何地味に捕まってるんだよ、いや捕まるのが囮だけどな!
    だからってコレはあんまりだろ! 俺たちが逃げる時間どこにあんだよ!)」
 煉獄「(よもやよもやだ……。ここでどう立ち回るかが今後勝利の境目となるだろう……)」

〈冨岡義勇 OUT
 生存者 残り15名〉

【球世・愈史郎→体育館】〈隠れ中:しのぶ、無一郎、悲鳴嶼〉
 
 珠世「愈史郎くん。くっつきすぎです。足がもつれますから離れて下さい」
 愈史郎「いいえ離れません! 俺は珠代先生といます!」

 しのぶ「無一郎くん、悲鳴嶼さん、敵が来ました。事前に決めていた作戦を実行しましょう」
 無一郎・悲鳴嶼「………了解しました」

 悲鳴嶼「(倉庫の中にあったバレーボールを取り、予め少しだけ開けた倉庫の入り口から
     外へ投げて)」

 〜コロンっ ダンダン(バウンドする音)〜

 愈史郎「球世先生! あっちです!」
 球世「分かりました。あちらの倉庫の方です……」

 無一郎「(二階の柵をまたいで一階にスタッと着地)」
 球世「っ?! 愈史郎くん、まずはこっちからです!」
 
 しのぶ「(あらかじめ手に持っていたピンポン玉を投げる)」

 〜コロン タンッ〜

 愈史郎・球世「(音のした方に体を向けて)

 無一郎「(たたたたたっ←その隙に逃げ、逃走成功)」
 愈史郎「あっ! クソッ。俺たちを攪乱させる作戦だな……。
     何人いる? 音からしてあと二人だな……」

 しのぶ「(? バレてる!)……こちら体育館。居場所を掴まれました。
     助けに来てください」
 伊之助「よっしゃぁ俺の出番だなぁ?!(体育館に向かっている)」
 仁乃「伊之助さん、あんたねぇ……もう勝手なことしないで頼むから!
   (同じく体育館に向かっている)」


 ネクスト→まだまだ続く鬼ごっこ!
      義勇がつかまり屋上チームピンチ!
      そして体育館チームも危険な状態…。
      上手く逃げ切れるのか?

 次回もお楽しみに!