二次創作小説(紙ほか)
- Re: 第11話「再会した仲間」2 ( No.62 )
- 日時: 2020/02/29 10:08
- 名前: むう (ID: j66stzOv)
続きです。
戦闘します!
〈かまぼこ隊一同、目的地である南西の町・神社到着〉
炭治郎「とげ……わざ……何て読むんだ?(神社の鳥居を見上げて)」
伊之助「俺に聞くなよ丸三郎。一文字でも読めたら奇跡だぜ」
善逸「棘に、わざわいの禍。漢字からしても不吉な感じがして怖いんだけど!
禰豆子ちゃん禰豆子ちゃん禰豆子ちゃんっ(←彼の精神安定薬)」
鎹鴉「カァ! コノ神社ハ、『トゲマガ神社』ダ! 馬鹿メ!」
仁乃「とげまが神社……」
豆吉「ココデ、人ノ首ガ度々発見サレテイルヨ。チュン」
善逸「(ぞわっ)今、恐怖が三割足にっ」
炭治郎「三割なら大丈夫だ善逸。禰豆子もついているんだし」
禰豆子「(箱の中で何度もうなずいて頭をぶつける)うっ!」
伊之助「この伊之助様に任せて置けぇ! どんな敵だろうと俺には通用しないぜェ!」
仁乃「客観的に見ると、このメンバーかなり有力だけどね…」
※炭治郎(嗅覚)
禰豆子(血鬼術)
善逸(聴覚)
伊之助(触覚)
仁乃(視力・血鬼術)
善逸「え、そんなもんなの? それで勝てるの? ねえ!」
炭治郎「勝てるのか、ではなく勝つんだ。行くぞ!」
伊之助「おうよ!」
仁乃「ほーい」
善逸「あぁもう、皆楽観視ですか! 行くよ俺も(泣)!」
〜神社の中に入る〜
仁乃「かなり広いね。どこを見てみても鬼の姿が見つけられない」
炭治郎「そうか。ここは三つの場所に分かれる。
一つはここ、参拝所がある境内。
二つ目は本尊を収める本堂。
三つ目は裏門だ。(三本の指を立てて)」
伊之助「じゃあここは俺の出番だな! 前は鈴の鬼(鈴幻)に邪魔されたけど、
今回はそうはさせねえ!(二本の刀を土に刺して両手を広げ)
獣の呼吸・漆ノ型 空間識覚!」
〜ギュイーン〜
伊之助「見つけたァ! 本堂の前、女の鬼が二人だ!」
炭治郎「よくやった伊之助! 良し皆行ぐっ
(善逸に羽織りの裾を掴まれ、手元に引き寄せられる)」
善逸「………遠くから、何かが空気を切り裂く音がする(ゴクリ)」
一同「(刀を抜いて周囲を警戒する)」
仁乃「(空気を吸って)うっ!
皆、布か何かで口元を覆って!
毒を含む煙が流れてる!!」
一同「!!(手ぬぐいなどで口元を覆う)」
仁乃「…………四季の呼吸・壱ノ型 春雷!(煙を切り裂くように斬る)
私は鬼の血を持っているから、ある程度耐性はある!
ここは任せて! 絶対に煙を吸い込まないで!」
炭治郎「了解した!」
〜その時、空中に数百本の棘が出現。三人(炭・伊・善)に向かって落下〜
炭治郎「!! 水の呼吸・参ノ型 流流舞い!」
伊之助「獣の呼吸・伍ノ牙 狂い裂き!」
〜二人の見事な斬撃によって棘が斬れ……〜
善逸「(ハッ)二人とも、避けろ!」
伊之助「はあ? 何で……」
善逸「爆発する!!!」
〜バー————ンッ〜
炭治郎・伊之助「(数メートル先へぶっ飛ばされる)ぐっ」
仁乃「炭治郎さん、伊之助さん!!」
〜もう一回 棘が出現〜
仁乃「善逸さん、危ないっ!」
善逸「(うわっめっちゃ来た! やばいここで俺がやらないと二人がっ!
やばいやばいやばい!)ポウッ←(気絶)」
仁乃「善逸……さん? ね、寝てる?
(毒の煙が消え失せたので後ろを見る)」
善逸「(シュー←呼吸音)雷の呼吸・壱ノ型 霹靂一閃・六連!!!
(棘を一瞬にして全部斬る)」
仁乃「凄っ! で、でもまた爆発がっ」
炭治郎「いや、多分この血鬼術は二連撃だ! 一回目は爆発するが二回目は斬ればいい!
善逸が斬った直後、火の匂いがしなかった!」
伊之助「ハッハ! やるじゃねえか紋逸! うっ」
善逸「どうした伊之助」
仁乃「!! また毒の煙がっ! さっき消えたのに……伍ノ型 乱れ紅葉!(煙を斬って)」
伊之助「ゴホ、ゴホッ。大丈夫だ! 俺は余り毒が効かないからなァ!」
炭治郎「仁乃ちゃん分かった! 俺の予測だけど、
この神社にいる二体の鬼は、どちらか片方が術を使うともう片方が使えない!
さっきの毒の攻撃の後で棘が発生し、棘が消えたらまた毒が来た!
だから鬼に近寄れるのは、毒の攻撃の直後、棘の攻撃が来る前の一瞬!」
伊之助「チッ。何なんだよ面倒臭いな!」
仁乃「分かった! 私は毒の方を何とかする!
三人の中で一番足の速い誰かが行って、残りの二人は棘を斬ろう!」
善逸「一番足が速い奴……?」
炭治郎・伊之助「善逸だ!」
善逸「俺!? 何で!?」
伊之助「お前の技の速度がえげつないんだよ!」
炭治郎「雷の呼吸って脚に力をためて爆発させるんだったっけ?」
善逸「そうだけど……何? 脚力がある俺が行けって事?」
仁乃「(煙を切り裂きながら)早い話が、そう言うこと!」
善逸「マジで!?」
仁乃「(!)煙が消えた! 善逸さん、今!」
善逸「うわ、もう諦める余地ないのね! (脚の筋肉に空気を吸い込んで)
(ビューンッ)分かった行く行く行く行く!!」
〜棘出現〜
炭治郎「善逸! 止まるな! 進め!
伊之助、一回目の攻撃は避けるんだ!」
伊之助「分かってるわボケェ!(全部避けて)」
炭治郎「ヒノカミ神楽・炎舞!」
伊之助「獣の呼吸 肆ノ牙 切細裂き!」
善逸「うわ、後ろですっごいおっきな音がしたけど振り返っちゃダメなのねハイハイ!
……………鬼いたよ見つけた! 顔似てるから多分双子の姉妹!
分かったよ頸斬ればいいのね!(剣を振りかざして)」
???「お姉ちゃん鬼狩り! いつものやるよ!」
???「やりなさい瑠名(るな)。私たちの家に侵入する奴らはまとめて殺しなさい」
善逸「…………瞳に、下弦の参って書いてあるんですけど!!」
炭治郎「棘も消えた! 毒もない! 善逸が敵に近づいたからだ! 俺たちも行くぞ!」
伊之助・仁乃「了解!」
※下弦はアニメでは無惨によって(無慈悲に)全員殺されたけど、
この話ではまだ下弦がいるという設定で。
瑠名「血鬼術・囚縛ノ駒人(しゅうばくのこまびと)……」
善逸「っ!? 首元に変な感触が………(そろりそろりと首元を見て)
ギャ————!俺の、胴体が! 胴体がないんだけど————!
血、出てないし痛みも感じないんだけど!(善逸、コロンと地面に転がって)
怖いんだけど! 俺今すっごい怖い姿になってない?」
炭治郎「! 善逸の悲鳴……大丈夫か善逸………え」
伊之助「紋逸—−−−−!ど、どうなってんだ、首だけ……」
仁乃「胴体はあの鬼が持ってる! 血は出ていない……。人間の体の一部分を切断する術?」
瑠名(妹)「葉瑠(はる)お姉ちゃん。これでいい?」
葉瑠(姉)「いいわよ、いつもやっているようになさい」
善逸(首)「(突然)ウガァァァァァァァ!(炭治郎の方へ突進する)」
炭治郎「うわぁ善逸の頸が! 操られてるのか!?
水の呼吸・弐ノ型 水車!(なぎ払って)」
善逸(首)「うっ」
炭治郎「伊之助、仁乃ちゃん! こっちは俺が引き受ける!
二人はあの鬼を!」
仁乃「…………よくも善逸さんを! 四季の呼吸・肆ノ型……」
瑠名「囚縛ノ駒人……(仁乃の右腕を切断する)」
伊之助「花乃——————!」
伊之助「おおおおおおおおっ! 獣の呼吸・捌ノ型 爆裂猛進……」
葉瑠「血鬼術・燐火ノ舞(軽やかに踊って)」
伊之助「(うっ←足元がふらつき、地面に倒れる)」
炭治郎「伊之助————!」
善逸(首)「あがあああああ!(飛び掛かる)」
炭治郎「捌ノ型 滝壺!!
(このままじゃキリがない……仁乃ちゃんは右腕を斬られた!
伊之助は術の効果によって立ち上がれない……。
善逸はこの有様だ……)」
仁乃「血鬼術・暗黒の魔手……!(斬られた右腕を奪い取って)」
瑠名「……取られた…。けどその右腕は暴れまわる……私の支配下……」
仁乃(腕)「(ガタガタと振るえる」」
仁乃「ダメ! やめて、暴れないで私の腕! ダメ!」
炭治郎「(仁乃ちゃんも自分の腕の暴走を抑えるのに精いっぱいだ!)
どうするどうする……」
禰豆子「(箱の中から飛び出して)フーッ フーッ
血鬼術・爆血!」
炭治郎「ダメだ禰豆子! お前の首がっ」
禰豆子「うっ!(両腕を斬り取られる)」
炭治郎「やばい、これはヤバイ!(善逸の首を受け流して)
どうするどうする!!」
???「…………(シュー←呼吸音)」
葉瑠「何この音。呼吸音かしら? 金髪のガキと同じ呼吸法を使っているわね……」
炭治郎「(善逸と? 助っ人か? 雷の呼吸の……)」
瑠名「……関係ない。胴体と泣き別れにしてやる……」
???「…………光の呼吸 壱ノ型 爆光一閃!!!(ビュンッ)」
葉瑠「あんな遠いとこから斬撃が届く訳……(ビシャッ)
き、斬られたっ?」
瑠名「……お姉ちゃんっ」
???「チッ。かすったか」
〜葉瑠と瑠名の動揺により、術の効果がきれる〜
善逸「ど、胴体が戻ったぁ〜〜! 俺、生きてる? 生きてる?」
伊之助「よいっしょ。やっと……起きられたぁ……」
仁乃「(右腕が体に戻る)」
禰豆子「(両腕が体に戻る)」
葉瑠「……よくもやってくれたわね……! お前は誰なの?」
仁乃「誰かが助けてくれた……。誰?(顔を上げて)
! むっくん!?」
???「久しいな胡桃沢。下の階級の奴に助けられ気分はどうだ?
………あと、刻羽(こくば)さんと呼べ!!」
炭治郎「知り合いか?」
仁乃「ま、そんなとこ」
???「俺の名前を教えてやろうか。刻羽睦彦(こくばむつひこ)だ!
俺の同期を傷つけた報いを受けてもらおうか!」
善逸「同期? 仁乃ちゃんの?」
伊之助「………やべぇ。アイツが来たとたん空気が変わった!」
禰豆子「ムームー」
仁乃「むっくんは強いよ!」
睦彦「刻羽さんと、呼べ! 動けるか胡桃沢とその他!」
炭治郎「動ける! あと俺は炭治郎、こっちは禰豆子だ!」
善逸「俺は我妻善逸、そっちは伊之助」
睦彦「分かった。行くぞ! だまって俺についてこいやぁ!」
ネクスト→仁乃の同期・睦彦登場!
力を合わせて下弦の参・葉瑠と瑠名を倒せ!
次回もお楽しみに!
睦彦と伊之助の性格がちょっと被ってますが許してください。
よろしくお願いします。