二次創作小説(紙ほか)

Re: 第12話「コラボ企画☆鬼滅×リゼロ」2 ( No.68 )
日時: 2020/03/04 05:41
名前: むう (ID: j66stzOv)

 続きです。
 他にも、コラボしてほしいものあったら言ってください。
 調べて書きますんで。

【再び、ロズワール邸食堂】
 〜かまぼこ隊一同、縄に縛られて一列に並べさせられる〜

 善逸「………あのさ、普通ここまでしなくても良くない?」
 炭治郎「………仕方ないだろ。相手からすると素性も分からない異邦人なんだから」
 伊之助「チッ。早く縄をほどけ!」
 仁乃「青髪にピンク髪に、銀髪に猫にピエロ?! 何この屋敷、変な人しかいないじゃん」

 スバル「それを言うなら君たちの格好もかなり珍しいよ?
     学ランの上に羽織り着て帯刀っていつの時代の人?
     日本育ちなら俺と一緒だけど文化の違いをピシピシ感じるんだが……」

 炭治郎「いつの時代って、大正時代ですよ。年号知らないんですか?」
 スバル「た、大正!? 大正って随分昔……。何? 
     異世界召喚って意外と国籍とか時代とか豊かなんだなぁ」

 善逸「いせかい……!? 知らん単語がごちゃごちゃ出てくるんだけど!?
    君たち何者なの?」
 仁乃「善逸さん善逸さん。あそこにいる金髪の女の子、鬼と見てる。
    さっき変な術でぶっ飛ばされた」
 炭治郎「そうだ。鬼なら早く首を斬らなければ……」
 伊之助「鬼!? 何で早く言わねえんだ! よし、俺が先に行く!」

 〜伊之助、縄で縛られてることを忘れて派手に転がる〜

 ベアトリス「お前、相当頭がおかしいようなのかしら」
 伊之助「ああん? 何だとテメエ! 鬼の分際で!」
 ベアトリス「ベティーを何だと思っているのかしら。鬼族と一緒にするんじゃないのよ」

 善逸「どゆこと? 鬼じゃないらしいけど」
 炭治郎「さぁ……」
 禰豆子「ムー?(首を傾げて)」

 ロズワール「はーいはぁーい。そこまで。じゃあ、こっちから色々聞かせてもらおうかーねぇ。
       お互い情報交換と行こうじゃーぁないの」
 伊之助「………何だコイツ。気色悪いな」
 仁乃「(小声)コラ。何されるか分かんないんだから」

 ロズワール「それじゃぁまずは自己紹介とーぉいこうか。君たちの名前は?」
 炭治郎「階級・辛 竈門炭治郎です」
 善逸「炭治郎の同期の我妻善逸です……」
 伊之助「嘴平伊之助だァ! 覚えて置け!」
 仁乃「階級・乙 胡桃沢仁乃です」

 ラム「ロズワール邸使用人を務める、ラムよ」
 レム「同じく使用人を務めさせていただいております、レムです」
 スバル「俺は使用人見習いのナツキ・スバル! 天下不滅の無一文!」

 かまぼこ隊一同「(無一文を堂々と言い切るとは…)」
 エミリア「私の名前はエミリア。家名はないの。ただのエミリアよ」
 パック「僕は精霊のパックだよー。よろしくー」
 ベアトリス「ベアトリスなのよ」
 ロズワール「そして私はロズワール邸当主のロズワール・L・メイザースだーよぉ」

 善逸「こんなピエロが屋敷の当主なの!? こんな人で大丈夫?」
 ラム「………ロズワール様を侮辱する奴は許さないわ(ギロリ)」
 炭治郎「ご、ごめんラムちゃん(善逸に無理やり誤らせる)」

 ロズワール「じゃあ一問一答形式でやっていこうかーぁ。君たちは何でここに来たのかーなぁ」
 伊之助「寝室に行ったらボタンが置いてあったから押した」
 炭治郎「そしたらいつの間にかここに……」
 禰豆子「ムームー」

 スバル「ボタン押しただけで即異世界転移ってどういうシステムなのよ」

 ロズワール「じゃあ次。君たちはどういった目的で刀持ち歩いているのかーなぁ?」
 かまぼこ隊一同「鬼を斬るためです(伊:鬼を斬るためだぁ!)」

 レム・ラム「鬼を斬るっ!?」
 ラム「レム、レム。奴らはラムたち一族を滅亡させるために現れた部族集団?」
 レム「姉様、姉様。彼らはレムたち二人を暗殺するために現れた魔女教徒達?」

 炭治郎「何か二人がジロジロとこちらを見てるんだが、おかしいこと言ったかな」
 善逸「何かめちゃくちゃ警戒されてない?もしかするとあの二人も鬼?」
 伊之助「フン。どうだろうと知ったことか! 俺がすぐにでも首を斬ってやる!
    (縄を断ち切って)」
 仁乃「ちょ、ちょっと、ここで技繰り出すの!? まだ早いって!」

 伊之助「邪魔するなボケェ! 猪突ゥ————猛進!(レムラムに向かって突進)」
 炭・善・仁「ちょ、ちょっ!」

 伊之助「獣の呼吸 壱ノ型 穿ち抜き!」
 ラム「フーラ!(風の魔法)」

 〜伊之助、一メートル後ろにぶっ飛ばされる〜

 スバル「おいおい、あいつらひょっとしてヤバい奴?」
 パック「ひょっとしなくてもヤバい奴だね。鬼の頸を斬るらしいから。
     鬼族のレムとラムを狙いに来た刺客ってところかな」
 エミリア「で、でもあの黄色い子に悪意はなかったんでしょ?(善逸の方を見て)」

 炭治郎「伊之助! 早まるな!
     俺たちのいた場所とここでは文明が全然違うんだ!」
 伊之助「でもさっきチビ猫が『鬼族』ってちゃんと言ったぞ」
 善逸「だとしてもここで技出すなよ! 高級な皿とか食器とか割ったらどうするの!?
    弁償金払わされるよ!!」
 仁乃「………そこ?」

 ロズワール「君たちの狙いはラムとレムかーなぁ。だとしたらすぐにでも対処しないとねーぇ」
 善逸「誤解です! さっきはコイツが突っ走っただけ! 俺たち何も狙ってない!」
 スバル「でもさっき、『鬼の頸を斬る』とか言って……」
 炭治郎「俺たちのいる場所では人食い鬼が出るんです。その鬼を倒すのが俺たち鬼殺隊。
     四人とも、鬼を斬るために行動しているんです」

 スバル「人食い鬼—————!?」
 エミリア「レムとラムは人を喰ったりしないわ。私が保証する。だからどうか首を斬らないで」
 炭治郎「あのう、一つ聞きたいんですが、そこの金髪の子は血鬼術が使えるんですか?」
 リゼロキャラ一同「血鬼術!?」
 仁乃「鬼が用いる異能です。さっき、ラムさんが風を発生させる技を使っていましたが…」

 ベアトリス「誤解するなかしら。あれはただの魔法なのよ。
       お前らの用いる言葉全てがこっちの常識に当てはまるとは分からないことを
       見に持って理解するがいいかしら」

 かまぼこ隊一同「まほうって……何だ!?」
 炭治郎「よくわかんないが、こっちの鬼独特のキラキラした術を表す言葉のようだな」
 伊之助「どこが『キラキラふわふわ』だ。爆風にぶっ飛ばされたんだぞ!」
 善逸「でも『まほう』って言い響きでカッコいい感じするよ」
 仁乃「確かに、そかそか。あれは『まほう』っていう術なのかぁ……」

 スバル「こっちとあっちの価値観の違いが凄いな。魔法も知らないとは」
 エミリア「どうやらレムとラムが狙いだったわけじゃなさそうね。すごーく安心した」
 パック「猪の子が二人に向かって言ったのも、勘違いしてたからだね」

 レム「それにしても異国に鬼を狩る集団がいるとは、世界は広いものですね」
 ラム「そうね。人食い鬼だなんて、どの種族の亜種かしら。
    何となく醜い感じはするわね」

 レム「人食い鬼に比べたら、我々は善良な鬼と言っても過言ではないですね姉様」
 ラム「そうね」

 ロズワール「じゃあそう言うことで。ところで、帰る手段は何かあるのかーい?」
 禰豆子「ムームー! (手に持っていたものをロズワールに差し出して」
 炭治郎「それはもしかしてっ帰れるボタン?」
 善逸「流石禰豆子ちゃんっ! もう見つけるなんて!」
 伊之助「早く帰らねぇとしのぶが怒るぞ。あいつすげぇ怖いからな」
 仁乃「そうだね。じゃあおいとましますかー」

 スバル「ちょ、ちょっと待ってくれ。もうちょっとその鬼殺隊の話とか聞きたいっ!
     人食い鬼と戦うなら君たち凄い術とか使えるんでしょ?
     俺、魔法も何も使えない庶民だから。頼むっ」

 かまぼこ隊一同「(顔を見合わせて)」
 炭治郎「じゃあ、もう少しだけ居させてもらってもいいですか。
     俺たちがビシバシ教えますんで!」

 スバル「よっしゃああアドレナリンだばだばでこれはもらった!」
 ラム「バルス。仕事をほったらかして丸一日浪費するつもり?」
 レム「ではこうしましょう。教えてもらう時間は3分。この時間を超えたらお別れです」

 かまぼこ隊一同「短かっ!」
 スバル「おっしゃ。頑張って説明してくれ!」

 第12話 終わり!


 後日譚

 しのぶ「もう皆さん! どこに行ってたんですか! 心配したんですからね」
 善逸「すみませんでしたぁぁぁっ。(元はと言えば伊之助が原因なんだけどな)」
 伊之助「(知らんぷり)」
 仁乃「迷惑かけてすみませんでした」
 すみ「うわぁぁぁぁあん! 良かったですご無事で……」
 なほ・きよ「(涙をぬぐいながら)」
 カナヲ「……コインで表が出てよかった」

 炭治郎「表って何のことだ?」
 カナヲ「………表が出たら生きてる 裏は死んでる……」
 かまぼこ隊一同「勝手に殺すな————!」