二次創作小説(紙ほか)

Re: 第13話「コラボ企画2☆鬼滅×こわいもの係」 ( No.69 )
日時: 2020/03/03 16:57
名前: むう (ID: j66stzOv)

 角川つばさ文庫の「こわいもの係」(知ってるかな?)と「鬼滅」のコラボです。
 妖怪退治するこわいもの係のキャラと鬼退治する鬼滅キャラが出会ったらどうなるか。
 それでは本編どうぞー。

〈こわいもの係:5年1組〉

 友花「………うむむ……ナニコレ?」

  絶対に押すな

 春「友花先輩———!ケーキ持ってきましたよ! ほら佳乃、早く早く!(教室に入る)」
 佳乃「待ってくださいよぉ………。友花先輩、お久しぶりです」
 友花「久しぶり、佳乃ちゃん。お茶会に誘ってくれてありがとね」
 佳乃「いえいえ。また会えて嬉しいです。………? どうかしましたか?」
 友花「いや、ここにね、ボタンがあるんだけど」
 春「絶対に押すな? 誰だろ、こんないたずらしたの」
 佳乃「さぁ? あ、私、皆を呼んで来ますね!(廊下に出て)」

 〜10分後〜

 花ちゃん「うわぁい! はるるーん、ともともー!」
 春「久しぶりー。私、中学に上がったからなかなか会えくてごめんね」
 花ちゃん「だいじょうぶだよぉ」
 友花「そうだね。私ももう中学二年かぁ……来年は受験だねぇ」

 鏡子さん「あら、なあに友花。勉強が心配?」
 ドクパン「おとぼけ友花には勉強は難しいかもねぇ」
 友花「ドクパン!!」
 ドクパン「ごめん……。そんなに怒らないでよ、怒ると怖いんだから……」

 ミアン「はっは! いやぁ皆集まると楽しいねっ!」
 友花・春「ミアン!! 来てたの?」
 ミアン「うん。ついさっき霊組に寄ったところ……。あれ、何だこれ。ボタン?」
 花ちゃん「ねぇなんかかいてあるよ」
 鏡子さん「絶対に押すな……。そう言われると押してみたくなるものよね」
 佳乃「危険ですよ……。いたずらかもしれないし……」

 友花「私は押したい!」
 鏡子さん「………ほら出た。好奇心旺盛なのはいいことだけど」
 春「私も押してみたい気もしないことはないかなぁ……。
   じゃあさ、多数決で押すかどうか決めようよ」

 ミアン「じゃあ皆にこれあげるよ。新しい護符」
 佳乃「え? それ、どうしたの?」
 ミアン「………先生を脅して取り上げて来た」
 友・春・佳「(えぇぇぇぇ)」

 鏡子さん「じゃあ多数決ね。押したい人?」
 友花「はーい」
 ミアン「はーい」
 花ちゃん「はい!」
 春「私も、はい」

 鏡子さん「七人中四人ってことで……決まったわね」
 ミアン「押すってことでいいね? 押すよ?」
 花ちゃん「なにがおこるのかなぁっ!」
 春「ちょっと待って、心の準備が。すーはーすーはー」
 友花「もう春、ビビりすぎ! ねぇ佳乃ちゃん」
 佳乃「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏……」
 友花「佳乃ちゃんっ!?」

 ミアン「じゃあ行くよ、せーのっ」



 〜ボーンッ〜



〈鬼滅:任務の執行に向けて目的地へ移動中〉

 仁乃「善逸さーん遅い!」
 伊之助「お前が速ぇえんだよ神乃!(ダダダダ)」
 仁乃「仁乃です!」
 炭治郎「仁乃ちゃん、何でそんなに速く走れるんだ?
     心拍数は八十を超えてると思うんだが……(タッタッタ)」
 善逸「俺分かったわ……。鬼の血が入ってるから回復するんだろ、体力……」

 鎹鴉「善逸! 遅イ! 走レ!」
 善逸「うるさいよ君! これでも頑張ってる方なのよ!?(ゼーゼー)」
 豆吉「頑張レー頑張レー! フレーフレー善逸—!」
 善逸「応援されると余計に惨めに感じる……」

 炭治郎「あ、やっと善逸が追い付いた」
 伊之助「お前、ヘロヘロじゃねえか」 
 仁乃「軟弱だなぁ……。ちゃんと修行してる?」
 善逸「してますよ!」

 ???「\(゜ロ\)ココハドコ?」
 ???「なんか凄い田舎に来ちゃったみたいだけど……」
 ???「恐らく、空間転移というものじゃないかと……」

 ???「よっしいハカセみたい!」
 ???「流石、佳乃はそっち方面に詳しいわね」
 ???「そうだよぉ。佳乃は『そこだけは』いいんだから」
 ???「どうすっかねぇ。帰る方法とかあるのかな?」

 炭治郎「? なんか向こうに人がいるぞ」
 善逸「見かけない服装だなぁ。都会の人かな」
 伊之助「ちびっこいのもいるぞ?」
 仁乃「何か困ってるみたいだけど……声かけてみようか」

 炭治郎「あのー。こんにちは。どうかしましたか?」
 ???「? あ、あなたはっ?」
 炭治郎「俺は竈門炭治郎です。良かったら相談に乗りますよ」
 善逸「俺、善逸! よろしくね」
 ???「あの………後ろの裸の方は……?」
 伊之助「ああん? 俺は嘴平伊之助だ!」
 ???「イノシシだねっ!」

 ???「何か見た目すっごい怪しいけど、まさか妖怪?」
 仁乃「伊之助さんが妖怪?(笑いををこらえながら)」
 ???「さあどうかしら……。あなたたちは私が見えるの?」
 炭治郎「はい。? どうしてそんなことを聞くんですか?」
 ???「私は鏡子。鏡の精霊なの。霊感がない人にはあまり姿が見えないんだけど…」
 善逸「せいれい??」

 ???「私は豊川友花!」
 ???「高田春でーす」
 ???「り、梨埼佳乃です……。よろしくお願いいたします」
 ???「花ちゃんは花ちゃんだよぉ! 仲良くしてね、ね!」
 ???「アタイはドクパンよぉ。よろしくねぇ」
 善逸「が、ガイコツが喋ったァァァァァ!」
 ???「アタシはミアン。よろしく」

 友花「改めて、ここはどこですか?」
 仁乃「東京府だよ」
 佳乃「東京……府?」
 鏡子さん「昔の東京は、そう呼ばれていたのよ。となると現代よりも昔に来たみたいね」
 花ちゃん「むかしっ?」
 春「タイムワープって奴か」
 
 善逸「友花ちゃんたちはどこから来たの?」
 春「M県N市のあさひ小学校から来ました」
 ドクパン「ねぇねえ、炭治郎くんたちはどこへ行こうとしてたのぉ?」
 
 かまぼこ隊一同「(顔を見合わせて)」
 炭治郎「向こうの町に、鬼が出るとの噂があるので、討伐をしに……」
 ミアン「討伐ってその刀で?」
 伊之助「そうだ! 俺の刀は痛いぜェ!」

 友花「何か面白そうっ。それにさ、鬼ってことは私たち『こわいもの係』の出番だよね!」
 春「そうですけど、昔の時代で私たちが活躍しちゃったら影響出ませんかね?」
 佳乃「………大丈夫ですよ。だって、いざとなればミアンちゃんの……」
 鏡子さん「………その手があったわね」
 ミアン「記憶を消すってことかぁ」
 花ちゃん「花ちゃんも行っていい?」
 ドクパン「いいよぉ。一緒に行こうねぇ」

 炭治郎「あれ………何か向こうで『行く』って話が出てるけど……」
 伊之助「はァ? 武器の一つも持ってないような奴らと行動するのは嫌だぜ俺は」
 善逸「………で、でもよぉ。すっごいキラキラした目でこっちを見つめてくるんだけど……」
 仁乃「そんなに期待してくれる相手を放っていくわけにはいかないね……」

 炭治郎「危なくなったら俺たちで守る。それでいいか?」
 善・仁「了解!」
 伊之助「何で俺がアイツらを守らなきゃならねんだ!」
 炭治郎「頼むよ伊之助」

 炭治郎「みんな—。興味あるならついてきていいよ」
 友花「ホントですかっ? やったー」
 春「先輩はしゃぎすぎ……」
 佳乃「願いが叶ってよかったですね」

 伊之助「おい子分ども! ついてこい! 猪突猛進————!(ダダダダ)」
 こわいもの係一同「はっや!追わないと!」


 ネクスト→かまぼこ隊、こわいもの係メンバーと行動開始☆
      次回は戦闘もあるよ♪
      お楽しみに!