二次創作小説(紙ほか)

Re: ポケモン二次作品 レイナ~イッシュ編~ ( No.31 )
日時: 2020/03/07 01:11
名前: ベリー ◆Y1mVUEY/OI (ID: AtgNBmF5)

〜次の日のトウチ家別荘〜
私とヒュウは今トウチ家の別荘に来ていた。そこには、カゲロウさんとトモバのお祖父さんとお祖母さん、マオ、トモバがいた。
カ「2人共、またトウチグループを救ってくれてありがとう!」
ヒ「いえいえ!頭を上げてください!俺達はZの相手しただけで、今回はトモバとマオのお陰です!」
カ「それでも,,,2人共、ありがとう!」
レ「いえいえ!でも、お礼って言って冷凍食品やら服やらギフトカードやらを送って来るのは勘弁してください。家族がいるヒュウはともかく、私は一人暮らしなので処理に難しいんです。冷凍室なんてもうパンパンで,,,」
カ「そうか,,,じゃあ、土地ならどうだ?ポケバしほうだいだぞ。」
レ「もっとやめてください。」
ヒ「そういえば、トモバとマオ、将来の夢決まったんだな。」
ト「ええ?!どうしてそれを,,,」
レ「私達聴力良いし、屋上から丸聞こえだったわよ。」
ト「えーサプライズで言おうと思ったのにー」
ヒ「まっ頑張れよ!次期探偵!」
マ「?!ちょっ、暑苦しい!放せって!」
ヒ「放さなーい。」
ト「良いぞ〜!もっとやれー!」
マ「トモバっ!見てないで助けろ!」
レ「,,,,,,わざと,,,ですよね。」
私はギャーギャー言ってる3人を横目にカゲロウさんに言った。
カ「?何が?」
レ「家族ぐるみでマオに会長を継げと迫ったの、マオ達にこうやって、自分のしたいことに気づかせるためにわざとして
たんですよね。」
カ「どうしてそう思う?」
レ「だって、そんな性格悪い人が集まった会社だったら、とっくの昔に潰れてますよ。」
カ「ハハハ、その通り。どこまで気づいているんだい?」
レ「私達がいる時にプラズマ団に侵入させたとこまでです。」
カ「全部じゃないか。どうして気づいた?」
レ「まず、トウチグループの警備、しかも本社の警備を手薄だったとはいえ、数分で突破できるはずがないですもん。遅くても30分はかかるはずです。それに、私達がトウチグループが襲撃されている所に居合わすなんて偶然、滅多にありませんから。きっと、私達を呼び出して、来るであろう時間に警備を極限に手薄にされた。でも、念のため、裏に大量のSPと警備を用意していたんでしょう。道理であんな大人数のプラズマ団の処理がスムーズだったわけです。多分,,,いや絶対ヒュウも気づいてますよ。」
カ「ッカー!君達には乾杯だ。」
レ「でも、一つ誤算があった。」
カ「?なんだい?」
レ「,,,奉羽の密かな夢、会長になること知らなかったでしょう。」
カ「ああ。まさか奉羽が会長になりたいと思っていたなんて,,,」
レ「それ、カゲロウさん達のせいですよ。」
カ「え?」
レ「自分の夢を押し潰され、引かれたレールを走るように強調され続けた兄をみて、奉羽はいつしか、引かれたレールを走ることが義務だと思い込んでしまっていたんです。『真緒が会長になることは義務なんだ、逆らってはいけないんだ』と奉羽はずっと自分に言い聞かせ、自分を自分で、騙していました。いつもは明るい奉羽ですが、裏では自分を騙し続けていたんです。それは次第に重症化していき、もうすぐで自殺する勢いでした。」
カ「えっ。」
レ「フォロー大変だったんですよ?何回も『敷かれたレールを走る義務はない』って言い聞かせていたんですから。」
カ「それ、奉羽が言ってたよ。」
レ「はい。心に響いてくれたんでしょうね。」
カ「俺もまだまだだなー。作戦を暴かれて、誤算を指摘されて。しかも小2に見える小4に。」
レ「なんで皮肉を入り混ぜてるんですか。それに、私こう見えてもIQ300ですから。」
カ「そうだったね。レイナ君、今回は本当にありがとう。お陰で助かったよ。」
レ「自分で撒いた種のクセに。」
カ「確かにwww。君と話していると、大人としゃべっている感覚がするよ。不思議だなぁー。見た目は完全小2なのに。」
レ「ハハハ、なんか言いましたぁ〜?」
カ「いいや、何も。」
レカ「アハハハハ。」
ト「不思議だわ。2人はあんな笑っているのに、睨み合っている感じ,,,雰囲気がする,,,」
マ「奇遇だな。俺もだ。」
ヒ「あの2人、何話してたんだろうな。」
マト「さあ?」