二次創作小説(紙ほか)
- Re: ポケモン二次作品 レイナ~イッシュ編~ ( No.63 )
- 日時: 2020/04/06 01:02
- 名前: ベリー ◆Y1mVUEY/OI (ID: YzSzOpCz)
- プロフ: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=12723
〜レイナ〜
私は今、近くの山へ来ている。ここは風が涼しく、考え事にうってつけだ。
レ「さぁーてと、どうしよう。」
原っぱにレイナは大の字になり、イーブイと空を見上げた。
イ「ブイ(いつ言うつもり?)」
レ「さぁ、どうしよう。」
吸い込まれそうな青色をした空をずーと眺め続ける。空は嘘のように綺麗で、私の思考を邪魔してくる。今にでも考え事をやめ、山の奥に走りたくなる。
レ「ホンットーに、、、」
イ「ブイブ?(レイナ)」
レイナは腕を目の上に置くが、横に居るイーブイにはレイナの涙が丸見えだった。
レ「言ったら、ダメなんだよね、あんなことして、人の記憶にっ、残った、らダメ、、、だよね。」
レイナの声はどんどん震えていく。
イ「、、、ブイブブ、、、(、、、ごめん、、、)」
レ「なんで、イーブイっが謝っるのぉ、、、ぐっ、ぇぐっ」
私はそれからずっと泣いていた。別に、泣くほど悲しいことじゃない筈なのに、、、
ヒ「やーぱり、ここにいた。」
上からヒュウの声が聞こえる。
ヒ「?!泣いてる?!」
レ「悪いの?」
ヒ「いや、少しビックリして、、、」
レ「あっそ、で何?」
ヒ「別にーたまたまグーゼん居合わせただけ。」
レ「あーそっ。じゃ、私はもう行くわ。イーブイ、行くよっ」
イ「ブイッ!(でもっ!)」
ヒ「待てよ。」
私はヒュウに腕を捕まれる。結構な力が入っていて抜けない。てか痛いっ!
レ「何っ!」
ヒ「レイナ。」
ヒュウの気迫に少したじろく。
ヒ「ムリ、するなよ!」
レ「へ?」
明るすぎて拍子抜けした。もっと重い言葉が来ると思ってたのに、、、
ヒ「お前さぁ、」
するとヒュウに頭をクシャっとなでられる。
ヒ「人にたよらな過ぎんだよ。もっと頼れ。」
レ「、、、そう。」
ヒ「今のお前は、一人じゃない。」
レ「!!」
一人じゃ、ない?
ヒ「お前のことだから、ここに来る前なんかあったんだろー。もう、問い詰めたりはしねぇ。でも忘れるな。お前は、、、一人じゃあねぇー。レイナは俺らの大切な幼馴染みだ。」
こいつっわざといってんの?!凄い涙がっ!
私はヒュウに見られないように、後ろを向く。
レ「そう、ありがと。じゃっ。」
ヒ「じゃな。」
私はそのまま振り返らずに走った。
イ「ブイブ、ブイ?(レイナ、どう?)」
レ「ええ。決心がついたわ。私もあいつらを大切にしてる。だから、言わない。大切にしてるからこそ、私の問題に巻き込みたくない。」
イ「ブイ。(それがいい)」
レ「さぁっーてと!アイリスちゃんにチャンピオン代理頼まなきゃ!」
そしてわたしは、走ってった。