二次創作小説(紙ほか)
- 第2話「機能回復訓練」(3) ( No.6 )
- 日時: 2020/03/11 07:41
- 名前: むう (ID: Dd/6LLrW)
【大正コソコソ裏話】
「あらぁ、用事が終わって蝶屋敷をのぞいてみたら、しのぶちゃん怒ってるわ。
何かあったのかしら…無一郎くんなんか拗ねてる? 可愛い!」
蜜璃ちゃんが遅れてお手伝いに来ました♪
家事とかを手伝うらしいですよー
〈訓練場 PM3:30〉
〜反射訓練 開始〜
〈仁乃VSアオイ〉
仁乃「よろしくお願いします」
アオイ「こちらこそ」
きよ「反射訓練、初め!」
仁乃「カカカカカカカ(湯のみを素早く抑える)」
アオイ「カカカカカカカ(同じく素早く抑える)」
睦彦「うわ、すげぇ。何が起こってるか全然わからん…」
善逸「仁乃ちゃんの反射速度えげつねぇな。流石、鬼の血を引く者」
伊之助「……それに比べてこっちは…」
〈炭治郎VS義勇〉
炭治郎「カカカカカカカ」
義勇「タタタタタタ」
炭治郎「あ、抜けっ」
義勇「ビシャッ!(薬湯ぶっかけ)」
炭治郎「………」
善逸「やっぱ柱と継子じゃ、全然違うわ…。伊之助、俺トイレ行くわ」
伊之助「お、俺も行くぜ!」
無一郎「何してるの?(二人の腕をつかんで)」
善逸・伊之助「げ……」
〈そのころ仁乃は)
仁乃「タタタタタタ(湯呑みを全部おさえる」
アオイ「手強いですね…。カカカカカカカッあ」
仁乃「抜けた! えいっ(薬湯ぶっかけ)」
アオイ「参りました」
〜仁乃、初日でアオイに勝利〜
かまぼこ隊一同「まじかよぉ」
睦彦「負けていられねぇ! 次は俺が引き受ける!」
〈善逸VS義勇〉
善逸「(うわ、マジかよ。対面しただけでこの威圧感…怖えぇ…)」
義勇「ボー」
しのぶ「はじめ!」
善逸「カッ(抑えられる)カッ(抑えられる)うもう!」
義勇「ビシャッ(薬湯ぶっかけ)」
善逸「開始3秒で負けた…」
〜伊之助も義勇にあっさり敗北〜
〈睦彦VSアオイ〉
なほ「はじめ!」
睦彦「カカカカカカカ」
アオイ「タタタタタタ」
仁乃「わ、すごい。むっくんがアオイさんの動きについていけてる」
睦彦「俺を、なめんじゃねぇぇぇカカカカカカカ」
アオイ「タタタタタタ」
睦彦「抜けた! とりゃああ(まず踊ってから薬湯ぶっかけ)」
アオイ「………」
〈PМ 4:00 訓練終了〉
アオイ「今日は以上です。お疲れ様でした」
かまぼこ隊一同「お疲れ様でした…(ぐったり)」
〜かまぼこ隊一同、寝室へ移動中〜
炭治郎「仁乃ちゃんたちは初日からアオイさんに勝てたんだな。凄いな」
睦彦「まぁな! 俺が初日で負けるはずないからな!(ぜーぜー)」
善逸「息凄いけど大丈夫?」
伊之助「やっぱ無理してんじゃねえか」
睦彦「そ、んなこと……ねぇ(バタンキュー)」
仁乃「む、むっくんが倒れた! 人呼んで人!」
炭治郎「ど、どどどどうしたらいいんだっ」
善逸「とりま、医務室! 医務室行こ!」
〜医務室〜
蜜璃「えーーっと、しのぶ…ちゃん? 中に入れてほしいなぁ」
しのぶ「すみませんが今後、部屋の中には誰も入れない方針です」
蜜璃「えぇぇ? 診察とかはどうするの?」
しのぶ「アオイたちにしてもらう予定です」
蜜璃「うーん。しのぶちゃん……ダメよそれは。こっちはもう大人なんだし…」
しのぶ「だって私は悪くないんですよ? それなのにアイツときたらツンとした顔して。
こっちの気がめいってしまいます」
蜜璃「アイツって、無一郎くん? 何かあったの? 相談とか聞くわよ。同姓なんだし」
しのぶ「………聞いて下さいよ甘露寺さん。実は……(ぐちぐちぐちぐち)」
蜜璃「(うわぁ…こんなに愚痴が多いしのぶちゃん、初めて見るわ…)」
〜トントン〜
炭治郎「し、しのぶさんっ! 睦彦くんが倒れたんです! 診てもらえますか?」
しのぶ「(中から)診ません」
かまぼこ隊一同「えぇえ?」
蜜璃「ごめんね炭治郎くん。しのぶちゃん今、感情の収集が追い付いてないみたいなの」
善逸「まだ引きずってるんですか? 一体何があったんだ…」
しのぶ「診てもらいたいなら、
今すぐにでも無一郎くんを探し出して、私に謝るよう説得なさってください」
伊之助「昆布野郎、しのぶに何したんだよ…らしくねえな」
仁乃「だねぇ……いつもは『なんだっけあの雲…』とか言ってむいくんなのに…」
炭治郎「これがうわさに聞く中二病ってやつか?」
睦彦「………今すっげえ気持ち悪いんだが…」
無一郎「(向こうから歩いてくる)」
かまぼこ隊一同「む、無一郎くんっ!」
無一郎「どうしたの、そんなところで立ち往生して…」
炭治郎「すべては君の決断にかかってるから!」
無一郎「……ごめん、意味が理解できない…」
善逸「実はな、(説明中)」
伊之助「とっとと謝りやがれ! 急にテンション下げられると困るんだよ!」
無一郎「………えぇ…」
仁乃「めっちゃ謝りたくない顔してる…」
無一郎「……だって、僕はあれでも胡蝶さんを心配していたしぃ(タコの口)」
しのぶ「無一郎くん。私の堪忍袋がもう破裂寸前ですが」
かまぼこ隊一同「謝ってください! 睦彦くんの診察がかかってるんで!」
無一郎「わかった……ごめんなちゃい」
蜜璃「……心を込めてない『ごめんなさい』は駄目よ…」
しのぶ「今日は診察を却下します!」
かまぼこ隊一同「責任取れよお前———!」
無一郎「……ごめんなちゃい」
ネクスト→回復訓練、二日目開始☆
次回もお楽しみに!