二次創作小説(紙ほか)
- 第3話「機能回復訓練・後編」(1) ( No.8 )
- 日時: 2020/03/11 19:51
- 名前: むう (ID: Dd/6LLrW)
サクラちゃん、イラストにコメントしたので見てねー!
後編作りました。
睦彦くん大丈夫かな…w
〈蝶屋敷二日目 AM5:00〉
睦彦「う……うぇぇぇ」
炭治郎「ふぁぁぁ…大丈夫か睦彦くん。調子はどうだ?
善逸達は、まだ寝てるな」
睦彦「………吐き気とめまいと身体中の関節の痛みが…」
炭治郎「しのぶさんに診てもらえなかったし、アオイさんも家事で忙しいみたいだったから
診てもらえなかったんだ。ごめんな」
睦彦「この屋敷で一番怪我人の手当てできる人が…『診察しません』とか…ないわぁ…」
炭治郎「気持ちはわかるがちょっと落ち着こう。水あるぞ、飲むか?」
睦彦「の、飲む…(ゴクゴク)」
炭治郎「甘露寺さんに聞いたんだけど、ケンカの原因はしのぶさんの着替えだったようで」
睦彦「(プハァ)……なんで、それで…ケンカになるんだよ意味わかんねぇよ…」
善逸「(パチッ)ああ、なんか殺されたとかウエスト入らないとか、
めちゃくちゃ失礼なこと言ったらしいぜ」
炭治郎「うわっっ、善逸、起きてたのか?」
善逸「俺、寝てても人が何話してるか分かるからな…」
睦彦「だからあの人めっちゃキレてたんだな……。
っていうか柱同士のケンカがそんなんでいいのかよ」
煉獄「良くない!」
炭・善・睦「うわぁぁぁぁ煉獄さん!?」
煉獄「おはよう少年! 今日は生憎雨がザーザー降ってるな!」
善逸「あの…失礼ながら言わせてもらいますが、今めっちゃ晴れてますよ?」
煉獄「何!? それは本当か! なぜ俺は雨だと言ってしまったんだ!
穴があったら入りたい!」
炭治郎「夢でも見てたんじゃないですか?それで、俺らに何か用ですか?」
煉獄「うむ! 全員に話が合って来た! すまないがあとの二人を起こしてくれないか!」
睦彦「胡桃沢! 起きろ…めまいと吐き気に耐えながらも俺は頑張ってるんだぞ…。
起きないと怒るぞコラ…」
仁乃「んーんん。おはよぉ〜。大丈夫むっくん」
睦彦「_(:3」∠)_この体勢が大丈夫に見えるか」
仁乃「あ、また倒れてるっっ! 誰か手伝って!!」
善逸「う、うんっ」
炭治郎「伊之助。朝だぞ。そして毎回思うんだが、君の寝る場所は床ではなくベッドだ。
お腹冷やすぞ! 毛皮もどこ行ったか分からないんだろ?」
伊之助「うーーん。おは…よう」
煉獄「急な用事で済まないな!
皆は既に承知の上だと思うが、現在胡蝶と時透の関係にヒビが入っている!
そこでお前たちには二人が気分転換出来るようにフォローしてくれ!
冨岡も伊黒も甘露寺も協力する!」
伊之助「ああん? あの二人まだ張り合ってんのかよ。
そんなことのために俺たちを使わせんな…ふぁぁ」
煉獄「今朝俺は訓練の打ち合わせのために胡蝶の部屋に行ったが、張り紙があってな!
『とっととくたばれ糞野郎』と書いてあった!!」
炭治郎「そうですか…(涙)」
善逸「マジか…」
伊之助「……やべぇな」
仁乃「あのしのぶさんが…」
睦彦「う、うえぇぇぇ」
炭治郎「じゃあ、アイデアのヒントとして、お二人が好きなこととか教えていただけますか?」
善逸「確かに。好きな歌とか、一緒に歌ってみたらテンション上がるかもな」
仁乃「何でもいいので教えてください」
煉獄「胡蝶は、怪談話が好きらしいぞ。あと時透は折り紙がめちゃくちゃうまい」
かまぼこ隊一同「(怪談と……折り紙)」
炭治郎「怪談話をしろと言うことでしょうか…難しい」
善逸「折り紙なら俺も得意だよ。なんなら俺が時透くん誘って折り紙折ってみるわ」
伊之助「……しのぶにこの前怪談話聞かされたんだが、もうやべぇぜあれは。
終始ニコニコニコニコしながら喋ったからなぁ!」
仁乃「ひいいいいいっ私怖いのムリ!」
睦彦「……だらしねえぞ…くるみ…ざわ…(ゼーゼー)」
煉獄「睦彦少年は今日は休養だな! ということでよろしく頼む!(バタンッ)」
〜かまぼこ隊一同 作戦会議〜
炭治郎「俺は訓練の時にしのぶさんに怪談話を聞かせてあげようと思う。
妹の花子に聞かせたらすっごく怯えてたやつだ(ニヤニヤ)」
伊之助「俺は勝負を挑むぜ! 誰だって勝負する時は気合が入るからなぁ!」
善逸「俺は、無一郎くんと折り紙対決するわ」
仁乃「じゃあ私は、世間話で花でも咲かせようかね」
炭治郎「仁乃ちゃん、おばあさんみたいなこと言うな」
仁乃「何か言った? 炭治郎さん」
炭治郎「じゃあこれで行こう! 睦彦くんの分まで俺らで頑張るんだ!
行くぞ、かまぼこ隊———ファイトォ———!」
かまぼこ隊一同「オー!」
禰豆子「(箱から出てきて)ムームー(ふぁいとぉ!)」
善逸「ねぇずこちゃん————! 起きないから心配したよぉ————!
俺頑張るから見ててね———」
禰豆子「ムームー(おはよう、いのすけ)」
善逸「……気のせいかな。伊之助に向けて禰豆子ちゃんが挨拶した気がする。
伊之助、ちょっとお前を殺したいんだが」
伊之助「物騒なこと言うなボケェェェ!」
〜ギャースカギャースカ〜
〈廊下〉
しのぶ「(イライライライラ)あ……無一郎くん…」
無一郎「あ、胡蝶さん…」
義・煉・伊・蜜「(壁の陰から二人を見守って)どうだ……?」
しのぶ「おはようございます無一郎く…」
無一郎「(ガン無視)」
蜜璃「無一郎く————ん(泣)ど、どど、どうしましょう!」
伊黒「慌てるな甘露寺。胡蝶にばれる」
蜜璃「で、でも今スルーしましたよぉ…」
義勇「……さっき鴉でお館様に事の顛末を伝えたが…」
煉獄「軋轢は深そうだな!」
伊黒「時透、アイツ技で逃げたからな。俺はちゃんと聞いてたぞ、あいつが『漆ノ型 朧』と
いう所をな」
義勇「……ケンカ中の柱VS仲直りさせたい柱の戦いだな」
蜜璃「ひょっとすると、鬼を倒すことより難しいかもしれないわ」
煉獄「気を引き締めていこう!」
四人「(コクリ)」
ネクスト→二日目の訓練☆
かまぼこ隊と柱5人はしのぶと無一郎の仲直り作戦を実行する!
次回もお楽しみに!
- Re: 【鬼滅の刃】短編集続編 六人の軌跡 ( No.9 )
- 日時: 2020/03/11 16:13
- 名前: むう (ID: Dd/6LLrW)
おばみつコンビがまた出て来たよー
しのぶと無一郎のコンビは「むいしの」でいいかなぁ?
ひょっとするとお館様も登場のトンデモナイ話になっちゃうかもしれないけど
応援よろしく!
- 第3話「機能回復訓練・後編」(2) ( No.10 )
- 日時: 2020/03/12 18:04
- 名前: むう (ID: Dd/6LLrW)
続きでーす(^^♪
〈AM 8:30 寝室(柱用)にて〉
【無一郎と折り紙をするため、先手を打つ善逸】
善逸「(トントン←扉ノック)こんにちはー。誰かいますかー」
義勇「……(実行が早いな…まだ朝だぞ)」
善逸「誰かいますかー? いたら返事してください」
義勇「……俺だ。冨岡だ」
善逸「義勇さんっ! おはようございます。時透くんはいますか?」
義勇「いるぞ。俺の隣のベッドで仮眠中だ。あとのみんなは庭で稽古している」
善逸「入ってもいいですか?」
義勇「………まぁ」
〜ガチャリ〜
善逸「うーっわっ! ベッドがらっがらじゃん!」
義勇「………さっき、『あとのみんなは稽古をしている』と言ったぞ俺は」
無一郎「う、う…ん(寝返り)」
善逸「そしてなんか、俺たちが使っているベッドより高級な素材でできてるよ!」
義勇「………静かにしろ。時透が起きる」
善逸「むしろ起きてもらいたいんですよ俺は!
義勇さん、一時間前の秘密会議で俺たちの作戦聞いてましたか?」
義勇「聞いてた……でも忘れた」
善逸「キャラ、被ってません? 時透くんと」
義勇「この際だから言っておくが、時透は寝起きはすごく機嫌悪いぞ。
無理に起こしたりすると…(ぞわっ)」
善逸「そこで言葉切らないで————! 怖いんだけど!!」
無一郎「う……うるさい!(ガバッ)」
善逸「起きたぁぁぁぁぁぁぁぁあ!! ごめんねうるさくて! おはようぅ」
無一郎「………おはよう黄色いタンポポ」
善逸「き、黄色いタンポポ…」
義勇「……俺は忠告したぞ」
無一郎「人の部屋に入って何してるの? 僕今すっごく眠いんだよ分かる?
柱って言うのは警備地域も広いし稽古もしなきゃならないんだよ分かる?
今度おっきい声出したら内臓えぐるからね!!」
善逸「は、はい……(な、内臓えぐる!?)」
〜善逸の理想〜
善逸『俺と折り紙対決しない?』
無一郎『いいよ。別に朝は予定ないし』
善逸「思ってたんと違うんですけどぉ———————(泣)!」
無一郎「うるさいっ!!! とっとと出て行ってよ!」
善逸「ギャ————————(汚い高音)」
無一郎「出て行け! さっさと出て行け!」
善逸「お、お、おおお俺は諦め……ない! 時透くん、俺と折り紙対決しよっ(涙)」
無一郎「お、折り紙……? ……いいよ♪(ニッコリ)」
義勇「…………(テンション変わるの早っ!)」
【一方炭治郎、庭 全集中の呼吸・常中の練習】
炭治郎「(しのぶさんと話をするには、時間を多くとらなければならない。
だからまずは、反射訓練で義勇さんに勝ち、時透くんと話す機会を得ること。
そして鬼ごっこで柱二人に勝つこと!)」
炭治郎「(ヒューヒュー←呼吸音)集中!!」
〜炭治郎の脳裏に、ある人の顔が浮かぶ〜
善逸『ねえどうしよう炭治郎! しのぶさん今日もすっごい怒ってたんだけど!
ニコニコしてたけど、めっちゃ怒ってたんだけど!!』
はがねづか『また折ったな!俺の刀を! 呪ってやるぅぅぅぅ!!!』
しのぶ『今日は診察を却下します(フンッ)』
伊黒『耐えろ。これくらいで泣くようなら甘露寺とは会わせない』
炭治郎「(ぜんっぜん集中できない……)」
カナヲ「た…たんじろう…」
炭治郎「(ダメだダメだ! こんなんではだめだ! はいちょっと静かにしてください!)
すうぅぅぅーはぁぁぁぁー全集中!」
カナヲ「炭……治郎?」
炭治郎「皆が頑張って作戦を練ってるんだ。俺も頑張らないと!」
カナヲ「炭治郎っ!!!!!」
炭治郎「うわぁぁぁぁカナヲ!? どうしたの?」
カナヲ「………(コイン準備) ピィンッ」
〜表が出る〜
カナヲ「そ、相談があって…」
炭治郎「相談?」
カナヲ「わ、私ね。今日の鬼ごっこ、ちょっと手を抜く…仁乃ちゃんに、わざと勝ってもらう」
炭治郎「……それは、しのぶさんのことを想って?」
カナヲ「う、うん。……訓練で手を抜くのは、ダメかもしれないけど…。
師範と霞柱さんの関係がこのまま戻らなくなるのは、もっとダメだから…
ダ、ダメ…かな」
炭治郎「ダメなことないよ! カナヲのそう言う優しいところ、俺は大好きだよ!(真っ直ぐ)」
カナヲ「……え、え、えっと(赤面)」
炭治郎「今回足りなかった分は、また俺たちが怪我した時に頼むよ! 一緒に頑張ろうね!」
カナヲ「……う、うん!」
【伊之助、庭で石を引っ張り上げる自己鍛錬中】
伊之助「ぐぅぅぅぅぅぅ! 勝負にィ……勝たねえと!
しのぶと、昆布頭のためぇぇぇぇぇ!(紐を全力で引っ張って)」
〜岩がちょっとずつ持ち上がっていく〜
【同じく仁乃、庭で走り込み中】
仁乃「ファイトー! 伊之助さんファイトー!(走りながら)
もう少し粘って! あともうちょっとで持ち上がるから!(タッタッタ)」
〜仁乃の今の心拍数 五百〜
伊之助「歌乃! お前やっぱすげぇ奴だぜ! そんな状態で喋れんのがマジすげえ!
俺もやりてぇぇぇ! 猪突猛進!」
〜岩が持ち上がる〜
仁乃「OKー! 持ちあがったよ!」
伊之助「おっしゃああああ! やってやったぜえええ!」
仁乃「『私たちは鍛錬をして少しでも二人と話す時間を作る』! よし、順調順調!」
【しのぶ、無一郎を除く柱 稽古中】
煉獄「いいか! 訓練ではアイツらに勝たしてやるからこそ、稽古はちゃんとやる!」
蜜璃「ブンッブンッ(←打ち込み)ですねぇ! 分かったわ!」
伊黒「チッ。訓練がそんなのでいいのか。………頭痛がしてくる」
煉獄「ここは我慢だ伊黒! 我慢だ!」
伊黒「二回言うな。誰が二回言えと言った。分かったから自分の稽古に慎め」
蜜璃「それにしても冨岡さんは何で稽古に参加しないのかしら?」
煉獄「冨岡には、竈門少年たちとの連絡係を担ってもらってるからな!
だから俺たちと稽古は出来ない!」
伊黒「『俺たち』と稽古はしたくないんじゃないか冨岡は」
蜜璃「えぇ……一人ぼっち、寂しいわ」
伊黒「甘露寺! 打ち込みが止まってるぞ! あともうちょっと姿勢を正しくしろ!」
蜜璃「ふぁ、はいっ!」
ネクスト→二日目反射訓練開始!
次回もお楽しみに!
すみません、『二日目反射訓練開始!』が大分長引ています。
許してください。多分次話で絶対しますので。
- 第3話「機能回復訓練・後編」(3) ( No.11 )
- 日時: 2020/03/12 17:54
- 名前: むう (ID: Dd/6LLrW)
〈PM2:00 二日目反射訓練開始〉
炭治郎「(小声)どうだった善逸。対決の予定は」
善逸「(小声)………色々あったけど……な、なんとか…」
伊之助「(小声)俺はやってやるぜえええ」
仁乃「(小声)頑張ろー」
※もはや訓練の内容変わってる
アオイ「それでは、二日目の機能回復訓練を始めます。お願いいたします!」
カナヲ「ニッコリ」
かまぼこ隊一同「よろしくお願いします!」
し・無を除く柱一同「よろしく頼む」
しのぶ「(イライライライラ)お願いします(ニッコリ)」
無一郎「…………どうも」
しのぶ「(ジーッと無一郎を見て)」
無一郎「(ジーッとしのぶを見て)」
双方「(気まずそうな顔)」
義勇「フンッはなくなったみたいだな…」
アオイ「少しは反省しているようですね(カナヲから事情を聴いている)」
かまぼこ隊一同「ここからだ……」
【反射訓練開始】
〈仁乃VSカナヲ〉
仁乃「よろしくねカナヲ!」
カナヲ「(この勝負で負けなければ…)ニッコリ」
すみ「始め!」
仁乃「カカカカカ(ガチで勝ちに来ている)」
カナヲ「カカカカカカ(負けようとしていることを悟られないようにしている)」
仁乃「(ここで勝つ!)カカカカカカッ」
カナヲ「(負けなければ)タタタタタタ」
炭治郎「(カナヲ、苦戦してるな…)善逸、ファイトだ!」
善逸「う、うんっ、分かった! 炭治郎と伊之助は勝っちゃったからあと俺だけね!
(そっか、義勇さん達がわざと負けようとしていることを二人は知らないんだっけ)
俺、頑張るから————!(ここは、演技!)」
〈善逸VS義勇〉
しのぶ「善逸くん、頑張ってくださいね。それでは、始め!」
善逸「(ヒュー←全集中の呼吸)カカカカカカカカカ」
義勇「(! 常中を使っている)タタタタタ」
伊之助「うぉ—————!開始三秒で負けた紋逸の速度がすげぇぇえ」
善逸「(開始三秒で負けたとか、いらんこと言うな!)カカカカカカ」
義勇「(負けなければ、でも胡蝶たちに悟られないように)タタタタタ」
無一郎「ボー(暇)」
〈再び、仁乃VSカナヲ〉
仁乃「カカカカカカッ」
カナヲ「(ここは一つ外して…)タタタタ」
仁乃「ぬ、抜けたっ! えいっ(薬湯ぶっかけ)」
カナヲ「(冷たい…)ニッコリ」
〜仁乃、カナヲ、作戦成功〜
〈再び、善逸VS義勇〉
炭治郎「(よくやった二人とも!)善逸、頑張れ———!」
伊之助「負けんじゃねぇぞ————!」
善逸「(うっ全集中の呼吸辛い!)タタタタタ」
義勇「カカカカカカッ」
善逸「(お、抜けた! 流石義勇さん上手!)えいっ!(薬湯ぶっかけ)」
義勇「………(疲れた)」
〜炭治郎・伊之助・善逸・義勇 作戦成功〜
無一郎「………次は、僕だね…(←ガチで勝ちに行く人)」
炭治郎「よろしくお願いしますっ!(←ガチで勝ちに行く人)」
【一方仁乃、鬼ごっこ開始】
〈仁乃VSカナヲ〉
仁乃「カナヲの身長は150真ん中、私の方が背は低い…。けど勝つ!
↑(ガチで勝ちに行く人)」
カナヲ「……ニッコリ(←地味に負けに行く人)」
なほ「始め!」
カナヲ「タッタッタッタッタッタ」
仁乃「我流……高速移動術……発動!(ビュンッ)」
カナヲ「(え、え、何それっ!)タっタッタ」
※鬼の血が入っている仁乃の反射速度はえげつない
〜仁乃、あっという間にカナヲの背後に〜
しのぶ「わっ」
カナヲ「(師範が驚いてる…これでいいのかも…)タッタっタッタ」
仁乃「(ビュンッ)タッチ!」
〜仁乃、カナヲ 作戦成功〜
【反射訓練】
〈炭治郎VS無一郎〉
無一郎「やぁ炭治郎。よろしくね(ニッコリ)」
炭治郎「(うわ、勝ちに行くという匂いが凄い…)う、うんっ!」
善逸・伊之助「頑張れ————!」
しのぶ「(チラッ)」
無一郎「(チラッ)ふぅ——————」
しのぶ「始め!」
無一郎「カカカカカカ」
炭治郎「(うわっ速い!)タタタタタタタタ」
善逸「炭治郎! 全集中の呼吸を使え————!」
伊之助「負けんな!」
炭治郎「(そ、そうか!)(ヒュ—←全集中の呼吸)カカカカカカ」
無一郎「(! 速度が上がった……)タタタタタタタタ」
炭治郎「(ここで勝つ! そうすれば多少向こうに焦りが生じる!)カカカカカカ
と、時透くんっ問題です!(カカカカカカ)
下弦の伍にズタズタにされた隊士の名前は……?」
無一郎「え、えー——っと……」
炭治郎「隙あり! えいっ(ビシャッ)」
無一郎「………何だっけあの人……」
善逸・伊之助「(その手があったか———!)」
ネクスト→反射訓練&鬼ごっこに勝利した仁乃はしのぶに作戦実行!
炭治郎たちは無一郎との反射訓練、煉獄・伊黒との鬼ごっこに勝利し、
作戦を実行することが出来るのか?
次回もお楽しみに!
- 第3話「機能回復訓練・後編」(4) ( No.12 )
- 日時: 2020/03/13 17:48
- 名前: むう (ID: Dd/6LLrW)
続きでーす♪
〈訓練場〉
〜仁乃、しのぶに近寄って〜
【仁乃の作戦:しのぶとの世間話】
仁乃「しのぶさーん、しのぶさーん」
しのぶ「? どうかされましたか?」
仁乃「あの、訓練が完了した場合ってその後どうすればいいんですか」
しのぶ「自由にしてもらって結構ですよ(ニッコリ)」
仁乃「じゃ、じゃあ、私と何か話しませんか?」
しのぶ「そうですね。できればやりたいところですが、号令をかけなければいけないですし…」
アオイ「私が代わりにしますので、しのぶ様はどうぞゆっくりなさってください」
しのぶ「ありがとうございます」
仁乃「(よっしゃ! ナイス、アオイさんっ)じゃ、じゃあ、相談とか聞いてくださいっ」
しのぶ「ええ、結構ですよ」
煉獄「(お、やるではないか胡桃沢少女!)」
蜜璃「(しのぶちゃん、少しずつ顔色が良くなってるわ! 良かったぁー)」
伊黒「(甘露寺が嬉しそうだ。こんな訓練があってもいいのかもしれない)」
〜仁乃、順調〜
【一方 炭治郎チーム・反射訓練】
〜既に伊之助は無一郎に勝っている〜
善逸VS無一郎
善逸「(その手があったか、ありがとう炭治郎! 問題出せばいいんだな!)
よ、よろしくね時透くんっ。今日の訓練終わったら対決しようねっ」
無一郎「うん、いいよ♪(ニッコリ)」
アオイ「では、反射訓練、始め!」
炭治郎・伊之助「頑張れ———!」
善逸「(スー←全集中の呼吸)カカカカカカ」
無一郎「タタタタタタ(炭治郎に出された問題、答えなんだっけ…)」
善逸「カカカカカカ(ここで勝たねば!)」
無一郎「タタタタタタ(体をバラバラにされた人……?)」
【善逸の作戦:無一郎に問題を出して相手を油断させる】
善逸「と、時透くんっ(カカカカカカ)問題言ってもいい?」
無一郎「タタタタタ 角切りステーキ先輩!!」
炭治郎「(角切りステーキ先輩? 善逸の質問に対しての『いいよ』の間違いだろうか)」
伊之助「(なんか美味そうな名前だな……腹減ってきた)」
善逸「(………角切りステーキ先輩って何?)」
※無一郎は、サイコロステーキ先輩を角切りステーキ先輩と間違えてしまったみたいです
無一郎「タタタタタ いいよ、問題、(タタタタタ)言っても」
善逸「(さっきのは何だったんだ…?)カカカカカカ
じゃあ言うね、君が今、会うのもすっごく億劫に思ってる人は?」
無一郎「(! 答えたくない)タタタタタ ………何だっけあの人…」
善逸「(あれ、手が止まってない……)ヒント出そうか? タタタタタ」
無一郎「タタタタタ 分かんない…パスで…カカカカカカ」
炭治郎「(小声)時透くん、全然動じないな、伊之助」
伊之助「(小声)本当は分かってんじゃねぇのか」
善逸「………カカカカカカ じゃあ第二問ね。タタタタタ
名前に『蝶』という漢字がつく人って誰でしょうか?カカカカカカ」
無一郎「(なんか……攻めてきてる?)タタタタタ 何だっけあの人……」
善逸「……(これでもダメか? 全集中の呼吸ずっとしてるけどな…)カカカ」
無一郎「(胡蝶さんだよね……胡蝶さんしかいないよね……。)タタタタタ
(でもひっかけクイズで胡蝶さんのお姉さんかもしれないし……)タタタタタ
ひ、ヒントほしいな」
炭治郎「(なるほど。しのぶさんの問題を出して、意識させる作戦だな…やるなぁ)」
伊之助「(冴えてるぜ!)」
善逸「カカカカカ ヒント1 名前はひらがな三文字 タタタタタ」
無一郎「(………胡蝶さんじゃん…)ひ、ひらがな……カカカ」
善逸「……まだ分かんない? タタタタ」
無一郎「……うん タタタタ」
善逸「……俺さ、早く折り紙折りたいんだ。カカカカカカ 早く答えてほしいなぁ」
無一郎「(確かに僕も折り紙したいけど……どうしよう…)タタ」
善逸「抜けたっ(バッ)」
無一郎「(!)タン(抑える)」
炭治郎・伊之助「(くそ———! 惜しかった!!)」
善逸「タタタタ ねぇ、まだか? タタタタタ ヒントいる?」
無一郎「う、うん タタタタタ」
善逸「その人はね、時透くんと、仲直りしたいと思ってる人だよ タタタタタ」
無一郎「(……どうしよう……言った方がいいのかな……どうしよう)」
善逸「抜けた! えいっ!」
無一郎「胡蝶さんごめんなさい!」
炭治郎「(え?)」
伊之助「(お?)」
善逸「(あ)」
しのぶ「(………!)」
煉獄「(と、と、時透が謝った!)」
伊黒「(やっとか。何時間使わせるんだ。チッ)
義勇「(………ふぅ)」
蜜璃「(うわああぁ!! 凄いわ凄いわ!)」
無一郎「胡蝶さんごめんなさい! ごめんなさいっ……ごめんなさいっ…」
しのぶ「………」
仁乃「(善逸さん凄い……! 凄いよぉ……!)」
無一郎「すみませんでしたっ……酷いこと言ってすみませんっ……っ」
しのぶ「(無一郎を抱きしめて)もういいですよ。ちゃんと伝わりました。ありがとうね」
無一郎「本当っに……ごめんなさい……うわぁぁぁぁぁ」
煉獄「何でだろうなぁ! 両目から熱いものが流れてるんだが!」
伊黒「………涙だな」
蜜璃「うわぁぁぁ! 良かったぁ! 良かったですぅ!」
義勇「………よかった…」
炭治郎「よ、よかったぁぁぁぁぁぁ(もらい泣き)」
善逸「うわぁぁぁぁぁん、何でだろう、俺にまで涙が感染してっ(隣を見て)
お、お前もか、伊之助」
伊之助「(ぽろぽろぽろぽろ)俺は、泣いて……ねぇ!(ボカッ)」
善逸「何で殴る!」
仁乃「良かったぁ! 良かった……。むっくん、私たちちゃんとできたよー」
アオイ「良かったです。本当に」
カナヲ「ニッコリ」
しのぶ「お手数をおかけして、申しわけありませんでした。皆さんありがとうございます」
無一郎「………僕のせいですみませんでした。ありがとう」
煉獄「よし! じゃあこの後はいつも通り、本気で練習な!」
かまぼこ隊一同「はい!?」
〜ダダダダダダダダダ〜
睦彦「なんか、具合よくなって見に来てみたら! 俺抜きでハッピーエンドだと!?
嘘だろ! こんなに皆泣いてんのに俺だけ泣けないの何かすっげえカッコ悪い!」
無一郎「あはははははは」
しのぶ「(プッ)」
アオイ「では、今日は特別に、このへんで終了にして、おいしいお菓子でも作りましょうか」
善逸「やったぁ! アオイさんが作るお菓子めっちゃうまいもん!」
アオイ「その代わり、明日からの訓練はしっかりやってもらいますので」
かまぼこ隊一同「はい!」
機能回復訓練、終わり!
良かったよぉ! ハッピーエンドを書けて良かったぁ…。
ネクスト→伊之助の誕生日が間近に迫り、訓練を終えた皆はサプライズの作戦を練る!
仲直りをして絶好調のしのぶと無一郎も大活躍します♪
次回もお楽しみに!