二次創作小説(紙ほか)

第27話「それぞれの対策」(4) ( No.116 )
日時: 2020/11/23 08:53
名前: むう (ID: mkn9uRs/)

 
 更新遅くなってすみません。
 続きです!

 〈睦彦サイド〉

 睦彦「ふぅ。やっとこの邪魔な念話も直ったし、ここから本気出してくぜ!」
 光(頑張れー)

 睦彦「(その場で屈伸運動)じゃ、睦彦、行きまーす!!ビュンッッ」
 光(うお、お前足速いなっ。今オレの真横通ったろ)

 睦彦「はぁ。知らねーよ(ダダダダッ)板発見、YES俺の出番。どっちで行こっかな」
 光(あ、そうそう。お前呼吸二つ使えるって聞いたけど)

 睦彦「おう光。その通りだ、何せ俺は光を司るモノ」
 光(お前、中二病キャラだったっけ)
 睦彦「よし、行くぜ。(ビュンッ←宙に浮いて)光の呼吸—」
 光(待った!)

 睦彦「は? ちょ、待てよ、今ここで待ったなんて言われても、俺、落ちるぞ」
 光(宵宮がさ、)


 有為『睦彦くんは光の呼吸と雷の呼吸、両方使えますので板の配置とかも工夫してますが、
    卵焼きも作れなかった鳥の脳みそ以下の人間の脳でそこまで考えれるでしょうか』


 光(って言ってて)
 睦彦「………ああん?((# ゜Д゜)」
 光(これまでの付き合いで把握してると思うけど、あれでもお前のことを想っての発言で)
 睦彦「………さっきなんて言った?」

 光(ムカつくと思うけど彼女なりの思いやりというやつで)
 睦彦「俺の脳みそが、鳥以下だと?」
 光(い———から話聞けっっっ!!!)

 睦彦「(スタッ←地面に降り立つ)許さねえぜ宵宮。俺は確かに不器用だがな!
    ……そこまで言うならやってやるよ。配置とかもちゃんと考えてやらぁ。
    睦彦様を、なめんじゃねええええええっっ!(ダンッ)」

 光(話聞けって言ってるだろうがこのカッコつけ野郎———!!!)
 睦彦「うるせえ! お前は割れた板の数でも数えとけ」
 光(言っておくが数えてあげてるのはこっちだからな)

 睦彦「いいか、今から俺が繰り出すのは光の呼吸の新技で、俺の自信作—」
 光(いーからさっさとやれっっ!!!)

 ※キャラの設定上、なかなか技を繰り出さない睦彦

 睦彦「行くぜ、ちゃんと見てろよっ。光の呼吸・玖ノ型 閃光爆裂(ブンッッ)」
 光(ひ、一振りだけで15枚は斬ってる…っ。お前技だけはいい!)
 睦彦「技だけはいいと聞こえたが」
 光(全部いいっ。仁乃ちゃんの話持ちかけられると赤面するとこもいいっ)

 睦彦「お、おま、何を言いやがるっ。絶対胡桃沢には言うなよ!!」
 光(そういやお前今日せかせかしてたろ。夜に仁乃ちゃん帰ってくるのが待ちきれなくて)
 睦彦「………おい、これ以上俺を怒らせるな……」


 桜「ケンカ中失礼するわ。あの子がここに来てなかったかしら」
 光「(茂みから飛び出して)うわあっ、あ、あんたはっ」

 桜「七峰桜よ。ここにあの子はいる?」
 光「あの子って誰すか」
 桜「『つ』と『か』と『さ』がつく子よ。七番(花子)に会いに行くとか言ってたわ」
 
 光「花子に? なら善逸のとこにいると思います。ここから一メートル先に多分」
 桜「分かったわ。ありがとう」

 光「で、一つ聞きたいんだが何でこんなところにあんたたちが?」
 桜「白髪の女の子が召喚したんですって」
 光「アイツ…」

 光「とりあえず善逸に連絡取ります。ちょっと待っててくれますか」
 桜「ええ」

 光「善逸、いる?」
 善逸(うわ、光? 何だよビビらせんなよ、俺やっと下山するとこでさぁ)
 光「そっちに、和装した花子に似た奴が来なかったか?」
 善逸(………つかさって奴のこと言ってるなら、花子を今ちょうど抱き殺そうとしてる)
 桜「それは大変だわ」
 

 睦彦「………抱き殺すぅ!?」
 花子(……あ、俺は、ぐえっ、だ、大丈夫…)
 桜「それが大丈夫な状態と言えるのかしら」
 善逸(ねえ、花子とつかさって何、双子? )

 桜・光「想像にお任せする(わ)」

 ※ネタバレになるので。

 花子(つかさは…敵…みたいなもん…ぐええっ。俺に会えたことが嬉しいみたいでさ)
 つかさ(あまね ーーーッ)
 桜「そこにいるの、七番を絞め殺すのはよしなさい」
 つかさ(はーい)

 睦彦「………花子、生きろ———!」
 

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 〈仁乃サイド〉

 【診療所に向かっている最中 チャレンジ☆かまぼこ板を割りまくれ! 開始前】

 
 仁乃「えーーと、ここを曲がって、この通りで愈史郎くんと待ち合わせ、だったよね」

 〜キョロキョロ〜

 仁乃「誰も、いないんだけど…ん、ひゃっ(手を見えない誰かに捕まれる)」
 愈史郎「デカい声出すな。目をつけて透明化してただけだ」
 仁乃「び、びっくりしたぁ…」
 愈史郎「珠世様の診療所が狙われるのを防ぐためだ。お前にも目をつけるぞ(バンッ)」

 仁乃「痛っ。力任せに目の紙をおでこに押し付けるのやめて」
 愈史郎「フン。ちゃんと手を握れ。離れ離れになるぞ」
 仁乃「う、うん…(ぎゅっ)」

 〜二人、握手したまま診療所へと進む〜

 仁乃「今の私たちの姿は他の人には見えないんだよね」
 愈史郎「そうだ。デカい声出すなよアバズレ」
 仁乃「うんっ。て、え、あ、アバズレ? アバズレって…私の事?」

 愈史郎「他に誰がいる」
 仁乃「(信じられないっ。なんてこと言うのこの子)そ、そんな乱暴な言葉使わないほうが」
 愈史郎「球世様の方が何倍も美しい。それくらいお前でもわかるだろ」
 仁乃「ま、まあ珠世さんは美人だし、私の方が劣ってるし、で、でもっ」
 
 愈史郎「あ、お前、この前カッコつけたがりの刻羽ってやつにチョコもらったんだって?」
 仁乃「ふぁ?/// ま、まぁ…そう、だよ。それがどうしたの」
 愈史郎「お前はあげないのか」

 仁乃「…ま、まさかぁー。ただの仲良しな同期だし…」
 愈史郎「一説によると両想い説も出ているらしいな。アバズレのくせに」
 仁乃「ハ、そんなわけないしアバズレって言うのやめて」

 〜ギャースカ言っているうちに診療所前に〜

 愈史郎「ついたぞ。さっさと入れ」
 仁乃「……おじゃましまーす」


 ネクスト→珠世さんの診療所でのお話です。
      次回もお楽しみに!