二次創作小説(紙ほか)
- 第28話「それぞれの対策・後編」 ( No.118 )
- 日時: 2020/04/29 09:22
- 名前: むう (ID: 9Yth0wr6)
〈診療所・診察室〉
仁乃「おじゃましまーす(ガチャ)」
珠世「いらっしゃいませ。遠いところからわざわざごめんなさいね」
仁乃「いえいえ。私自身の問題だし」
愈史郎「珠世様と楽しそうに話すな無礼者っ(ボカッ)」
珠世「愈史郎! 人を殴ったらいけません!」
愈史郎「珠世様、こんな人間のアバズレなんか追い払いましょう」
珠世「……愈史郎?」
愈史郎「冗談です!」
仁乃「………血鬼術……爆黒炎……」
愈史郎「わーごめんなさーい(棒)」
しのぶ「あら、仁乃さん来てたんですか(奥から顔を出す)」
仁乃「しのぶさん? 何でここに」
玄弥「薬の合同研究だってさ」
仁乃「玄弥くん??」
しのぶ「はい、薬に詳しい者同士、知恵を寄せ合ってるんですよ」
仁乃「さすが〜」
しのぶ「ただ、ちょっと疲れまして…ここうるさいし(ボソッ)」
珠世「……気を悪くさせてしまいすみません」
しのぶ「いいえ、結構です。私が怒るべき相手は作者なんですから。
病院にうるさい人を登場させないでいただきたいものです」
※うるさい人→累・愈史郎・玄弥
累「……玄弥はたまたま街を歩いてて暇そうだったから、無理やり連れて来た」
仁乃「無理やり連れて来たって…(チラッ)」
玄弥「暇そうで悪かったな」
珠世「まぁ細かい所は置いといて、仁乃さんの血液を調べるので採血しましょうね」
仁乃「うっ。血は苦手なんですよ…」
累「職業柄、何回も血を見る場面はあったと思うけど」
仁乃「我慢してたの! 階級高いのに『キャー血だ—ムリー』とか言ってたらカッコ悪いでしょ」
玄弥「一理あるな」
仁乃「(近くのイスに座り、テーブルの上に右手を出す)痛くしないで下さいね」
珠世「ええ。……ふふッ」
愈史郎「ビクッ」
仁乃「ふふ、って何ですか怖い!」
累「では腕縛るね。ビュンッ(糸を仁乃の腕に巻き付ける)」
しのぶ「……なるほど。累くんの血鬼術をうまく活用しておられるんですね」
仁乃「しのぶさん、関心してないで見て下さい私の腕を」
〜仁乃の腕、累の糸によってちぎれそう(←怖い)〜
玄弥「うわ、お前強く締めすぎっ。しかも血鬼術使うなっ。腕ちぎれそうっ」
仁乃「大丈夫。すぐに回復するから…私、半分鬼だし」
しのぶ「…累くん。余計なことしないでください」
珠世「普通の糸で縛りますね。では、(スチャッ)」
仁乃「ギャ———ッ きた、来た来た注射がっ」
珠世「累くん、仁乃さん机に縛っといてください」
累「(‾▽‾)ゞラジャ」
仁乃「なにその最強タッグっ(机に縛られる)」
珠世「更に…血鬼術…白日の魔香」
しのぶ「…あはっ。ダイジョブダイジョブ〜」
玄弥「おい蟲柱が術食らったぞ、おい—」
仁乃「(がくっ)う、うーんむっくんちゅき…///」
一同「!!」
累「今の聞いた? あの子鬼だから脳の機能低下してる」
愈史郎「聞き逃すわけないだろうが。ち、アバズレのくせして」
しのぶ「あはっ。青春ってSU・GО・I」
※誰か助けて下さい、医療が危ないです。
次回もお楽しみに!
- 第28話「それぞれの対策・後編」(2) ( No.119 )
- 日時: 2021/01/17 08:53
- 名前: むう (ID: mkn9uRs/)
……キャラ崩壊増えて来てないか?((自分で書いたでしょ
〈ドタバタハチャメチャフンギャ—な採血が終わり〉
【夕方】
仁乃「………なんか数時間前の記憶が飛んでる」
しのぶ「私もです。何ででしょうか…」
珠世「(気まずそうな顔)」
愈史郎「(必死の無表情)」
累「(しれっとしてる)」
玄弥「(気の毒そうな顔)」
仁乃「…あなたたち、何かやったでしょ。正直に言ってみな?(ゴゴゴゴゴゴゴ)」
しのぶ「あら、昔の仁乃さんの性格が今ここで」
※会話文短編集で登場し始めの仁乃はちょっと不良っぽいところがありまふ。
珠世「な、なにもしてありおりません」
しのぶ「珠世さん。嘘はいけませんよ(ニコッ)」
玄弥「正確に言えばこの人(珠世)の血鬼術くらった、ってとこだな」
珠世「げ、玄弥さん余計なこと言わないでください」
愈史郎「動揺して口調が乱れる珠世様も素敵です!」
仁乃「医療従事者がそんなことしていいんですか?」
珠世「あ、そうそう。肝心の採決の結果ですけど」
一同「話そらした…」
しのぶ「仁乃さんの血液をもとに、『人間でも血鬼術が使えるようになる薬』が完成しました」
玄弥「マジで? …俺、呼吸使えないけどそれ飲んだら強くなれるのかっ?」
累「まだ試作品だから、どういう効果があるのかは分からないけど…」
仁乃「でも、この薬を飲むことで多少でも強くなれるなら六新鬼月にも勝てるっ」
愈史郎「フン。そこまで甘くないだろう、この世界は」
仁乃「クライマックス間近なところで死亡フラグ立てるのやめてぇぇ!!」
珠世「ではこの薬は、『チョウジンニナール』という名前にしましょう」
一同「そのまんま!!」
しのぶ「仁乃さん、これが薬が入った紙袋になります。
炭治郎くんたちに説明お願いしますね」
仁乃「はい。(時計チェック)あ、もうこんな時間だ」
玄弥「うわ、もう夜の七時か。早く戻んないと」
仁乃「私も有為ちゃんに叱られる…そろそろおいとましますね」
珠世「こちらでもいろいろと対策はしておきますので、何かあったらお手紙下さいね」
仁乃「はいっ。しのぶさん、柱の皆さんによろしくと伝えて下さい」
しのぶ「了解しました。共に頑張りましょう」
愈史郎「フン。おい胡桃沢」
仁乃「(入り口の扉を開けようとしたところで振り返る)え、今、ちゃんと名前で…」
愈史郎「……刻羽が言う通り、お前は美人だよ」
〜番外編第参話 チョコレートの話で料理している時〜
愈史郎『おい。お前の同期ってけっこう醜女(しこめ)だな』
睦彦『はぁ? 胡桃沢はお前が思っているほど醜女じゃないだろ』
愈史郎「からかってそう言ったけどアイツが真顔で返すものだからムカついた。じゃあな」
仁乃「……ありがとう。またね!」
累「炭治郎たちによろしく」
仁乃「うん、じゃ、失礼しました!!(バタンッ)」
〈外〉
仁乃「ありがとうむっくん! 嬉しい」
???「……鬼狩りの少女1名を発見。意外とあっさりいくねぇ。ねえ燐月さん?」
ネクスト→次話は、六新鬼月目線のお話になります!無惨もとうとう出てきます。
次回もお楽しみに!