二次創作小説(紙ほか)

第35話「お魚になります!」 ( No.150 )
日時: 2020/05/13 17:15
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 第35話は寧々ちゃんがお魚になっちゃう(?)
 では本編どうぞー。


 【珠世さんの診療所】


 珠世「はい、珠世です。あ、アオイさんですか。ご無沙汰しております」
 アオイ『こちらこそ。しのぶ様から怪我人の手当てをするように言われて』
 珠世「なるほど。ではアオイさんも現場に向かわれるんですか?」
 アオイ『ええ。これから向かうつもりですがそちらは?』
 珠世「はい、そのつもりです」



 〈別室〉


 桜「それにしても凄かったわね七番のチート能力」
 寧々「はい! あんな凄い噂を流しちゃうなんて、さすが七峰先輩!」
 桜「たまたまよ。たまたま、いいのを思いついてとっさに流しちゃっただけ」
 夏彦「とっさに流しちゃったあたり、お嬢興奮してたんだね」

 桜「そんなわけないじゃない。ただワクワクしただけなんだから」
 寧々「先輩、今自分で『ワクワクした』って言いましたよ」

 桜「それはいいとして」
 寧・夏「話そらした…」


 桜「人魂ごしに通話するより、実際現場に行ってみたほうがいいと思わない?」
 夏彦「ま、そうだけど、痛いのはゴメンだネ。俺ら健全だし」
 寧々「健全…。わ、私は花子くんに『診療所にいろ』って…」
 
 桜「ここで指くわえて待ってても何も始まらないわ」
 寧々「そ、そうですけど…」
 桜「もしも、向こうの人員が全員けがして、動けなくなったらどうするの」
 寧々「そ、それは…」


 夏彦「早い話が、お嬢は現場に行きたくてたまらないみたいだね☆」
 桜「誰が、そんなことを言ったかしらナッツン」
 夏彦「いわなくたって顔に書いてあるじゃん」
 桜「……んなわけないでしょう」

 花子(ちょっとみんな、来ちゃダメだからね! 人間はすぐ死ぬんだから!)
 
 桜「(スゥーハアー)こんな噂知ってますか? 七不思議七番は便所虫と言います」
 花子(何言ってんのおおお————! もう知らないっ、フンッ)

 ※人魂、連絡が途切れる


 桜「よしっ」
 寧・夏「『よしっ』じゃなーい!」


 
 『はい、はい、じゃあ診療所前で待ち合わせでいいんですね?』
 『はいお願いします。私はしのぶ様と鴉で連絡を取ってみますので』



 桜「珠世さんも行くのだから、私たちも行くのよ」
 夏彦「どんな理屈で…。お嬢、さっきも言ったけど、俺痛いの嫌なんだってば」
 寧々「わ、私も出来れば行きたいですけど、鬼とかいるし…」

 桜「そうよね。私も出来れば無傷でいたいわ。じゃあジャンケンしましょう」
 夏彦「ジャンケンって……めっちゃ運ゲーじゃん」
 寧々「ええ〜…」
 桜「負けた人が偵察に行くのよ。残りの二人は引き続き人魂を通して連絡をとる」


 夏彦「なんでお嬢そんなに行きたいわけ?」
 桜「行きたいなんて言ってないわ。ただ、あの子(つかさ)が心配だからよ」
 夏彦「ほぉー((・∀・)ニヤニヤ」
 桜「勘違いしないで。あの子の戦闘方法から考えて、自由にさせてたらロクな目に合わない」
 
 寧・夏「……確かに」


 桜「だからっ! ジャンケンで公平に決めるのよっ!!」
 寧々「わ、分かりました! 七不思議の助手の名にかけて、ジャンケンします」
 夏彦「全くお嬢は。しっかたないな〜」


 桜「じゃあ行くわよ! …あ、私グー出すから」
 寧・夏「宣言!?」


 桜「最初はグー。じゃんけん、」
 桜・寧・夏「ぽい!」


   桜→チョキ
   夏彦→パー
   寧々→パー


 桜「ということで、二人に行ってもらうわ」
 寧々「先輩自分で行くとか言っておいて何ですかその態度っ」
 夏彦「なんかいっつも俺、お嬢の思い通りなんだけど」

 寧々「(夏彦先輩と行ったらロクな目に合わない)」
 夏彦「(寧々ちゃん、大丈夫。俺が一緒についててあげるからね!)」


 寧々「しょうがないですね。私が行きます!」
 夏彦「寧々ちゃん、俺が一緒に行くからさ」
 寧々「いえ、大丈夫です」
 


 珠世「すみません皆さん、私出かけますね」
 寧々「珠世さん、診療所の前って、確か川がありましたよね?(食い気味)」
 珠世「ええ。それかどうか」
 寧々「綺麗ですかね?」
 珠世「澄んでいるので、上質な水だと思いますけど」


 寧々「なるほどそうですか…ここは腹をくくるしかないわね!」
 桜・夏「寧々ちゃん(八尋さん)、何を…」

 寧々「先輩方、今までありがとうございましたっ。八尋寧々、お魚になりますっ」
 桜・夏「……………………え?」



 【出張編:大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:登場シーンなくてすみませーん!


 錆兎「フン。なんで準レギュラーと言っても過言ではない俺らが今まで登場なかったのか」
 真菰「準レギュラーは言い過ぎだけど、私だって結構人気キャラだと思うの」
 むう「すみませんでしたぁっ(涙)」


 錆兎「おい。責任は取ってくれるんだろうな」
 むう「だからこのコーナーで登場させてあげてるじゃんっ」
 真菰「本編ではどうなのかな? 手鬼だって短編集で出て来たし」
 むう「はい、本編でも、その…」


 錆・真「何?」
 むう「『神の声』としての登場なら、その、考えているんですけど」

 錆兎「俺ら神の声になるのかよ!?」
 真菰「実際死んでるしねーw」

 むう「それで許してくださいっ、お願いしますっ」
 錆兎「まあ義勇に会えるのなら、それでお願いする」
 真菰「錆兎!? え、私神の声はちょっと…」

 錆兎「腹をくくれ! どんな苦しみにも黙って耐えろ!女に生まれたのなら!」
 真菰「セリフ違うよぉ」


 ※正)どんな苦しみにも黙って耐えろ! 男に生まれたのなら!


 一同「次回もこのコーナーをお楽しみに!」



 ネクスト→寧々、お魚になります!w
      次回もお楽しみに!