二次創作小説(紙ほか)
- 第35話「お魚になります!」(2) ( No.153 )
- 日時: 2020/11/23 08:57
- 名前: むう (ID: mkn9uRs/)
〈寧々、偵察に行くことに〉
【川の前】
寧々「水よーし。深さよーし。そして体ふくためのタオルよーし」
夏彦「ね、寧々ちゃん? えっと、つ、つまりその…」
桜「……お魚になるって、本当になるのね」
寧々「はい。仕方ないですよ。七峰先輩、グー出すとか言ってチョキにするし」
桜「戦法というものがあるのよ」
寧々「行きたがってたのに勝っちゃうし」
桜「ちょっとした誤算だったわ」
夏彦「お嬢、素直だね…」
珠世「あら、寧々さん。川の前で何してるんですか?」
アオイ「……寧々さん。水浴は今すべきことではないでしょう」
寧々「違うんです違うんですっ。あ、鬼!」
珠・ア「え?(寧々が指さしたほうを思わず見て)」
寧々「今だ! えいっ(川に飛び込む)」
桜「八尋さんっ」
夏彦「寧々ちゃんっ」
〜ドっボーンッ!〜
珠世「何か大きな音がしましたが、桜さん、そっち大丈夫ですか?」
桜「ああ、はい、まあ。大丈夫です」
アオイ「……本当に大丈夫ですか?」
夏彦「体は、大丈夫です」
【水の中】
寧々(魚)「……苦渋の選択だった…。自らお魚になるなんて」
花子『ヤシロはえら呼吸が恋しいんだね』
炭治郎「『寧々ちゃん、あとで金魚鉢買ってあげるよ!』
寧々(魚)「違うのよ、これはその、その…(コポポポ)」
〜すーい すーい〜
ドジョウ「……おい、みろよあの魚(寧々を見て)」
小魚「? 何だあの魚。ドジョウさん何か知ってるか?」
ドジョウ「あんな変な色の魚は見たことがねえ」
小魚「一応声かけてみるか」
寧々(魚)「……えーっと、どっちに行けばいいのかしら…」
小魚「もしもし、そこのお嬢さん」
寧々(魚)「キャアッ。魚が喋ったぁ!」
小魚「あなたも魚でしょ。何言ってるの」
寧々(魚)「(魚と話できるのは私がお魚だからよね?びっくりした)」
小魚「お嬢さん?」
寧々(魚)「え、ええ、あ、すみません。何の用ですか?」
ドジョウ「別に大したようじゃねえ。珍しい魚もいるんだなと思ってな」
寧々(魚)「は、はあ。あ、一つ聞いてもよろしい?」
小魚「ああ。何だ?」
寧々(魚)「産屋敷邸ってどこか知ってる?」
ド・小「産屋敷邸…? それならここをまっすぐ行けばいい」
寧々(魚)「…あ、ありがとうっ」
ドジョウ「また何か会ったらいつでも言えよ。魚同士頑張ろうぜ」
寧々(魚)「うんっ(きっともうお魚になることはないけど)」
〈一方かまぼこ花子隊side〉
禰豆子「(背負い箱の蓋が開いて)ドサッッ」
炭治郎「禰豆子!」
善逸「ねええええずこちゃああああん!」
禰豆子「ムームー!!」
仁乃「今日は偉くご機嫌だね禰豆子。どうしたの?」
累「……もしかして、僕?」
禰豆子「タタタタッ(駆け出して累に抱き着く)」
累「むぎゅ」
善逸「ね、禰豆子ちゃーーーーん(泣)」
睦彦「残念だったな善逸。行こうぜ」
伊之助「元気出せよ!」
有為「……振られましたね善逸さん。そもそも善逸さんのことを禰豆子さんは何とも思ってない」
善逸「有為ちゃん酷いっ」
無一郎「正論だよ宵宮さん」
善逸「時透くんまでっ」
玄弥「ど、ドン( ゜д゜)マイ」
光「善逸、アメやるわ」
もっけ「アメやる」
花子「(´〜`)モグモグ」
つかさ「あまね何食べてるのー?」
花子「ドーナツ」
つかさ「俺にもちょうだい!」
カナヲ「師範、向こうに水柱さんが…」
しのぶ「そうですね。急ぎましょう」
〜ピチャンッ(水の音)〜
禰豆子「!」
花子「どうした竈門妹」
禰豆子「(近くの川に近寄って)ジー」
寧々(魚)「……禰豆子ちゃんっ。秘密よ、秘密!」
禰豆子「(コクリ)」
善逸「禰豆子ちゃんどうしたー?」
愈史郎「早く行こうぜ」
禰豆子「ムームー!(何で寧々ちゃん魚になってたんだろ…)」
ネクスト→次回、煉獄・義勇・伊黒VS求手名&新羅!
次回もお楽しみに!
※また都合により出張編:大正コソコソ噂話が出来ませんでしたっ。ごめん!